レイザーラモンvs KAZUKO

 ゴールデンのTVは見ないはずが、「言うわよ」のスペシャルをはからずもみてしまった。レイザーラモンにぶち切れるKAZUKOといったに目がとまり、是非見たくなってしまったのであった。ラモンネタ以外にも、面白いものが多かった。次長課長は、「名前を変えれば大金持ちになれる。本当に変えれば今教えてやる。変えないならここで終わり。あとで希望したら有料☆」と言われ、動揺しまくり。かなり売れているようでも、生活が苦しいのか。コーモト目がすわりまくり。「ぼ、ぼく、変えてもイイです!!でもぉ・・・」。もう一人の「名前を変えないとこちらが貧乏になる」と言われた特徴のないほうは、目がうつろ。ぱしりのようなジャーマネは右往左往。くりぃむ有田「ぼくらも番組で変えたけど大変だった。続きはまたこの番組で」とあたたかなフォロー。他の芸人のネタにはまったく笑わなかった、KAZUKOが次長課長にはウケまくっていたのが印象的だった。
 ぱぺまペは人形を占えと迫り、一喝された。「頭巾とらないのは失礼だろ。私の好みの顔なのに」。キター。イケメン好みのKAZUKO。ボビーは、夫婦仲があれとか、日本語がたどたどしいというのが、つくりのネタであることを見抜かれ動揺しまくり。KAZUKOはなかなかあたたかな言葉をかけていた。ボビーは、兄弟の嫁にどうだとKAZUKOに迫り、年齢を聞かされ、目をむいて「ババアぢゃん」。しかし、KAZUKO余裕の笑み。
 なんだかんだで、レイザーラモン降臨。得意のカクカクグラインド連発で、イエイイエイ大騒ぎ。ここまではまだ、KAZUKOは微笑を浮かべていた。ところが、席に着く前にもカクカク、そして席に着いたら、な、なんと、インリンも真っ青になるような、スプレッドイーグルにすわる。「さあ、うらなって」。わはははは。なんだよこれ。KAZUKOがなんかいうたびカクカク。ついにぶち切れるKAZUKO。「悪いけど、あんたみたいなの好みじゃない」と、いわゆるひとつの2ちゃんで言うところのマジレス。レイザーは、カクカク。
 「あんたは苛ついている」と、常套の揺さぶりにかけようとするKAZUKO。レイザー、ふたたびカクカク。「ハードゲイって何よ?」。レイザー、意味なくカクカク。もうグラインドの嵐。「あんたに芸なんかないわよ」。おいおい。KAZUKO。ちょっとちげくねぇか?さらにKAZUKO「あんたはろくな女とつきあってこないからこんなになっちゃったんだ」。おいおいおいKAZUKOちょっとちげーぞ。「空いてみて言え」とドスをきかすKAZUKO。困った表情のレイザー、「どないしよう?」と振り返る。スタッフ「ガチにプッシュ」と言ったかどうかわからないけど、一切妥協も譲歩もすることなく、カクカクし続けたレイザー・ラモンはスゲーと思う。レイザー兄貴は、快活に退場していった。
 ぷっすまの街頭で素人ナンパしてきて料理つくらせ、それが喰えるかみたいなのは、なかなか面白かった。ロコモコをつくるのに、一方はイワシの尾頭付き一匹丸ごとをスプラッタミンチにしてしまい、団子つくって、それを炊き込むと言うめちゃくちゃな料理。一見喰えそうだが、喰ってみると骨とか内臓とかめちゃくちゃだったようだ。もう一方はフルーツ皮ごと輪切りにして、炒めて、クリームぶち込んでロコモコ。ゲロゲロだったみたい。トロピカルムースは、皮付きフルーツミキサーしちゃったり、生卵撹拌して混ぜて、なぜか茶碗蒸しみたいにしたり、ドリアン入れたり、もうめちゃめちゃ。神田川のお助けタイムという、時間制限ヘルプがあったが、焼け石に水だった。そして担々麺。一方は、クソ辛い肉を炒めたものを載せるだけかと思ったが、笑ったのは麺を水から茹でだしたの。ひでー。もう一方は、挽肉炒めにレバーもなんも混ぜ混ぜにしたもの。しかもレバーは血のところも入りまくり。下ごしらえナシ。これも神田川がヘルプ。神業が発揮され、なんとスゲー美味くなったらしい。水から茹でた担々麺もなかなかだったみたい。要するに辛みニンニク系は、多少失敗してもなんとかなるってことっすか。
 っつーか、芸能人が料理つくる番組もそうだけど、こういうのって台本通りのネタなの?それとも馬路に天然でできないの?信じられないようなことするでしょ。ウケ狙いとしか思えないことがある。喰ったことあれば、そんな失敗することねぇだろ。まあむかし、お好み焼きをつくっていて、小さなフライパンででかいのをつくろうとして、返しを失敗し、崩れてしまって、ぶち切れて、野菜とうどん粉のソース炒めをつくってしまった私の言えることではないのだが。