昨日はガカーイで菊花賞は生でみられるはずもなく、かえってダイジェストで見た。最初はお約束とも言うべき乱れぶり。スタートから序盤はよれよれっつーか、ひっかかりまくり。でもなんか、とても気持ちいいところですいすい走り始め、「もらった！」状態。もう決まったと、馬券捨てた椰子もいるんじゃないかと、バカな友人は言っていたが、さすがにそれはないでしょう。二冠への道程において、武豊と福永祐一ががちな駆け引きをしていたことが武豊ＴＶで紹介されたことは記憶に新しい。歯に衣着せぬズケズケいう言い回し、「ボクディープのファンす」とギャグかました某騎手に「テメー（菊花賞）のってんじゃねぇよ」とメンチきってヤキを入れた語りぶりが記憶に新しい。その祐一の談話。「１頭強いけど、競馬は何が起こるか分からないから勝つ気で乗るだけ。他馬より距離が延びて良さそうだからね」。福永祐一をして「勝つ気で乗る」。気はねぇだろ、気はと言いたいところであるけど、そのくらい「一頭強い」ってことなんだろう。武豊も「負けると思いますかあ？」とか余裕かましていたし。青柳裕一さんの「アドマイヤフジ福永に悔しさのない２着を期待」ということばは、福永祐一の闘志に火をつけただろうけど、なんかすげぇことになっているんだなぁと思った。もっとビックマウスになれば、新人類〜団塊ジュニアのプロレスファンのツボをつくだろうけど、まあその辺はあんまり購買力ないっすかね。
しかし、普通菊花賞のスタンド前であんだけひっかかりぎみで、歯をむき出して、顔横向けたりして (;´Д｀)ハァハァしていたら、まじやべーって思うんじゃないだろうか。それを鞍上武豊がググググィ〜ッと渾身の手綱さばき！！と、もうあなうんさーもまじやべー。思わず「萌えてんぢゃねぇよ」と口走ってしまった。画面を見ると向こう正面でディープが単騎すたこら映像。エエェェェ、ウマなりトップで京都の坂って、そりゃあさ、すごすぎねぇかよとか思ったら、単にそこをウプしていただけ。前にはごちゃまんとウマがおります。んでもって、第四コーナー。アドマイヤジャパンは内側から他馬を大きく引き離している。ディープインパクトとは１０馬身以上は離れていたんじゃないか。普通は、「届くか？」だろうけど、もうアナウンサーはこのへんでキタ━━━( ´∀`)・ω・) ゜Д゜)゜∀゜)・∀・)￣ー￣)´_ゝ`)-_)゜∋゜)´Д｀)゜ー゜)━━━!!!!だもんな。「捕らえました！」とさけぶアナ。そして、「君萌えまくり杉」とつぶやくボク。はたして、お約束のギャロップギャロップで二馬身ぶっちぎり。慣れちゃったからあまり感じなくなっているけど、ほんまにすごいと思います。
人気のすごさは言うまでもなく、単勝支持率が７９・０３％。１００円。笑うしかない。競馬場に足を運んだ人は菊花賞としては過去最高らしい。ただ売り上げはブッチ切りでもなく、やっぱ金がねぇのかね。オグリ再来という期待も高いらしい。だけどさ、こんなパンクな馬に感情移入するリッチ中高年はいるのかね？博打がないと生きていかれないような人たちが、ハイセーコーの馬券を買っていた。今まで競馬場に行かなかった人々が競馬ブームで競馬に逝くようになり、競馬場もかわったとディープ博打好きは萎え萎えになっていた。同じ枠組で考えるだけでブーム再燃かどうかはわからないだろう。しかも、ニートの星ディープインパクトって、しゃれにならんわなぁ。人混みを駆け抜けて、一人で走り去るディープインパクトごっことかが、ストリートでブームになっても、経済効果ねぇぢゃんか。かといって多極化図式ももう古いわけでしょ。ｗ いろいろ検索していて一番ワロタのは次の記事です。くだらねぇ。わははは。
やっぱ武豊ＴＶみたい。メディアへの公式談話ではなく、福永とのガチンコトーク。別に池添謙一が「途中からディープ応援しちゃいますた」とかゆって、福永にヤキ入れられるのがみたいだけではない。それもあるけど、やっぱかけひきや展開へのコメントはあの番組でないと見られない。競馬評論家は、どちらかというとデータ解析が主要な言説になっている。それも面白いし、うまっちも面白いけど、武豊ＴＶの掘り下げ方は他では見られない。是非菊花賞の分析を見たい。でもみられない。オンデマンドで出ているんだろうか？出てたら買いたいね。これから馬路で探す。
