カルカヤマコト『システム オブ JAH』

 プロジェクトYの原稿について編者のコメントが帰ってきて、コメントの一つとして「注番号は句読点の前では?」ということを書いてくださった。今まで生きてきて私は注番号というものは句読点のあとにつけると思ってきたし、実際卒論でも、修論でも、博論でも、『社会学評論』で査読を受けたときも、本を書いたときも、ずーーーっと注番号は句読点のあとにおいてきた。だからなにをゆうとるんぢゃと最初は思っていたのだが、気になって調べてぶっ飛んだ。『社会学評論』をはじめとする各種学会誌などにおいては、注番号はすべて句読点の前に置かれているではないか。な_ん_と_い_う_こ_と_だ。しかし、よく今まで問題にならなかったものだ。学位審査などにおいては、オトされも文句の言えないミスではないか。修士論文で、アルベール・カミユをアルバートカマスと書いたのに匹敵するものではないか?一過性ではなく、半世紀近くそうだったということ二はぶっ飛ばざるを得ないかもしれないなぁ。あーあ。
 新星堂をひやかしていたら、Jレゲエのコーナーにカルカヤマコトの新譜が出ていた。8月のあたまにでていたんだね。最近ゆっくりCDを定期的にチェックする時間もなくなっているなぁと苦笑。早速試聴。4月にアルバムが出たときもいったのだが、ギャル・アンテムで横浜クラブシーンの最先端みたいだったころにはあまり感じなかった声の凄さがまずもって感じたこと。4月のときは、ずいぶん凝っているなぁというふうに思ったのだが、今回はのっけからダイレクトにレゲエっちょい音と声がガンガン伝わってくる。とまあそのくらいのことだったんだけど、今日深夜の放送をみていたら、68☆TRIBEライブをやっていて、ほんの短い時間だったけど、はじめて動くカルカヤマコトをみて、馬路ぶっ飛んだ。このハビトゥスは半端じゃないよね。ちょっとみは、そのへんのねぇちゃんだけど、歌って動き出すと断然輝く。ボブ・マーリィの娘とのコラボはHPからもダウンロードできるそうである。タワレコ他のサイトよりアルバム解説。最後に4月のアルバムもあげておく。

システム オブ JAH

システム オブ JAH

タワーレコードサイト曲目解説

タイトル曲は、先ごろ解散したSpinna B-ill & The Cavemansの名曲“ライオンの子”へのアンサー・ソング。その他、同曲のダブ・ヴァージョンを含む全6曲を収録。真摯なメッセージが込められた力強い1枚となっています。

タワーレコードサイト紹介

『唯一無二の歌声』から『唯一無二の生き方』へ。いま世界的に注目の日本人アーティスト カルカヤマコト、ジャマイカよりついに帰国!数年間に及ぶジャマイカでの結婚や出産という生活を通し、レゲエ・ミュージックの原点をリアルに体験してきたシンガー、カルカヤマコトが遂に帰国!新たなレゲエ・クラシックとなる作品『システム オブ JAH』を完成させた!この大地を揺るがす驚異的な歌声をしかと受け止めてください!

bounce の書名レビュー

その歌声を一聴すればすぐに彼女だとわかるレゲエ・シンガー=カルカヤマコトの濃厚な存在感がありのままに表現された3作目。レゲエへの初期衝動からジャマイカへ旅立ち、生活をし、出産も経験。そのなかで現地の人々が抱えてきた悲しい過去から現在に至る問題までを知った彼女は、悲観することなく自身の歌声でその考えを表現している。帰国した彼女は今後ここ日本で何を思い、どんな歌を聴かせてくれるのだろう。(ライター: 山名由兼)

アマゾンのchonまげ08’さんのレビュー

 SPACE SHOWERTVで流れたのを見て買いました。衝動買いだったけど全然後悔していません。このシステム of JAHの魅力は何と言っても声!とても癖になる声でやみつきです。そして詩の内容がすごい!とてもヘビーなことを伝えてるのにも関わらず、所々おもわず笑ってしまうような部分もあり。それに英語と間違えるような日本語に気付いた時もまた面白いです。LOVEPSYCHEDELICOのクミの唄い方が大好きでしたが今は断然、「カルカヤマコト」です!!

 アマゾンのレビューで、ラブサイケデリコと比較?してあるのはかなり面白かった。SPACE SHOWERTVでみたとさりげなく書いてあるのが、馬路うらやましかったよぉおお。あの動きは本当にレゲエだと思う。レイザーラモンと似たようなグラインドを士ながら歌うのだが、ゆったりと独特のリズムを刻む。ここまで身体化された作品を見ると、理屈もなにもかもアホらしくなる気がする。まあしかし、「ぼくんち」のなかでもちいられていたKAJA & JAMMIN’(私はライブ版をもっているが、はまぞう経由だと「ぼくんち」サントラしかない)だとか、手ぬぐいぶんまわしてヘリコプターしているファイアーボールも、それはそれでレゲエなんだともちろん思う。なにがホントとかゆうのが理屈なんだろう。森三中村上のようなボブ・マーリィの娘も、別になんだかんだ言うのではなく、楽しくカルカヤマコトといっしょに歌っていたし。