ブログ一年雑感:ephemeraを聴きながら

 ブログをはじめて一年を少し越した。きっかけはずっとやっていた文化社会学掲示板が突然消滅したからである。キャッシュかき集めて復元して再度運営開始と思ったが、同じ始めるならなんか別のもと思っていたら、私の個人サイトを創ってくれたバブルスさんがブログを薦めてくれた。同業者が多いのとデータベース的に使えるということではてなダイアリーを選択した。書き方は、文化社会学掲示板とほぼ同じだが、基本は「滝野川幇間倶楽部」を真似た。だからこれもブログというよりは日記と言った方がよいのかもしれない。
 一年間1日2ネタ書き続けてみようと思って、ケイゾクした。目的は論文や授業で言えないようなことを、ケロケロになるまで吐き出すこと。結局はギャグのネタ帳みたいになってしまっている。お笑い番組の書き起こしを、ワールドダウンタウンがきっかけで始めた。こんなふうにメモをとれるんだぜみたいな自己顕示が働いたのはお恥ずかしい限りであるが、最近は深夜のお笑い番組の書き起こしばかりしているような気もする。いくつかの論文の種を書きつけ、そこから論考を4本ほど書いた。また日記が縁となりいろんな人と知遇を得たことも幸甚なことだった。「そんなんじゃセルフネガティブキャンペーンじゃない」という忠告もうけたが、ケロケロに出し尽くすというのが目的だからアホなことも臆せず書きまくった。

 BGMとしてephemera を聴いている。ノルウェーのグループ。部屋をかたづけていたら出てきた「Balloons and Champagne」。なかなか軽くてBGMとしてはよいです。ちょっと検索してみたら、この4月に新譜出したんだね。あと、スピッツの「ロビンソン」をカバーしているというのにはかなりビックリ。新譜宣伝用のサイトもあり、詳細なプロフがあったので引用しておきます。

“音楽の新聖地”といわれるノルウェー南西の港町ベルゲンで生まれ育ったクリスティーン、ヤニック、インガーリサの幼なじみ3人組は、1996年にアルバム『Glue』で本国デビューし、現在もベルゲン市内で生活しながら活動を続ける。10代の女の子バンドということで注目を浴び、その美しいハーモニーは瞬く間にノルウェーの老若男女の心を捉えた。
 エファメラの曲作りは3人それぞれが作詞作曲をしている。自作の曲を本人が歌い、他の2人は伴奏とコーラスで支えるというユニークなスタイル。天使のようなハーモニー、美しいメロディ・・やわらかな感動を呼ぶいやし系アコースティックPOPS。2000年5月にアルバム『SUN』を発表し、ノルウェーグラミー賞といわれるSpelemannsprisenのBest Pop Bandにノミネート。日本では2001年1月にリリースとなり、早耳の人々をとりこに。『Happy, Grateful,Aware』が全国各地のFM局でオン・エアされるなど大好評を博す。さらに3作目(日本盤2nd)の『Balloons & Champagne』では、ついにSpelemannsprisenのBest Pop Bandを獲得。また同じくノルウェーで最も大きい音楽賞Alarm Awardでも大賞を受賞。
 そして4作目(日本盤3rd)となる『Air』ではスピッツの「ロビンソン」をキュートにカヴァーした『It could have been me』や、『Girls keep secrets in thestrangest way』がヒット。2003年5月に東京・大阪で念願の初来日公演を行い、大きな反響を得た。そして2004年初頭、ついにTVCM曲としてお茶の間にも登場し、幅広い層から絶大な支持を獲得している。
http://www.harmony-fields.com/artist/ephemera/ephemera.html

MONOLOVE

MONOLOVE

sun

sun

air

air

 そう言えばこれを買った時に、文化社会学掲示板に意味わかめな書き込みをしていたものである。お粗末な知識を精一杯動員してものを言っているのは今も昔も同じでございましょう。143 名前: い 投稿日: 2002/03/23(土) 03:21 新譜ひやかしていたら、洋楽のところにエファメラの『バルーンズ・アンド・シャンペーン』がディスプレイされていて、このジャケツの絵がうまいようなへたなようななんとも言えないもので、色彩感覚は抜群なわりに絵はなんかちょっとなんか少女マンガと夢二のまざったみたいじゃん、でもうますぎずが今風なのかな、でも女性三人の一人が元ゼミ生のタコにそっくりだなぁなどと思いつつ、よく見るとノルウェーのユニットで、そう言えばMTVのストだかなんかで、英米の曲がかからないとき、たまたまかけたらスマッシュヒットっていう一発屋のアーハーもノルウェーで、古っぽいけど日本人に親しみやすいメロディラインだったよなぁなどと思い、買うことにしました。今はカフェ音楽で売っているクレプスキュールレーベル系、と言ってもイザベル・アンテナつーよりは、アンナ・ドミノっぽくもあり、でもあそこまで洗練してるだろーごるぁああってかんじでもなく、愚にもつかない言い方になるけどそこそこメロディアスで、けっこういなぁと思ってます。「砂糖菓子のようにフラジール」ってコピーが、ちょっと見え見えにしても、歌詞カードの写真が昔のゴーゴーズというよりは今のゴーゴーズ、つーかシャンシャンタイフーンの女性たちみたいではあるにしても、トリプルボーカルはなかなか透明感があっていいなぁー。ただ音はかなり素朴だと思いますよ。