私はいわゆるスポーツ根性ものの物語のシャワーを浴びながら育ったため、骨の髄までスポコンがしみこんでいて、欠点だらけの荒削りな椰子がレッツビギンとガンバりまくって、栄光をつかんでしまいますたみたいなことに感応するような規律訓練を受けまくっている。まあそれで前向きに努力するみたいなことがけっこう本音の部分では好きだし、人間つまるところ熱意であると信じちゃっているようなところがある。それはもちろんかっこわるいことだし、学生時代なんかも高校野球なんかをみながら、ケッ馬鹿みたいだとか放言していたが、その実春夏の高校野球がはじまると、テレビにかじりつき、「栄冠は君に輝く」リピート再生モードになってしまっていた。しかし、そんな私でも、「高校生らしい野球」とか、「三振ではなく打たせてとる」とか、「やはり高校生らしく右方向をねらって流し打ち」とか、「送りバンドではなく自分が犠牲になるという犠牲バンド」とか、野球解説者の紋切り型の解説は、他にもっと気の利いたこと言えねぇのかよとか思ってみていた。教育の一環みたいにしてやってるんだから、しょーがねぇんだろうけどね。
ゼミの教え子のなかで、そういう教育な野球についての番組に携わっているのがいる。存在自体がそういう教育な世界な人で、自負もあり、自己アピールもまっすぐであるんだけど、鮮やかなまでにそうじゃないところに面白さがある。その面白いところに気づいたらぜんぜんつまんなくなっちゃうだろうことは、想像に難くないが、それでも一生懸命紡ぎ出そうとしている言葉とは、明らかにちがうところに才気走ったものを感じる。ミクシのエントリをみて笑い転げた。
松坂の球は速い
アルペンスタジアムで、ロッテ対西武の試合を見ました。 球場に向かうまでもワクワク!!!! 会社にいるときとは別人のように活き活きとしている自分に気がつき、ちょっと不安になる・・・ 私、大丈夫か?こんなにワクワクしてて・・・ 犬みたいにはしゃいでしまったよー 会場についてからもワクワク!!!! やっぱりプロ野球の選手、大きいね! 松坂の球、速!!!!お尻ぷりぷりねー!!!! カブレラのバッティングフォーム、こっそりまねしよう。・・・明日は同じ会場で、高校野球・・大会の決勝! ・・・私は中継の手伝いです。 やっぱりバッターボックスに駆け足で向かう高校球児のさわやかさには、プロ野球もかなわないだろうな。 明日も元気をもらえそう!
このエントリに「松坂の球は速い」というタイトルをつけるべたなセンスは、他の追随を許さないと思う。で、犬みたいにはしゃぎ。お尻ぷりぷりねー☆で、カブレラのバッティングこっそりまねてどうするんだよ。こんなトンデモナイ椰子が、ウルトラ教育的なハビトゥスで、「元気をもらえそう☆」。お尻プリプリカブレラやってなさい!!なんつーと、やっぱ卒業生とはいえセクハラ・・・にはならないと思う。この人はどういう大人になってゆくのだろう。サティスティックなまでに欠如したデリカシーは、馬路力強いものがある。たしか好きな言葉は「夢にむかって」かなんかだっだった。