あざーっす!

 大化けを期待して、毎週欠かさず見ているあざーっす!。本日は、明日のジョー仕様のクロスカウンターを入れる「世紀の瞬間」。この「世紀の瞬間」という「見果てぬ夢」をかたくなに堅持して、番組づくりをしているところが、この番組のポイントなんだろうな。
 まず、スタジオに、ガッキー、竹山、アンタッチャブルといつものメンバーが集まり、録画へ。クロスカウンターをぶちかますということで、みんなシャドーとかしている。なんとカンニング竹山バックレてやがんの。ショーがねー。とか言いつつ、変わりに登場したのが次長課長。最近急激にとっつぁん化しているとしか思えない河本準一が、確信犯だよっていうふうな丹下団平おっちゃんのメイクで登場。壊れかかったチープなメイクが、なんかスパイダーマンみたいだけど、こっちは単に予算がないだけだろう。w 井上聡は力石役で、けっこうサマになっている。ガッキーはテコンドーをしているらしく、俊敏な動きとパンチを披露していた。ゲストは二階級制覇井岡弘樹。べしゃりはあいかわらず、へなちょこ。昔は青白い狂気のようなものをたたえていて、スゲーとんがっていたのが、丸くなっている。しかし、模範演技のパンチはスゲーの。世界チャンプは半端じゃない。その井岡さんに、ガッキーが(・∀・)イイ!!と誉められていた。
 ここから、あいかわらずのどたばたうだうだな練習。黒シャツ軍団が出てきて、山崎や河本をタコ殴りにする。なんか河本の面白さが際立っていた。「キャラ捨ててる」には笑いますた。面白かったということは、ボクシング、明日のジョーというマイフェイバリットな題材であったということもあるにはあるし、また次長課長、っつーか河本がおもしろかったということはあるだろう。ただそれ以上に、井岡さんの指導のもと、けっこう馬路に練習しているんだな。インチキみたいなクロスカウンター決めてチャンチャンじゃないの。サンドバックとか、かなり練習しているふうなわけ。「ふう」というのは、ガチンコセメントが演出である可能性もあるということ。ともかく、おちゃらけつつ、必死で、一生懸命みたいな設定が、ネタを数段面白くしていると思った。
 黒シャツ軍団は、実はプロ選手で、これにメンバーがクロスカウンターをぶち込むというのが、エンドレス無休動で続く。クロスカウンターが決まるまでおわらないっつーんだから、大笑い。会場も3日おさえてあるという。ここからがすげかった。コメディアンの方のリアクションは、ウケ狙いアリアリなのだが、ともかく井岡さんとプロ選手の方は、加減はしつつもビシビシパンチを入れている。ヘッドギアつけているからあれだけど、ジャブとかが当たるだけでも、面白いようにぶっ倒れる。山崎はボデーに喰らって、馬路に痛がっていた。ガッキーがけっこう健闘して、入れた!と思ったら、井岡さんダメだし。よけて撃っているのはだめっつーこと。で、延々と続き、ようやく41Rすぎにガッキーがそれなりのクロスを入れてちゃんちゃん。ずーーっと待っていた、尾藤いさおが登場し、あしたのジョーの歌を歌ったのはビックリ。
 最初は、どーせダブルクロスの練習とか言って、山崎たちがストレートをうって、プロがクロス。それを肘で引っぺがして、反対側のカウンターパンチ入れるまでやるとか無体な企画なのかと思っていた。しかし、けっこう馬路っぽくして、最後にクロスが決まる。なかなかのドラマだったかも。スタジオに戻って、竹山がつめられる。竹山休んだのは営業だったらしい。「金に目がくらんだな!」。「レギュラー外せ」。「準レギュラーだ!」などと、竹山はタコ殴りになり、「金欲しかったんだもん!」とひらきなおったところを、コロンビアのわんちゃんみたいなかっこさせられて謝れさせられていた。まるでコロンビア竹山。ワロタ。
 まだまだ山崎や柴田や竹山の話芸が、上手に決まっていないように思う。今後どう展開するかが楽しみになってきた。アンタッチャブル山崎のお母ちゃんが面白いということを、さんまのからくりテレビでやっていたわけだけど、あんなのも使えるだろ。自分の母親だし。まあしかし、さんまちゃんだから面白かったのかなぁ。あの表情の変わらないオバハン。いちびりかましたり、ぼけたりするんだけど、マツモトの親とか、薬師寺の親とかそういうのとちがうのは、押し出しの強さが顔に出てねぇの。「山崎家初の冠番組」は一家でまもらねぇとな。