若武者対落武者対決開始

 恒例のさんまちゃんの前口上的なネタはチノパンねた。「大奥も激変」っつーことで、私が背負うなどと権力志向のチノパンがえれぇ勘違いで半端な痛い企画書をだし、しかしさんまちゃんとコラボをねらっていたものの、婚約が決まったとたんピタッと企画書もへったくれもなくなったというネタを紹介するさんまちゃん。三奉行は、港浩一水口昌彦といういつものメンツに椅子に座った椰子がいる。金髪。やべー、原夏美は髪を染めたのか?このクロアユの時代に、などと思っていたら、さんまちゃん「栗原太ってないか?ああ、ちゃうか」とみると、なんか人外の人。シェリル・A・シルバーマンとかゆう人。事業部の部長とかみたいだ。コロンビア大学で人類学を学んだ人。F1の契約とか、レーガン来日の時の番組企画とか、いろんなことをしているらしい。佐々木恭子「さんまさんのファンです」、さんまちゃん「ほんまかいな」、シェリル「ジジツデス」などと言いつつも「すこしノイジーね。ひとりのときは物静かなのにね☆番組でたりすると、ホント少しノイジー」。
 でもって対決は新旧対決、若武者対落武者、若武者は、田中孝明@元国営放送。このあとNHK受信料の話になり、さんまちゃん「俺は振り込みにしている。NHKなくなると困るンや。夜中の三時過ぎにみる番組なくなる。あの時間「生き物紀行」で「ジャッカルの人生」などをみるとなごむんや。などとさんまちゃんの寝ない神話、テレビすみずみまでチェック神話を再確認した。落武者は落武者のなかの落武者=谷口大二。芸人に挫折、不良社員更生施設三宅組、三宅再生工場、また別の名前をゴミ箱という三宅組出身。谷口「ゴミ箱とはいえ、他から来た奴には負けられない」。自分で言っちゃあいけねぇよ。
 さっそく田中のプレゼン。フジのクイズにでたというエピソードを紹介。縁がないと思っていたら、途中入社。いまだになれない。格好を変えてみたけど、もうダメポ。「港さん、なんでボクを採用したの?教えてちょうだい港さん」とシャウトする田中。港さん「結論は早い」。さんまちゃん「強くは否定してない。結論が早いと言うだけ。お前、そんなことない頑張れとかゆわれたかたんやろ。まあしかしここで頑張れ」などと楽しいやりとりがあったあとプレゼン、と思いきや、佐々木とさんまちゃんのトークに田中がついてこれずひともんちゃくあったが、ともかくプレゼン。
 企画「真剣○○しゃべり歯」。さんまちゃん「NHKひきずってんのか、おまえ!」。必死に入れた「歯」も「これ俺やわ」と丁寧に拾ってあげる親切なさんまちゃん。田中「このまえやらせろとゆっていたので、企画してみますた」。しゃべり場について、あの番組イイセンいっているが回せる人がいないと嘆いていたさんまちゃん「これはオンエアは別にしてやってあげよう。NHKでやっていたことを、こうまわすのか!とはじめて気がつくわけやからな。収録せんでもいい。やろう!」とノリノリのさんまちゃん。水口昌彦「ポカーン」。さんまちゃん「企画どうのこうのより、NHKとフジのやり方の違いがはっきりわかる時やないか」。水口クン「勝敗見えちゃいましたか?」。さんまちゃん「踊る御殿とかかぶるんなら、ダメやね」。しかし田中はしぶとい。「空騒ぎはきれいな人、踊るは芸人、これは毎回いろんな人でやる」とボードをみせる。農家から、若手政治家(タイゾーが出たら笑えるけど)、カツラ愛好者、高級官僚など、わけわかめなものがならんでいる。水口クン「踊るや空騒ぎとは違う」。港さん「悩み相談なら差別化できる」。さんまちゃん「素人あかんとゆってたやないか!」。両奉行「それもそう・・・」。シンディさん「面白い。みてみたい。特にタクシー運転手」。さんまちゃん「きれいな上品なえびすさんみたいなひとですね」。
 他方谷口のプレゼン。マシュマロヘッドパーティの功績をたたえつつも、ゴールデン進出ならずで、ギネスをみて考えた企画をプレゼン。「さんまのユニバーサルコメディアン」。「マニアックな人はSUCHとゆう、頭文字をとるとさんまのユニバーサルコメディアン」と強引な対応をさせつつプレゼン。はいいけど、サッチなんていうのね。知らなかった。世界中のお笑い番組を見て、そのコーナーなどを実践し、逆に世界に発信するという企画らしい。きたねぇ紙にきたねぇ字が書いてあるのを、元芸人がお笑いネタのようにめくりまくりながら、プレゼン。世界中の番組をあわてて紹介するも内容は拾ってもらえず、むしろ紙のめくり方のまずさを指摘される。改築の番組とか、マラドーナとペレのトーク番組とか、そんなもの。で、たとえば改築なら、それをひねって「セクシー大工番組」みたいな。「家を建てているのか何をたてているのかわからない」さんまちゃん「そんなネタいらん」。女えびす「他の国のジョークはふつうウケない」。さんまちゃん「そのとおり」。谷口「外国の番組はあくまでフリ」などと言い、谷口どさくさに紛れて、「ユニバーサルにらめっこ、アフレコもしてもらう。逆もやってもらう」ともうなんでもかんでも企画を盛り込みにしてぷれぜん。作田啓一は、日本人的な自意識がはじめて可能にするものがにらめっこであるとゆっていたのだが。「世界のデレクターが撮るさんまさんをみてみたいっすよ」。さんまちゃん「ズレが面白いならいいけどね」。なんかワールドダウンタウンの続編として、ダウンタウンがガイジンと番組批評するみたいなのがあるという話があったよね。ダウンタウンの級友かなんかの人のブログでみたし。とか思っていたら、吹き替えの話も出ていた。この場合はさんまちゃんは、ジル・ベッソンの立ち位置みたいだ。谷口「世界進出への一歩として」。さんまちゃん「岡村に頼まれてない?外国に追放したいのか?この前番組で氏んで欲しいと言われたで」。
 水口クン「かねかかり杉」。さんまちゃん「せやな、無理!」。港さん「バラエティは日本が世界一と思っているので外国番組どうのこうのはちょっと・・・」。女えびす「吹き替えが面白い。さんまさんが吹き替えするんじゃなく、むこうにアフレコ頼むの」。さんまちゃん「そんなボクの声ノイジー?」。谷口最後のあがきで言い訳しまくり。さんあちゃん「言い訳なんて情けないでー」。けっきょく、しゃべり場でまわしてみせるでぇというプロ根性もあり、田中の企画に。さんまちゃん「NHKから来ないから、実際はどんなもんかこれでやってみたかったんや。オファーくれ、大河やらせ!」と大騒ぎ。このあと100人の馬鹿というのをやって私にはもう激烈に面白かったが、何か書く気になったらまたあした以降に。