Come on U！:SINGER SONGER『ばらいろぽっぷ』

　こっこのアルバムは買わないのかとひさしぶりの便りがきた。さりげないきづかいにおどろく。むかしはそんなに気を遣うたちではなかったのに。まるくなったとか、そういうことではなく、なんかかわりましたよね。ひとことの呼吸で幸福なきもちになれる。余韻が心地よい。アルバムは発売日に買いました。「バラが咲いた」ということばを反芻しています。昔のヒットソングの歌詞を思い出し、ちょっとベタじゃね？とか思ったけど、まあそんなもんかもしれないなぁと。

ばらいろポップ

曲目

1. SING A SONG 〜NO MUSIC, NO LOVE LIFE〜 （Album Edit）
2. ロマンチックモード
3. 雨のララバイ
4. 雨降り星
5. Home
6. Millions of Kiss
7. Come on you
8. オアシス
9. Baby, tonight
10. 初花凜々

　サウンドは、すべてシングルみたいな曲調ってことかと思ったけど、さすがにそれはモチーフの一つにすぎないのかなぁ、と思いますた。初花凜々のほか、Come on youなんかはたしかにそんなかんじかなぁ。後者は、音も声も透明感があり、軽快な速度感が心地よい。「Come on you 」のリフレインは、かなり耳に残る。他方、オアシスみたいに、けっこう昔のこっこ調なかんじのするものもある。でも「バラが咲いた」カンジでポップになったのかもしれないなぁ。あるいはまたもっと南部や西部っぽいカンジのするものもある。ぽっぷである。そして、彷徨絶叫するような曲は一つもない。しかし、抑制された音や声の重なり合いは、かな〜りロケンロールだと思ったし、またこっこはどうかんがえてもこっこで、健在であると思った。すごいと思うのは、おそらくなにもみないで聴いても、一曲だけ入っているしげるくんの歌がどれかは、ほとんどの人がわかるんじゃないかと思う。そういう意味では、しっかりした自分をもった人たちだと思った。
　ブログのエントリーは、ややもするとアイテムや知識やアイディアなどの借り物競走の様相を呈する。それはそれで楽しいし、悪いということじゃないんだけど、そんなこと毎日やっていて、こういうアルバムを聴くと、無邪気に借り物競走しているのが、すこしだけ恥ずかしい気持になった。それで、書かずにいたということであります。今日は、さんまちゃんの特別番組がある。みようと思っているが、終わる時間もあるし、また家のパソコンがネットにつなげる保障がない。まあ一年たったし、無理に２ネタ書く必要もねぇかなって。