フリーターブルース

 ミドリカワ書房と言えば、「顔」の「わたし整形手術がしたいの」ばかりが突出しているわけだけど、他のものも非常によいものがある。などと言いながら、一ヶ月以上前に新曲が出たのは知らなかった。「保健室の女」は吉祥寺駅近くのマンションに住んで、井の頭線で通っている先生の話。「わたしはぁ〜保健室の先生」って、和田アキ子かよってかんじだけど、歌詞はしゃれにならない。「学校中の女に嫌われてる」とか、男子だけが保健室に頻繁に来て、電話番号教えてやると、なにか期待して、「電話してくる。妙に低い声で」と笑ってしまうわけです。ハマショーが好きって言うのもどこまで馬路なのかはわかったもんじゃないっす。
 ガキを学校に見送って眠り、ガキが帰るとバトンタッチで仕事にでるおやぢのうたなんかもなかなかフリーターなブルースで、「今日もまた、オレは行く、居酒屋に、働きに、新しい家族が増える」などとシャウトしちゃったりするのである。陽光がまぶしい「朝はバカだ」なんていうのは、ちょっとあてずっぽっぽくはあるけど、なかなかメロデーがいいわけで、萌えてしまったりする。「バカ兄弟」は題名一発で萌えーであるわけだけど、そんななかで、やはり一番(・∀・)イイ!!と思うのは、「ユミコ」である。ユミコが浮気かなんかして、「手をあげたのはまずかった。ユミコはすがって泣いた」。でもってあんちゃんは1人で雨の中を出かけて、ずんずん歩いた。ユミコは黙って「ノコノコついてきた」。俺の目を見た、手を握った。でもって、しがみついて、めんごとあやまった。ここでさ、笑えるのはベンチャーズになるんだよね。ふざけた椰子だ。ほんでもって、あんちゃんはふて寝してユミコに背を向けて考え事。そうしたら、ユミコが強引にあんちゃんを抱きしめる。で気がつくとユミコは黙って横でなにもなかったように寝てるのね。で最後のシャウト「ボクはこのバカな女が好きなんだ」。わははは。ありえねえくらいのぶるーす。なんかライブ聴いてみたい人だなぁと思ったら、全国まわってるのね。しかも、博多のがスゴイ。新譜とともに貼っておく。

12月19日(月) 博多VIVRE HALL
OPEN 18:00/START 18:30 
料金:\1800+1drink代別途 発売中


出演:NIRGILIS/detroit7/ミドリカワ書房
Pコード:900-103
Lコード:未定


お問い合わせ:VIVRE HALL 092-714-2121

同日スターパインズカフェ@吉祥寺で黒百合姉妹のライブもある。しかし、ボクはゼミコンパがある。萎え萎え。どっちもいけない。なんだ、ファクトリージャンかとかおもわないこともないけど、これはやっぱり豪華じゃないでしょうか。