タヌ吉クン

えっと最後のほうにちょっとシモネタあります。イヤな人はこれで読むのをやめましょう。どんな話かは、この次の段落に伏線が施してあります。
 私はパチンコでは元々羽ものが好きで、というよりその前の手動打ちの方が好きであって、指の感触で玉をセンタ下あたりに流す感触が非常に好きだった。電動でも浮かし打ちだとかあるにはあるけど、イマイチ満足感がない。まあそれでも羽ものの場合それなりに、玉を流す楽しみはあるわけだが、今のCRになるとよく乗るかどうかということに過ぎなくなる。確率論的に言うとそれでも十分だろうということになるのかもしれないけど、最近は2000回転しても出ないというサティスティックな台もあるわけで、どう打つかとかまったく関係ない気もする。この前のCR吉本興業なんていうのは、一回転で一万発こえたわけだからね。
 しかし、最近は、というか大ヤマト〜エヴァ以来チャンスボタン付きのものが増えていて、リーチがかかると目の色変えてそれを連打している人がいる。私も実はよく連打する。最近は右手を話して両手でピコピコしている。今度定規でももってくるかとか思ったりするくらいだ。嗚呼、高橋名人みたいに16連発できねぇかみたいな。w アレは効果があるのかしらね。一応単発リーチの10ラウンド超えたあたりから連打すると確率変動に化ける可能性が高まるとか、時短の最後のほうで連打すると時短がきれたあとにふたたび爆走モードになるとか、いろんな伝説がある。機種によってはそうだなどとかいてあるものまである。まあ、以前の鍵穴を叩くといいとか、そんなのよりはましかも知れないよね。おまじないとしては。
 このボタンが付いてから、台をぶったたく奴が減ったのではないか。アレって叩くなら受け皿のところを叩かないといけないんだよね。ガラスやると割れる。前にも言ったが、学生の頃ガラスたたき割って、怖いお兄さんたちに取り囲まれたことあるからね。運が悪いと大変なことになる。しかし、受け皿叩いたとしても、羽ものの場合は激やばですよ。新宿とかなら、あんちゃんがすっ飛んできて、終わらされる。玉は没収。だって、ぶった叩くと、かなりの確率で大当たりになるからね。まだ羽ものが出だした頃、うちの近くのドキュソなホールではハンドル固定して、羽のなか玉が入るとバンバンぶったたいて、「ヤッター」とか大騒ぎだったからね。ゼロタイガーくらいまではそんなカンジだったんじゃないかな。まあ、お竜さんとか、タヌ吉くんが出る頃にはそれは禁止になっていたけどね。タヌ吉クン2ではかなり出させてもらいました。叩かなくても真ん中に玉を持って行ければ、羽でひろう玉が増えるから、まあ勝てるわけだよね。
 最近のCRでは、ボタンなどを使った自己実現系のアクションゲーム仕様が増えているような気がする。方向キーで進路を選ぶCRあずみのようなものもある。もう一声と行きたい。つまり昔、手動のパチンコでセンターをねらった頃の手ごたえのようなものを、バーチャルに再現して欲しいのだ。しかもあまり複雑ではなく。手ごたえのあるように。このへんを今模索しているのが、一つの動向として見える。陰陽師などは、そういう模索のなかで、画期をするような趣向をだし得ているような気もする。ただ、連続しないという苦情も多いようだ。水戸黄門や源さんなどが人気があるのは、爆裂暴走のすごさだろうと思うし。
 タヌ吉クンで思い出したのは、弟の子どものランドセルを買いにいったときの話。電車に乗って行ったんだけど、前に親が二人座り、向かい側に私が座った。対面シートではなく、国電風の窓側にずらっとシートのあるタイプ。黒百合姉妹の曲を聴きながら、私は爆睡した。ちょっと目を覚ますと。親が笑っている。周りの人も笑っているふうだ。またくだらねぇはなしでもしているんだろうと思った。帰って、しばらくして親が憚るように低い声で、「おまえきゃん○○大丈夫か?」と聞く?「バカ言ってンじゃねぇよ。元気そのものだよ」。親「そうじゃなく・・・」とはじめた話に目が点になった。かなり厚手のジーンズを履いていたのだが、フロントシルエットズッガンだったらしいのだ。「おまえ野球選手だったら、カップじゃなくて、大盛り丼くらいじゃないとだめなんじゃないか?しかも、その横に牛乳瓶とヨーグルトの瓶を足して2で割ったようなのがあるし」。
 私「あんたら中国の人のように表現が大げさだよ。ンなわけねぇだろ。ごく控え目なものだよ。なにゆってんだよ。まさかそんな話電車のなかでそんな話してねぇだろうな」。バカ親「いや、その話しまくりだったよ。小林多喜二とか、川からあがった土左衛門の検死とか思い出したとか話してたら大うけだったよ。だけどおまえ気をつけろ。老化してチャック閉め忘れたりしたら犯罪になるからな。ワハハハハ」。まさにこの親にしてこの子ありと痛感したのでありました。しかし親の言うことはあきらかに誇張です。ボクは普通の人です。
 というか、そんな話をしたということ自体ネタかもしれないんですよ。前に書いたと思うけど、卒業式のあとの謝恩会にソフトジーンズを履いていった、フロントシルエットダイナマイトだったことがあるのですね。ンでもって、このときにかぎって謝恩会場でプロカメラマンがゼミ後との写真を撮るサービスがあって、あとで写真が親に送られるということだったのですよ。で私のところにも写真が届いてビックリ。卒業生からメール「なんすか、このパンパンに腫れ上がったものは」。親御さんがみたと思うと、ほんとうに申し訳ない気持ちで一杯でした。その話を聴いて、親の喜んだことこの上ないわけで、これを覚えていてキャディッドネタかましたのかもしれませぬのよ。あーあ。