武豊TV再放映

 菊花賞を前にして昨日深夜武豊TVが再放映された。前回は事前情報がなく、最初のところは見られなかったし、また録画もできなかった。今回は新しいビデオテープを買ってきて、録画し、朝早いので寝た。録画したものをゆっくり見る。この前の放映とはちょいと違う。中心はディープインパクト特集。ここは前といっしょ。見栄晴が厩舎に行くみたいなのはない。そのかわりに小倉のすし屋かなんかでの騎手対談。
 前の時はちゃんとみられなかったのだが、福永祐一はめちゃめちゃキツイつっこみしまくっていて笑える。スタートでかぶせられたから仕返しにかぶせてやったよみたいな発言だとか、「ディープインパクト一度のりてぇ〜。調教で(・∀・)イイ!!から」など言いたい放題。菊花賞の話になって、池添謙一が「ディープ(・∀・)イイ!!。もう応援しちゃう。ぼくファンす」みたいなことゆったら、祐一「テメーのってんぢゃねぇよ」とドスきかせてにらみつける。チキン池添「菊花賞乗ることができたら、そりゃあ一生懸命乗るッスよ」。デビル裕一にらみつける。すげぇ。893もビビル迫力。眉毛はなんかマジックで書いたみたいに末広がりの三味線のばちのよう。わははははは。しかし、レースの分析は何度見ても馬路面白い。杉本のドラマトゥルギーもどんぶり崎のスラップスティックもなんにもないけど、位置どり、かけひきなどは、騎手ならではのガチンコトークだし、しかもチキン池添みたいなイエスマンだけではなく、祐一のようなアグレッシブなのがいるから、トークが冴える。
 しかし、小倉競馬の打ち上げとして行われたジョッキー座談会では、まったく様子が異なっていた。前の時は祐一にヤキ入れられまくりでチキンの極み、ジャニーズのできそこないというか、なんつーか、アキバ系ショタオサーン御用達オタク少年のようですらであった池添謙一が、髪あげているし、眉毛もそっちゃったみたいで、ホストっつーか、なんかやばめの若い衆みたいになっちゃっている。Kinki の金田一君のほうみたいな変貌ぶり。w トークもなめらかで、みんなに「今日はしゃべるジャン、口がなめらかジャン」みたいにつっこみ入れられまくっている。出演は他に幸英昭騎手、渡辺薫彦騎手。見栄晴「幸さんかっこいい、新宿の愛みたいですね」。池添、幸に「ほんとうは腹黒い。競馬好きじゃない」「小倉最多騎乗。数だけは乗っていると自慢してます」などとネタかましまくり。武豊が怪我ネタ拾って、「幸はゴルフ好きで競馬そんなに好きじゃない。関心ない。怪我したときも競馬じゃなく、ゴルフできなくなるかなぁとそっちを心配した」みたいなエピソードが紹介されたりして、かなり面白い。渡辺は栗東の居酒屋入り浸り二人で飲んでるとかゆってるの。見栄晴ネプチューンそっくし☆」。福永祐一はかなりキツイみたいで、一同「祐一ヤバスギ。怖すぎるよあいつ。ずけずけゆーしさ」みたいに、鬼の居ぬ間にボコボコに言いカマしている。
 このあと匿名ネタ「私だけが知っている武豊の秘密」。フランスで手を折ったとき看病してパンツまではかせてやったとかバレルに決まっているネタかましているチキンもいたわけだが、幸の靴の臭いネタにはわろたす。「武の靴はいいニオイがした」。一同どんびき。「あんたやばくね?」みたいな。しかし、幸はフェチ男ではなかった。武豊強すぎで、なんか欠点探してやろうかと思い、飲み屋に行ったとき武の靴の臭いかいでやったっつーわけ。臭かったら「あいつ足げきくさだよ」とか悪口いうつもりだったみたいなのね。そしたら、「革のいいニオイがした」。
 まあしかし、けっこう騎手って口の立つ人多いよなぁと感心した。ギャグっぽく話しているけど、渡辺や池添の落馬の話。メモリアル勝利の話。フランス遠征の話。などなど。やはり騎手でなければ言えないようなことがいろいろ語られる。まあしかし、レースの分析も、こんな面白いトークもどこまで普遍性があるかだ。普遍性があれば、この番組がみんなに見られることで競馬は意外なファンをつかむだろう。でもそれは大冒険に違いない。多くの人はギャンブル解いて競馬をやっているのだろうし、ギャンブルだからこそ経営が成り立っているわけだし。。
 CSとかには、もっと面白い番組がゴロゴロしているのだるう。こうなったら番線の情報番組とかやってもらわないとわかんないけど、まあそんなのは番組でやるまでもなく、ネットや雑誌で情報得られるかな・・・。しかし、いろんなチャンネルのシンクロの可能性は、もう少しあるだろうし、そんなこんなの理屈より、コンシェルジェ的な情報を欲しいし、武豊TVみたいなのは見逃さず、録画し忘れずで見たいと思った。