アンタッチャブルのあざーっす!!

 今日は一年生組会。一年生と顔合わせで、いろんな説明をし、クラスに別れて、またゼミの説明などをした。みんな熱心だし、楽しみだ。夕方から、出かけて高円寺で友人とメシ。それからプールに行った。一年生から、さっそく質問メールなどが入っている。去年は面談して、歴史社会学をしたい、大澤社会学などにも関心がある、この大学でそれが学べるかとゆうから、その関心なら京都大学とか慶應とか東大とかがいいだろうし、女子大なら日本女子大のほうがよかったかもねとか、率直なアドバイスをしたら、馬路再受験で退学しちゃったりしたので、慎重にしたいと思った。再受験も悪くないが、あまりに即決だったので唖然としたから。
 アンタッチャブルの初冠番組ということで、23:45という早い始まりなんだけど、無理して早く帰宅してみた。柴田と山崎会長に登場。「あざーす!!」とまず一発とおもったら、そこいらじゅうにあざーす!!しまくり。私たちのためにこんなセットをつくっていただきなどと、もうダンナよってらっしゃいというカンジで、ノリノリ。山崎は、あいかわらずのワイシャツとズボン。この前フレンドパークでもらった100枚の一枚なのだろうかと思ったりもした。
 「世紀の瞬間」をとらえる番組らしいよ。弾丸ツアーでサッカーワールドカップ行って見られなかった時。ジグソーの最後のワンピースまでできた時に蹴っ飛ばされた。セーブのできないRPG最後のステージで来客が。そんなとき、人は「あざーす!」とゆえるか。そんなことが、昼間見られたサイトに書いてあった。まずコンセプトがまったくわけわかめ。まあでも、山崎と柴田の芸はどう冴えるのか、新しい境地を拓けるのか、そんな興味をもってみたんだけど、今日の企画は「ホクロ芸人のホクロ」。ホンモノは誰だ?と言うまったくワケわかめというか、ぶっ飛んだというか、シュールというか、なんともにんともな企画。出演、カンニング竹山バナナマンカリカ森三中。こいつらと山崎が以下にもニセホクロというのをつけて出てくる。でもって、ホンモノホクロ芸人村野武範降臨。でもって、いろんなことやって、ホクロがはがれたニセモノが脱落し、白ペンキ塗られてゆく。
 まず、激辛ラーメン100倍ミートソース状なのを喰う。みんな痙攣しながら喰っている。しかし、平気な顔をして喰う森三中黒沢。我慢しすぎて、妙な汁が鼻や口から出ている。でもって不自然にホクロがはがれ、白塗り。マツケンサンバ踊り、洗車装置であらわれる、ウォータースライダーで滑り落ちるなどして、みんな白塗りになってゆく。特に森三中三人白塗り芸者風っつーか、ヘイアーンダンサー仕様。で、最後に残った山崎対村野がホクロをこすり合わせて、ホクロ相撲で、山崎のホクロがとれてチャンチャン。ふたたびスタジオにカメラが戻り、島田シンスケ他の電報が読まれて、番組終了。
 正直まったく企画の意図がわけわかめだった。これだけのキャスティング使って、たけし軍団ダチョウ倶楽部のできそこないみたいな古いギャグやったとしか、私には思えなかった。ザッピング世代向きに、小刻みに様々なネタ、企画などがマシンガンのように打ち出され、それをちゃんとキャラ設定のできた芸人がテンポよくリレーし、メインキャストがそれを制御し、各種テロップなどが駆使され、これでもかとぐいぐい見る者を引っぱってゆくような番組の作り方とはまったく違う作り方なんだな。森三中が出たての頃TBSでやっていたスゲーテンポののろいダウナー笑い喚起系みたいな番組のつくりで、一定のポリシーをもった作り方なんだろうと思うけど、こんなテンポじゃ、これからどうなるんだろうか。キャラもきまってないし、番組の方針も決まってないし、アンタッチャブルは、線の細い一発芸「あざーす」と心中するワケじゃないんだろうね。
 アンタッチャブルは達者だし、なんかぼんちみたく消耗されつくしてチャンチャンじゃないかなぁと思っていたけど、ぼんちは「そーなんです」とか爆発的にヒットしたし、それ以外にも橋幸夫もあった。そこまで行かないで終わるとは思えないけど、正直ぞんざいな企画としか思えなかった。もちろん、これは私の理解をはるかに超えているというだけのことなのかもしれないということなのだとは思うけど。