こっこ復帰

 こどもの日デイリースポーツに「歌姫Cocco復帰 くるりとバンド」(5月5日11時1分更新という記事があった。これはかなりびっくりした。活動休止前に書いた掲示板の書き込みを、再掲しておく。『名前: い 投稿日: 2001/05/01(火) 16:59・・・横浜の帰りに、新星堂よって、こっこが活動休止っていうのをはじめて知った。新譜『焼け野が原』買ったんだけど、ジャケツなんか激ヤバです。このヤバさは、香奈『ちまめ』のジャケツなんかとひと味違っていて、しゃれにならないってカンジ。花に埋まったこっこが黒いセーター着ているんだけど、バックが黒だから、顔がお面 のようにうかんでいるカンジなの。曲もまあなんか最近ワンパターンちっくと言えば言えないことないし、なんか限界感じちゃってないかなみたいに思わせると ころはあるし、それよりなにより、歌詞の終わりが「もう歩けないよ」だってさ。これはもうやばいよねぇ。大丈夫かねぇ・・・』。「綱渡り」「ハーモニカ吹きの男」などを聴いたとき何年もつんだろうと思った山崎ハコ@今にも氏にそうも、緑の風なイメージの谷山浩子なんかとであったこともあるのだろうが、今も楽しげにやっている。存外強いのではないかと思ったが、ビデオを見たりして、逝っちゃっているカンジがぬぐえなかった。

 活動休止中だった歌姫、Cocco(28)が人気バンド「くるり」の岸田繁(29)らと5人組の新バンド「SINGER SONGER」を結成、25日にシングル「初花凜々」(しょかりんりん)でデビューする。6月29日に初アルバム「ばらいろポップ」の発売も決定し、今年の注目度No.1の“新人バンド”として、音楽シーンを大いににぎわしそうだ。
 2001年にシングル「焼け野が原」、オリジナルアルバム「さんグローズ」を発売し、活動を中止していたCoccoの本格的歌手活動復帰となるのが、このSINGER SONGER。
 コラボレーションするお相手は、耳のこえた音楽ファンから絶大な支持を受ける「くるり」とあって、新人でありながら注目度はスーパーバンド級だ。
 結成のきっかけは昨夏。Coccoが岸田をプロデューサーに迎え、「こっこちゃんとしげるくん」というユニット名でタワーレコードの25周年記念CDを制作したこと。12月28日には東京・中野サンプラザで行われた「くるり」の年末ライブに“SINGER SONGER”としてスペシャルゲストとして登場。一夜限りの“夢コラボ”のはずが今年、実在するバンドとして動きだすことになった。
 6月発売のアルバムには「SING A SONG」「ロマンチックモード」「オアシス」を含む“ばらいろのポップス”全10曲。3月に撮影されたシングルのジャケット写真やバンドのオフィシャル写真では、これまでのどこかミステリアスで強い意志を感じさせるイメージから一転、青空の下でリラックスした自然な笑顔のCoccoが印象的だ。(デイリースポーツ)

初花凛々 (初回限定盤)

初花凛々 (初回限定盤)

 歌姫、耳のこえた音楽ファン、ばらいろ、強い意志、スーパーバンド級、ミステリアス、リラックス、自然な笑顔・・・とシュールなまでに畳み掛けられる語彙に眩暈がしそうですが、主旨はシュタッと伝わってまいりますね。『焼け野が原』他のズッギャーンなギターシャウトと雄叫びのようなボーカルはよいと思うものの、かなり体調のよいときでないときついものがあり、やっぱ『クムイウタ』とかが聴きやすく、個人的には「うたかた」が好きであり、そんなふうに見ればくるりはもろありじゃんとか、思わないことはない。最初に買ったのは『雲路の果て』で、ヨーヨーがおいてあるのは、こっこがスケバン刑事が好きだからだとゼミ生に教えてもらったりしたものであります。

クムイウタ

クムイウタ

雲路の果て

雲路の果て