たぶん泳ぎには行くと思うが、体調の温存もあり家でごろごろしながら、中井正一をうだうだよんでいる。ネプチューンの体感バラエティ番宣特番をやればそれを見て、ボクシングをやればボクシングを見てというカンジで、日が暮れてしまった。さっきまで、ばかちりことESSEマニアック若槻千夏とあと三瓶、アンタッチャブル、関根勤、キャイーンなどが出ている丼ものの番組をながらで見ていた。ルーレットで喰える椰子決めて、築地の美味しい丼を次々に紹介するという番組で、最後まで喰えなかったのが、アンタッチャブルとばかちりこ。ちりこが喰えずに、ぎゃあぎゃあ騒ぐ虐待オチかとおもったらちげーの。大竹しのぶとはまたちがう、ちりこの「ばかじゃないの」を今一度見たかった気もするが、喰えなかったアンタッチャブルの反応も楽しみであった。山崎のヨゴレ熱湯系ネタは、けっこう定番化していて、ビストロアンタッチャブルでは、ライオン足ツボとか、トラとプロレス寝技で馬路逆ぎれなどがでた。この系統なら、竜ちゃんのほうが一枚上かしらと思っていたら、アンタッチャブルはさすがに冠をゲトしただけあって、「あざーっす!」とニコニコ。「楽しかったです。いろんな丼みれて。あざーっす!」と、しっかりキメた。(・∀・)イイ!!。思わずお染ブラザースを思い出した。海老一染之助・染太郎のころから、「おめでとうございます」で、にぎにぎしく、あくまで明るく、ポップだったよなぁ。なんかそれに近い、底抜けのポップさを感じる。*1
ホンコン&板尾のボケツッコミ一見わけわかめな椰子らとか、必死にやってますぅ森三中とか、いくつかの例外はあるけれども、お笑い芸人の基本は、けっこう怜悧なところからものを見てますよってカンジなところがあり、それはそれで感心することも多々あるのだが、くりぃむしちゅーになると、メタレベルではボケツッコミが反転して、有田が上田のうんちくや聡明にツッコミを入れたりする構造が出てきて、全体としては再帰相対化された笑いになっているように思う。アンタッチャブルの場合、柴田の上手いが「解毒」されてきて、本格化したようなところもあり、巧さがノリとして純粋化されていて、どうだというのが山崎の巨顔に具象化されているってかんじで、なんでもかんでも「あざーっす!」てかんじで、ボディーソニックにビートしてゆく。これってメッセージ性の解毒かもしれないし、パロールの身体化かもしれないとか、理屈ゆったら「あざーっす!」ってニコニコ対応されそうだわな。一発芸、馬路できあがっているのかも。「ポテタンワン」とか「もっと太りたいなぁ」なんかも、組み合わせれば使えるかもとか、思わせる時があり、これでズッガンいけませんかという雰囲気はある。*2
でまあ、ノリノリ陽気に「あざーっす!」は、お染ブラザースの「ありがとうございます」「おめでとうございます」と似ているなぁと思った次第。もちろん、海老一染之助のほうは、曲芸師でものすごい芸があるわけだし、染太郎以外の「間」で芸はしたくないだろうし、大御所とのコラボはけっこうビビリ山崎なんかはできねぇかもしれないしな。*3コラボまでは無理だろうけど、なんか見てみたいきはする。「ありがとうございます」「おめでとうございます」と「あざーっす」「おめとーっす」が交錯し、やっぱ場のコントロールは柴田が二役でやるしかないよね。ありえねーかな。お染ブラザースホムペあるのね。仕事以来の電話まで載っている。
http://www.mitodaikagura.co.jp/osome.htm
さあ、今日はブログタイプと下衆ヤバ夫@りちゃほだね。これは重いので未来日記。
*1:そんなこと言ったら、林家ぺー&パーもそうかしらね?っつーかあの一門はみんなそうかも。正蔵といっ平はちがうかなぁ。
*2:どうしても、ざ・ぼんちを思い出す。橋幸夫とそーなんです。その基本には、ジェリー・ルイスばりのアクションがあり、アレは間違いなく芸だった。同様に大なり小なり、消費されるのが芸人の運命なのかもしれないが。アベック歌合戦で、かなりぶっとんだ印象のトニー谷も、全盛期に比べればぜんぜん「さいざんす」じゃなかったっつーからねぇ。
*3:井筒和幸の映画の話の時なんか、くりぃむ有田はガンガン挑発的なボケかましてゆくし、よいこですらめちゃめちゃ言って怒鳴りつけられているけど、アンタッチャブルはネタふられて、ぼくらは映画はパスとかゆってやがったからな。