たりらリラ〜ン考:マツケン冠?バニラ気分始動

 一週間授業モードに身体が慣れず、起きてもごろごろしていた。この前録画した『くりぃむしちゅーのたりらリラ〜ン』のビデオをボーっとしながら何度か観ていた。一タレント、一ネタ、一アイディアでひっぱりまくりというのではなく、平成メタファーTVタトエビト&モノシラズというアイディアが、どんどんマルティプライズしている。くりぃむの「どうだくりぃむだぜ」というスタンスも、心地よい。ラストのコーナー企画で、上田のたとえツッコミを穴埋めクイズにして、上田の心の強さを試す「うえだリラ〜ン」をやっていたが、「たとえツッコミ日本一」とかヨイショしつつ、「たとえはうんちく」どんなもんだいというような「どうだ!」をやっていることはいるけど、上田すべりまくりで、「これカット」とシャウトし、ついに自分ツッコミまで上田にさせるという盛りだくさんは、(・∀・)イイ!!意味でお腹いっぱいになる。これも引っぱらずしばらくやらねぇかもしれないなぁ、などと思った。同じネタは二度とやらない。ネタの出し惜しみをしない。タケちゃんや欽ちゃんにも通じるイケイケがそこに見えたような気がした。また、「うえだリラ〜ン」への入りなんかも、バカ丁寧に間をつくっていた。実験性だぜとか、ゆるゆるはじめるみたいなことで、なんか放送しておけみたいなものも散見されるなかで、行き届いたサービス受けてるみたいで、満足じゃッテ人は多いんじゃないかな。まあ、アバウトはアバウトで面白いんだけどね。
 この「たりらリラ〜ン変幻」って他もやる気なのかねぇ。「うえだリラ〜ン」があるなら「ありたリラ〜ン」は速攻考えているはずだ。逆パターンっつーことだと、どうなるの。ツッコミを予想して、ぼけてみせる?あるいは、たとえツッコミの前と後ろの二つを穴埋めにして、やらせる。ちょっと複雑かねぇ。「由香里〜ラン」「西尾リラ〜ン」で「カミらリラ〜ン」とか、あるいは痛い上田勘弁してくださいよ〜な「ネタ丸投げ」考えるとか。リラ〜ンつければ、ラビットも湯浅もシモネタマジュリンもインリンもなんでもありじゃんか。ボク的には、インリンの懲らしめバズーカとかみてみたいけど、番組ぶちこわしだろうね。で、ビデオに飽きて、テレビを見ながらごろごろしていたら、「バニラ気分」という番組がはじまった。今田コ〜ジと、オセロと、そしてマツケンが出ている。なんだよこれ、マツケンの冠かと思って調べたら、フジテレビのサイトに次のように書いてあった。

 この番組のテーマは“汗”。出演者が汗をかいてがんばることで、人々をハッピーにしたい!という願いをこめた番組なのです。土曜日のお昼2時間ぐらいは、イヤなことを忘れて、この番組でハッピーな気分になっていただきます。2時間の汗かき奮闘バラエティ。番組は、「食」「料理」「趣味」「旅」「知識」など、さまざまな分野で、レギュラー陣が汗をかき、人々をハッピーにするバラエティコーナーで構成。1部:松平健を中心としたスタジオバラエティ企画+エンターテインメント情報。2部:嵐を中心としたドキュメントバラエティ企画/汗をかいて皆をハッピーにする。まさにこの番組のコンセプトにぴったりはまるマツケンサンバ松平健さんと嵐をイメージマスターとして迎えました。

 なにがなんだかわからないけど、とりあえずゲストに唐沢クン@NHK大河共演が出ていて、演技談義などをひとしきり。で、マツケンサンバは、当然のように流して、東京ドームマツケン祭の映像を流す。最後でも子どものマツケン踊りなどを募集していて、日本全国マツケン祭りを仕掛けようというのか。マツケンフェスタ@東京ドーム。まあマツケンはガッツさんや猪木とは違うから、まわりの制止も効かず中国に乗り込んで「マツケンサンバええじゃないか祭り」とかして、オ〜レ〜オレ♪するわけねぇよなぁ。江沢民とか、ジョンイルとか、ジーコとかも混じって、オ〜レ♪オレ♪で問題が解決すれば、そんなたやすいことはねぇんだろうけどな。とかバカなことをボーっと考えながらも、身体はめっちゃファティグ。オセロがめっさとゆったら、今田が関西人はもうめっさ言わないとかゆっていたのは笑ったよ。ニンニン蚊取りが、カツケンとして、マツケン祭に参加し、ロックコラボのフロントのようにシンクロしていた。マツケンはニンニンとの商談をさりげなく成立させていた。
 ロバートが出てきて、マツケンの笑いのツボを突くモロパクリ企画「えんた〜の殿様」かどうかとか、ホリケンが出てきて「コケコケニワトリ三羽♪」歌うとか、アホな企画もりだくさん。すべてにマツケンは、くそ真面目な反応。しゃべり方も上様なのには大笑い。また随所に、戸部洋子が「これでもアナウンサーですから」的にプッシュされていた。遠山景織子がやっていた『怪』の「もののけさ」というセリフが似合いそうでもあり、またゴスロリこんせぷとでもいけそうだし、不気味系もわるくないんだろうけど、やっぱこの人は豪傑おやぢのりなんでしょうか。「たえすんげー」と「とべすんげー」とかしてほしいんだけどな。w 最後にマツケンのいじりかたについて、「おいてゆくしかない」というアドバイスが出て、ちゃんちゃん。
 マツケンバラエティにはぶっとびますた。高橋英樹とかは、バラエティにも出ているけど、こういうカンジじゃないよね。マツケンの世代は、私と同じ世代で、そのくらいになるとやはり様相がだいぶちがってくるんだろうな。たとえば、三船敏郎だとか、高倉健がバラエティとか考えにくいものね。健さんなどは、ゲストで出ても、ぶきような男ですみたいなカンジで、「散髪屋いくのが好きです」とかゆうのがせいぜいだったし。