湯浅卓の不在とレイザー・ラモン

 くりぃむしちゅーのたりらリラ〜ンは、国際弁護士湯浅卓が出ておらず、かわりにハードゲイのラモンとかゆう椰子がでているわけ。まっするにハードゲイ衣装の大柄なあんちゃんが、男版インリン・オブ・ジョイトイのようなスプレッドイーグルに座して、ときどき立ち上がり、腰をカクカクグラインドさせる。「放送ぎりぎり」とかゆっているけど、ぎりぎりもへったくれもなく、何度もするの。ここまで力強く、リズミカルだと、健康的で不潔感はない。最後には、有田、関根、おぎやはぎ、上田などなどで、カクカク祭りになっていた。なんだよこれ。わけわかんねぇ。でもけっこう面白かったな。ハードゲイ芸人ラモン要チェキかもしれない。
 たとえてたりらリラ〜ンのコーナーはかなり面白かった。「にぎやかし」。おまけの引き立て役みたいなこと。数あわせのにぎやかし。深夜番組のメイン以外の芸人とかそういうのだろ。あるいはりちゃほ初回のザッキーガールズとか。w ラモン=にぎやかし。っつーことは、湯浅もにぎやかし?小沢真珠が、あいかわらず「事務所はなに考えとるんじゃい」という感じのシモネタ攻撃。にぎやかし=ラブホのインテリア。上田有田のリアクションは計算してのものか? 「芸能人がそんなところいくか?」。真珠ここでラブホについて、うんちく傾けすぎ、「ぶらんこ」「回転ベッド」などと、20年以上むかしの伝説をみてきたように言う。計算か?あとのコーナーで真珠が突然きれて、「ムシ野郎!」とシャウトしたのはワロタ。ラモンはと言えば、暇さえあれば、腰ふっている。回答も腰ふったりしている。わけわかめだが面白い。なにものなんだ、レイザー・ラモンって?
 ここで、矢作のねたふりに教育的指導が入り、こういう場合はこういう進行だろみたいな会話が入ったのはけっこう面白かったが、それ以上に「眼鏡をとると妖怪顔の矢作さん」というのは、かなり笑った。ここから、恋愛ウンチク@小沢真珠フィーチャーみたいになるわけだけど、ここは実は萎えた。ネタ自体は面白いんだよね。真珠のシモネタ、「ムシ野郎」などのシャウト、ラモンのカクカクなどは笑えるし、合コンでは「結婚している」ということで迫る・・・みたいなのも面白かった。おぎやはぎ、有田ほかの、合コン模様が露骨に出ているような競演があったのは、はしゃぎすぎという人もいるだろうけど、面白かった。熊田曜子も活躍していたと思う。しかし、「たとえ」を逸脱するようなネタ=早見優の英語みたいなものを入れるのはなんでなんだろうか?というのが、イマイチと思った理由である。
 いろんな要素があって、小分けにして、丁寧な画面づくりでみせるみたいなのはいいんだけど、つながりのないものを入れるのは、正気興ざめな感じがしてしまった。30分でマルチコーナーする場合は、あくまでマルチにしておくのがよいのであって、まっぷたつにしてならべるみたいなのは、なんかなーと思った。