結婚式スピーチ

 本日は卒業生の結婚式に出席してきました。最近は公務が増え、ことわらざるを得ないことも多く、10月、11月のお誘いはいくつかことわらせてもらいました。集中講義(土曜日だけ数コマずつやって行く変則のものです)、学会、特別入試などの公務で、ほとんど土日あいていないのです。申し訳ないのですが、ご海容くださいとしか申せません。本日のお式は半年以上前にお知らせいただいたので、集中講義の日程なども調整することができたわけです。12月にも大学院の卒業生が結婚するのですが、これも2月にはある程度のお知らせをいただいていた次第。まあこういうものは、予定があえばということなのではないでしょうか。本日のお式は、卒業間もない卒業生であったので、出席者も結婚式ははじめてという元ゼミ生もおおく、ウンチク傾けていいところみせてしまいました。が、この椰子らは油断のならぬ学年であったということを忘れていました。知っていて、へぇ〜そうなんですかぁとかゆっていた可能性も大きく、失敗したぁ〜と、ほぞをかむも時おそし。笑ってくれよ。
 スピーチがあたりました。私は緊張しやすいタイプなので、上手くしゃべれないことが多いのです。本日はアントニオ猪木の闘魂鉢巻きをもってゆき、123ダーで〆ようと思っていたのに、鉢巻きを忘れるわ、準備からしてさんざんですた。私がマイクの前に出て行ったら、女子大関係者がなんにもしゃべってないのに笑いやがんの。まあでもこれで、つかみはオッケーみたいなところはあり、やろうと思えば下衆ヤバ夫のものまねで、「いなデス。あたくし、じつはゼミの先生でもなんでもございません。ネタです」などとできたのだが、さすがにすべったら痛すぎるので、「ネタで仕込まれた変な人ではありません、私がいなです」とゆったら、ちょっとだけ笑いがおこりました。まあそんなわけで、ゼミの卒論のエピソードや、お二人で大学に来られたときのことなどを話して、無事終了。
 と言いたいところですが、またやっちゃったぁーーーーーーーー。ふつう、しゃべりはじめると「お座りください」ってやるじゃないですか。あれ緊張しすぎていつも忘れるんですよね。で今日もやっちゃったんですよ。スルーして、しゃべりまくり。途中で気づいたので、「すわりたいですか?」とネタにしようかと思ったけど、もうてんぱっちゃってるし、しょーがねぇから、やけくそでやっちゃいました。新郎新婦はたっていたのかすわっていたのか。あともう一つうちのゼミはファーストネーム、ニックネームは禁止なので、新婦という呼称をいつも用いるのですが、今日は何カ所かことわりもなく旧姓呼びまくりだったかもしれません。
 まあしかしこれでもまともにしゃべれるようになったほうなのですね。最初にスピーチを頼まれたころは、足がガクガク震えて大変なことになったこともありますし、ワイシャツがびしょびしょになるくらい汗をかいたこともあります。絶句しそうになり、水をいただいたこともあります。それに比べれば、だいぶ進歩したと言えるでしょう。
 お式は横浜のパンパシフィックホテルでした。私が今まででたなかでも、きれいで、豪華な会場でした。チャペルも、女子大のチャペルほどではありませんが、それなりのパイプオルガンがあり、聖歌隊もなかなかの陣容でした。牧師さんは、英語圏のネイティブで、なんつーかデビッド・ボウイの若いころみたいな人で、女子大の礼拝などを見慣れていると若いなぁなどとも思いますたが、他会場と比べればなかなかパフォーマンスでした。お料理も食べ応えのある美味しいものでした。