ガチンコ視聴率バトルの顛末

 正月特番も今週いっぱいで終わるが、とりあえず東京に帰ってきたので、やはり深夜以外はテレビをみないモードに戻った。正月特番で一番面白かったのがたけし軍の土佐犬だとかゆう自分をしょうがねぇなあと思う今日この頃。どこかで音声目野ちゃんガチンコビンタ百連発をやるんじゃないかと思っているのでどうしてもテレ朝に注意が注がれる結果となる。畢竟勝てば冠番組というガチンコ視聴率バトルもガチンコでみた。南海キャンディーズしずちゃんがホステスになるのとか、長井秀和のひざかっくんとか、それぞれに面白かった。ホステスの仕掛けでしずちゃんはあっとゆうまにばれたのにメガネをかえた山ちゃんはまったくばれないず「俺の特徴メガネだけか」と落ち込む山ちゃんを「髪型もあるで」と励ましてやりたいものがあった私であったが、面白さではN本Hの女子プロレスへの挑戦かなぁ。刈り技があまりにダイナミック。wこの人はガタイもスゴイし、ソニン眞鍋かをりなどとならんで、プロレスで行けるんじゃないかと思う人だけど、もしかすると日本のファビラス・ムーラになれるかもしれない。ムーラと言えば次の記事にはビビッた。

 WWEのビンス・マクマホン代表が、ベテラン女子レスラーのファビュラス・ムーラとメイ・ヤングに記念マッチを約束した。今年82歳の2人はWWEと契約を更新。同代表はこれからも元気でマットに上がって試合を続けてくれることを願い、2人が100歳になる18年後の2023年に試合を組むことを伝えた。(デーブ・レイブル通信員) 日刊スポーツ(2005年8月15日 09:45)

 ありえねぇ〜。これまでの最高齢はNWAチャンプで、グレート・ガマとも対戦したというスタニラウス・チガエッツ・ズビスコの七十歳とちょっとだったんじゃないかな。ビンスもよくわかんねぇけど妙なツボを突いてくるよなぁ。小畑千代がムーラに勝ったのは、サンダー杉山ビル・ロビンソンに勝ったのより感動だったかもしれない。まあそんなことはどーでもいいけど、根本はなんで名前伏せてるの?
 視聴率バトルの視聴者投票上位は、三位南キャン、二位がなんとねこひろし、一位が青木さやかであった。初司会のしずちゃんは、ふだんとは違うドレスアップで、ちょっぴりママドゥーなヘアスタイル。これがニタニタ笑うわけだが、チョーシこいて言いたい放題。「山ちゃん今年はヘルスがよいやめてな」と不在の山ちゃんいじりまくり。山ちゃんに電話しようと女子アナが言うと「ここぞといわんばかりにしゃべるで」。やまちゃんはたしてしゃべりまくり「しずちゃんが一人で出ていることにはナーバスにならざるを得ない。無断で出やがってドアホ」。しずちゃん「山ちゃん目の奥がいつも笑ってないで」「山ちゃんの家族全員そっくり」。やまちゃんだけではなく、猫ひろしにも総合6位にも「よかったじゃないの。これでも上出来だわ」。今年何やりたいと聞かれ「司会、女優、陶芸、いずれはハリウッド」とぬかしまくりの言いたい放題。しまいには、N本さんを根本根本と呼び、注意されてもやめねぇの。このあとさらに山ちゃんをボコボコにいい、CFでのツマブキくんとの共演をウットリ思いだし、勝ってほしいのは?と聞かれて「ロバート。ねらっているやつがおるねん」。
 M1でドベになって、漫才的には酷評されがちな南海キャンディーズだが、森三中はもりまんや、0930みたいになっちまわないか?と思う遠因はここにあるのではないかなどと思ってみたりもした。しかし、私は山ちゃんのツッコミには、向井秀徳ナンバーガールの最後のほうとか、ZAZEN BOYSなどでやろうとしている、非常に前衛的な間を感じるのである。それはたぶんまだ独り善がりといわれても仕方ないのかもしれないというものなのかもしれないけど、私としては不思議な味わいを楽しいと思うわけで、期待しているのだが、アンタッチャブル=ハイテンションと単純化する壮烈な消耗戦をどう戦い抜くのだろう。