死を覚悟した日@ブログ一年目

 明日話すといったハイテンションの事情について。実は、昨日一度は死を覚悟したのです。会議のあと夕方遅い昼食として、パンと枝豆を買ってきました。ミニストップの枝豆はけっこう美味しいので、よく買うのですが、昨日はめちゃめちゃお腹がすいていたので、ドイツ語で言うフレッセン=むさぼり食うに近い状態で食べました。もう、千と千尋の神隠しお父さんお母さん状態というか、そのむかしラブレーのカルガンチュワにもたとえられたきょーれつな喰い方だったんですが、暫くしてシュタッと言うカンジでなにか喉に引っかかりを覚えたのでした。なんか痛いし、ヘンだ。違和感がある。舌根のところに、できものみたいなのができているように感じた。日々をつっこんでみると、固いざらざらしたできもののようなものに触れた。お昼は何ともなかったのにと思いつつ、「舌根+おでき」というような検索をくり返したところ、「中咽頭癌」というのが数多くヒットする。一瞬体が凍りつきましたが、そこから検索をくり返し、医者にとりあえず触診などと書いてある。そこで自分で触診してみることにしました。
 私は、喉を開くというリンダ・ラブレイスも真っ青な特技があり、胃カメラなんかも餅の早食いのようにしてクイクイ飲んで医者を君スゲーねとびっくりさせたこともあるのですよ。まあそれに限らず、体の厚みがありすぎて、レントゲンがうつらねぇとか、エコーが効かないとか、病院ではウケまくりなんですけどね。それはともかく指をつっこんでみると、できものは固く舌根から咽頭の下の方にのびていて、輪郭ははっきりしているが、下の方は右側の首のほうに沈み込むカンジで輪郭がなくなっている。大きさはさほどではないものの、首のほうに近づいているので、正直怖くなりました。気にし出すとひりひり痛くなり出しました。すぐに病院に行こうかとも思いましたが、プールもあるしと思い、プールに向かおうとした自分がなんともにんともと思いつつも、家に帰って、ふたたび検索。さすがにプールはパス。
 冷静になろうと気持の整理をはじめる。親のこと、仕事のこと、友人のこと等など。考えるのは建設的なことばかりで、存外この際悪いことしちまうぞみたいなことではないのですね。しかし冷静になればなるほどおかしいなぁと思うわけです。これだけ大きくなるのに気づかないなんて。なんで遅い昼食をむさぼり食って、気づいたのだろうか。そんなものなのかなぁと思いつつ、何度も触ってみましたが、そこには確実に固いものがある。しかし、扁平上皮ガンというのとはちょっと違う感じ。でまたさらに検索。形状やなにかで思いついて、「喉+帯状疱疹」と引いたら性病系のものがヒットして大笑い。誰かに電話しようかと思ったけど、心配はかけたくないし自粛。それに、横浜の実家の近所の親ぢが20年近く前にやばい状態になり、救急車を呼んで、奥さんとかガキたちに「苦労かけたな」とか、いろいろ思いのありったけを吐露して、病院に行ったら何でもなくて、帰ってから家族や近所中で「苦労をかけたな」は流行語になり、その親ぢは「苦労をかけたな」とことあるごとに言われていたりするのですよ。今もご存命なんですけどね。下町の椰子らはめちゃくちゃですからね。うちの親戚で、胃ガンになり健康食系の東洋療法で治すということで、病院に意地でも行かず、妻子に「ガンダーラ」とあだ名され、親戚たちでも「ガンダーラ」と通称され、ゴダイゴがテーマソングだった人もいて、しかしガンダーラはガンで逝ったわけで、シャレならんのですけれども。
 ボーっとしていたら、いろいろなところで違和感を感じるようになった。めちゃくちゃ増殖が早いのかと思いきや、咳が出て、違和感も痛みもなくなった。布団をみると、枝豆の内側の皮が落ちていました。つまりは、これが数時間にわたって喉にへばり付いていて、それを指で触って腫瘍と思っていたことになります。その後はきれいさっぱり。急にお腹がすいて、夜遅かったけど、ラーメン喰いに逝きました。その後ウルトラハイテンションでブログ書いて、あとサッカー。三時過ぎだから、寝ようかと思っていたら、すごくいい試合で最後まで見てしまいました。中村のシュートはもちろん胸がすくようだったけど、ひきしまってきびきびした試合だったと思う。ロナウジーニョと中田が笑顔でシャツを交換してて、やっぱスポーツは(・∀・)イイ!!と思いますた。また、ジーコが馬路興奮気味だったのが、印象的でした。視聴率関東地区で11・9%。半端じゃない。W杯でも、引き分けふたつと一勝くらいでベスト16ありえなくもないんじゃないかと、思い始めますた。
 しかし、あのまま枝豆がとれないで、今日病院行っていたらどうなったろう。笑われただろうね。そんなことが言えるのは、やはりそこそこ健康だからであり、この機会に心身共に節制しなければと思った。ブログ一年たつみたいだけど、書いていても自分の真実はなにもみつからなかった。しかし、今度のことで自分が一番やりたいのはなにかということがわかった気がする。