南海キャンディーズ降臨でくりぃむを考える

 ベタに忙しいとついついパン食が増える。喰いながら仕事できるし。なんて言いながら、コンビニとかじゃなく、三越ジョアンまで買いに行く。まあ要するにたいして忙しくはないわけである。今日は早めにプールに行き、いつもの倍くらい泳いだ。帰ってネット。くりぃむしちゅーのたりらリラ〜ンを録画しておいたのでそれを見る。そしたら、最初のところに前々から気になっていた、Janne Da Arc 『JOKER』のCFが録画されていた。BGMは「月光花」。真っ赤なドレスの中年女性とおぼしきが踊る。ホンジャマカ@りちゃほのカルメンダンサーともまた違う、なんか捕まった自称東大出身スナイパーのおっちゃんみたいな危険な光線を発散していますです。しかし、なにを考えているんだろうか。
 などと思っていたら、たりらリラ〜ン開始。前説は超うだうだ。と思いきや、はじまるやウェンツが、さっそく「湯浅さん変わりましたね」とネタふられて、ちょいうけ。このウェンツが今日のキーマンで、得意のシュールなネタをカマしつつ、「上田さん任せろ!といってたじゃないですカァ。拾うッテ言ってたじゃないですカァ。うそつき」などと、もうほとんど栗井ムネ男状態。このうぇんつ鬼ハアトなのが、南海キャンディーズしずちゃんであって、馬路萌えで、ガチに照れるなどすごいことになってゆきました。しずちゃんは、精一杯の笑顔、しかしゆがんだ笑顔を連発し、ラブラブ光線送りまくり、とやおら「ぐぇ」みたいなかんじで、ガマガエルのような声でしゃべったり。やまちゃんは、キモサばっかりが強調されていたけど、スゲーツッコミ連発していて、まあ一応カメラはみんな撮っていて、かつ編集されて巧さてんこ盛りになっているんだけど、くりぃむはあんまり拾わない。まあうぇんつのお世話だけで精一杯なのかしら。
 肝心の番組ですが、たとえてたとえてたりらリラ〜ンと小沢真珠の恋愛センター試験。なんか最近シモネタ大杉ってかんじですが、ちょっと興味があるのは、小沢真珠のちょいすべり系というか、ハナにつくかもしんないけどみたいなねたふりは、作意なんでしょうかということ。たとえば、倦怠期になっていた恋人とのなかがフカーツしたカレシ必殺の一言はというクイズで、答は電話した時に「木村拓哉です☆」とマネをしたということなんだけど、禿げしくショーもねーと思いつつ、笑ってしまったんですよね。ただまあ、番組宣伝で何度も流されていた男性芸人がならばされて「ぼくたちはブタです」「ぼくたちは豚小屋にすんでいます」と雁首そろえて言わされるところとかは、そこそこ間はよくて笑ったけど、どうなんかなぁと考え込んでしまいますた。ベッドインメイクラブ状況での脱がせるの下手な男サイテーネタとかは、しずちゃんが「禿げしく同意」となんとも言えない笑顔でかぶせていて妙味はでていたと思うんですけどね。ただまあ、小沢真珠のすごいところは、たいしてヘンをひけらかすふうでもなく、男性遍歴をひけらかすふうでもなく、そんなにイヤミはないような気もすることかなぁ。
 なんかくりぃむしちゅーが、−−あえて愚劣な形容詞使って言うならば−−スゲーパンクでシュールなせんをねらっているというか、そういう方向にむかってエネルギー爆発させているンじゃないかという気がするし、巧さやなんかに安住するのではなくイケイケに暴走しまくりみたいな感覚のようなものも感じるし、それでも使えるキャラ=湯浅、うぇんつ、南海キャンディーズ紋舞らん、真珠などなどはつかってゆきますみたいなところはわかるんだけど、なんかシュタッとこないものがある。ただそれは、非常に感覚が新しいためなのかもしれないなあとは思うのである。それがもしなんか明確にくりぃむとして表現できるなら、すげーよなぁ。芸の無尽蔵の証明みたいなことをやっているぜみたいな気迫は伝わってくるし、オールナイトニッポン時代のタケちゃんを思い出したりもした。もちろんこれは妄想かもしれないけどね。