こっこ、ハローハローハロー☆

 今日は五月晴れ、上着を着て歩くと少し汗ばむ。頬に風を感じながら、大学通りを通り、非常勤の講義へと向かう。教室には半袖の人も目立った。90分の講義をしても疲労感はない。回り道をしても、少し歩きたい気持であったが、ちょっと用事があったので、吉祥寺に直帰した。ジブリの『海がきこえる』にも出てくる新宿よりの階段を下り、ユニクロからエスカレーターを降りると、新星堂から爽やかな歌声がきこえた。「ハローハローハロー☆」。ああそうか!こっこの参加した、SINGER SONGERのシングルが出ているのか!はたしてブースは一番目立つところにあり、こっこがバンドのみんなと陽光をあびて野原に腹這いになっているジャケが実に爽やかであった。「最後のイケメンバンド」ってなんだって思ったし、こっこの笑顔がなんじゃこりゃってくらい心底のもので、そんな笑い方もできるんだねってかんじ。『富嶽百景』の頃の太宰治とはちがうような気がする。なんか面構えが山本コータローさんのご親戚っぽいカンジかな。w

初花凛々 (初回限定盤)

初花凛々 (初回限定盤)

 帰って聴いてみて、まず思ったのは、非常に音が透明感があるというか、クリアできれいなんだね。ボーカルと各楽器のパーツがビシッとキマっている。月並みであるが、実にゴキゲンである。こっこはゆったりと歌い、爽やかなサウンドと心地よいリズムを刻んでゆく。そして、「ハローハローハロー☆」。ボクは挽歌や演歌や短調のフォークにしか感動しないと思っていたが、これは馬路やばい。泣きそうだ。わけわかめだ。「地団駄踏んで 駄々を捏ねた/謝り方は 知っている/だけど知らない ステップもなにも/明日のあなたの行方も/さよなら いくつ集めて/遠い でも きらり 会いたいなあ/ハロー ハロー この両手 ハロー ハロー 遥か 行くよ」。ひょっとしたらすごいことになるかもしれないと思ったが、それは情緒的になった照れ隠しでしかないかもしれない。
 「こっこちゃんとしげるくん」ではじまったCocco岸田繁のコラボが、くるりのコンサートにSINGER SONGER が飛び入り参加、そしてシングルその他リリース。こういった友だちなカンジって、けっこう(・∀・)イイ!!かもしれないなどと、思ってしまったりした。「ハローハローハロー☆」という歌声が流れるレジで、レジのスタッフが「アルバムも出ますから!」と言った。こんなことは何年もこの店に来ているがはじめてだ。「わかってます!」と答えた私の声もうわずり気味だったかもしれない。初版限定で、DVDがついている。「ハローハローハロー☆」のプロモとメイキング。しかし、『初花凛々』という題名は忘れてしまうかもしれないね。

money voice

money voice


烈火

烈火

 手持ちが少なかったので、銀行に行きこの二枚をあとから購入。『烈火』は衝動買い。PANGとのコラボ。Queen's Anthem という曲があったのでGal Anthem@カルカヤマコトを思い出す。そしたら、カルカヤマコトもリリースされていた。こちらは意志を持って購入。夏に買ったシングルではチャラく聞こえたけど、馬路やばいボーカル。なんかさ、憂歌団みたいなっつーか、半端じゃないっす。ただ、ちょっと凝りすぎかも。その点『烈火』のほうが、ズッドーンとストレートだと私には聞こえた。
 MDに録音したら、「ハローハローハロー☆」と口ずさみながら、しばらくはチャリにのることになるのだろう。夜はキモイだろうね。暗がりで行き交う人は。w