ウディアレンに☆三つ

 仕事を急にしすぎて肩こりがひどく、久しぶりにつぼしあーつにいった。あんまのおっちゃんが、「非常にこってますねぇ」とゆっていた。1時間くらいやってもらえばよかったかなぁと思いつつ、家に帰り、虎ノ門を見る。もう終わったかと思ったアンタッチャブルの一発芸だが、終わってねぇの。一つ目。匿名キボンヌ。「むっちゅっちゅ、ふっちゅっちゅ、らぶりーちゅー」。ああ馬鹿くせぇ。ビンタしてくれる音声目野ちゃんは今日はいないのかっつーかんじ。二つ目。松井のバッティングフォーム。「うんこ出してかーん!」。なんダヨそれってカンジだったけど、これがおーもりあがり。「ちそこ出してコラ!」とか、「うそこだしてパクとか」。「もううんこ祭り」と野村アナ?で、MCは白羽玲子キックの鬼沢村忠娘さんだという。マンガにもなった伝説のキックボクサー。いろいろ打ち合って、最後は真空飛びひざ蹴りでキメる。今考えるとアレなところもあるが、ムエタイ選手相手にけっこう勝っていた。しかしムエタイしゃれにならないよなぁ。中量級クラスがK1ベスト4だもんね。よく勝ってたと思うよ。毎回真空鳶ひざ蹴りがキマったのはやっぱあれだけど。
 で、こちぢばですが、ウディアレン「サヨナラサヨナラハリウッド」。と、ハリウッドエンディングを淀川長治な和訳した映画。話題ふられたアンタッチャブル。「ぽかーん」。ようやく謎がわかった。「映画見てない」「まったく関心ない」。井筒和幸監督「お笑い一生懸命やっている時は、映画なんか見ないモンや。映画なんぞ所詮慰みものなんや」と大絶賛。アンタッチャブル「ぽかーん」。目が見えなくなった監督が映画を撮る話らしい。井筒「最初はテキトーにハリウッドを小馬鹿にした映画だと内心たかをくくっていたが、そんなことはなかった」とコメントして、始まり始まり。
 恵比寿ガーデンシネマ一館上映らしい。井筒監督は生井亜実にいきなり「残尿感ないか?」。なんやねんそれっていうはじまり。また井筒「映画は慰みものや。笑うしかない。目が見えなくても映画なんて撮れる。そんな映画や」と語る。要するに、ウディアレン扮するオスカー監督@昔の名前で出ていますが、別れた妻プロデュース、寝取った男プレゼンツで、映画を撮る。でもって緊張で目が見えなくなる。どたばたで、ずっこけたあげく、撮り終えて、さあ・・・。という映画らしい。終わって、井筒監督「おちょくられたわ」。ちょー満足げで、☆三つ。生井亜美「オシャレな映画ですね」。井筒「はぁ〜?」といぢわるな対応。 その後も生井あみは、たくみにかぶせて、まとめてゆく。井筒「ごるぁあああ。ちょーしにのるとおこるでぇ」。
 ここから井筒監督のお話がはじまる。「映画を撮るのは苦痛なんや。ワシも『みゆき』撮った時、精神病になって病院行って安定剤のみあくった。『みゆき』撮った時や。あだち充というマンガ家原作のどーでもいい映画や。くだらないもんや。しかし、東宝配給だし、金も欲しいし、金銭欲と、名望欲でとるんや。で苦痛で精神病になったんや。抗うつ剤飲みまくって。劇薬やでぇ。あれ。アンタッチャブルなんか漫才やってそんなふうにはならんやろ。(しまったという表情で)映画は一人で撮るからなぁ」。抗うつ剤と安定剤を飲みまくったとはすげぇことだと思う。まあとりあえずマンガ家と漫才師は怒るべきところだろうね。ここで「終わったら見えるようになった」「じゃあ次はあの国に行って撮ろうかで、ちゃんちゃんや!」と井筒監督ネタバレしつつ、面白い映画は「言ってもかめへんのや」と絶好調。「あの国ってはっきり国名言えばいいんや。馬鹿にされとるんやどー。フジテレビまで言えばいいんや。なにが真下なんちゃらや」と、蘇る踊る・・・の怒り。で、よいこ濱口が「真下面白いじゃないですか」と言って、「どこがじゃ言うてみい」と監督が襲いかかりそうになる。
 このあとしばらくガウガウフジテレビと濱口に噛みつきまくるも、カツマタが「真下(・∀・)イイ!!」とゆうと、なぜかニヤニヤしながら黙った。あのやり方にはどうも我慢がならないらしい。生井あみが最後に叱られる。「こいつ妙にオレの言いたいこと見抜いてまとめようとするんや。やめさせるでぇ。もっと痛い椰子つれてこいやぁ〜」。と絶好調の井筒監督であったが、所詮慰みものと言いつつ、お笑いとマンガ家への本音ポロリはカツマタちゃんあたりが今後つき詰めるべきものかもしれない。まあしかし、ハリウッドやフジテレビや、おそらくは口先の評論や学問を馬鹿にしてよくて、漫才やまんがをばかにしちゃあかんということはないだろうね。しかも、クレヨンしんちゃんなどについては、前向きにものをゆっていたし、まんがというよりは「みゆき」なんだろね。お笑いとかあだち充は筋内容で語れない部分があると思うんだけどね。