時を虚しくする

 メンチカツを食い、ブログを書いたりしながらも、基本的には仕事をしていた。なかなか筆が進まない。書きたいことがあれこれムクムク増殖する。まるで修論や卒論を執筆していたときのような悪食の想像力が増殖している感じ。このようなムクムク状態を制御できるかどうかで、書くものの質は決まってくる。頭のなかでころがして、歩いたり、お茶飲んだり、いろいろしてみたけどだめ。夕方も過ぎたし、泳ぎに行こうかなぁと思ったが、頭を空っぽにするならパチンコにも行こうかなどと思いつつ、パチンコ屋さんにむかう。新台として、CR水戸黄門、CRあずみなどが出ていた。この二つをさらっとやってみることにする。
 まずCR水戸黄門。ともかくドハデなアクション。このシリーズは大当たりでもないのにものすげーオーバーアクションでやる気をそそるところがある。ムキになると大損するんである。注意をしなくちゃと思ってはじめたら、いきなりキターという手ごたえ。ジャキーーンと水戸黄門という文字がまっぷたつになり、印籠がゆらゆらそして、「控えおろう!」。CRエヴァンゲリオンでいうところの、確率変動確定モードになった。そして間もなく大当たり。ふたたび水戸黄門の文字がジャキーンと割れて、葵の紋がヌラーッとでてくる。そして、マンガじゃなく実写が入る。黄門さまは、言わずと知れた東野栄治郎。「カッカッカ」と高笑いの図。実写がカットインすると、激アツ。大当たりのBGMはもちろん「人生勇気が必要だ♪」ってやつ。これが大音響で、少し誇らしい。確率変動モードは確率変動街道といって、京都まで行ったらどないしようかと思っていたら、一回で終了。ドル箱二箱。頑張ってみたが、一箱飲み込まれてしまい、終わることにした。小規模の炸裂が続くので、そこら中でドル箱積み上げ状態になっている。先行機種と同様わりあい人気になるように思う。
 カードはほとんど使っていなかったので、CRあずみに移動。これも画像ともかなりのオーバーアクション。それより音響がスゴイ。不気味な迫力がある。そして、のっけからスーパーリーチでおおおおおと思ったが、ハズレ。これで少し熱くなって、カードはどんどんなくなっていった。あーあ馬鹿だなぁと思ってぼーっとしていたら、ジャキーンとか音がする。見るといきなり大当たりになっていた。すげぇ。と思ったが、これも三回で終了。合計四箱勝ったことになる。大当たりになるとき刀が出てきて、チャンバラみたいになるのには笑ってしまった。突然確率変動は、マリンからはじまって、いろいろなものにみられるが、この機種は打つ以外のいろいろな操作が必要な機種で、操作用のボタンもいろいろついており、そのような楽しみ方をしたい人には非常に面白いと思う。ただ打っていればいいと言う人にはちょっとうざったいかも。
 もう九時回っているし、さあ研究室のお菓子でももらって帰ろうかと思ったら、カードが少し残っている。で、最近のお気に入り機種であるCRエヴァンゲリオンを残り分やることに。いきなりミッションモードになり、そしていきなりミッション完遂。そして確率変動。もうこれは暴発に近い。結局閉店まで出っぱなし。すごかったよー。閉店までやったのなんて、フィーバーなんてものが出てくる前じゃないかなぁ。20歳そこそこ。閉店打ち止め一箱保証というのをはじめてみた。店員さんが来て、大当たりチャッカーをこじ開け、そこにカップ一杯の球を流し込む。それでドル箱一箱の球が箱に流れ込む。券とかくれるのかと思っていたので、驚いた。久々に3万発超えたかなぁと思ったら、残念ながら2万8千発だった。二連勝。しかし時間ばかりかかって非常に虚しいものがあった。