「さんまの動く明石城」

 さんまちゃんの番組ですが、見れることは見れましたが、バカ親もいっしょにみたので、アヒャヒャヒャヒャの度合いが高まり、笑いすぎて、にゃんともにんともですた。出だしは物々しかった。番組開始はや一年、四月改編期をむかえ、制作費使った番組が成果が出ず、馬路やばくね?やばいかも?まったりしすぎのさんまちゃん。「四月以降もあるの?の巻」。カンフル剤なのか、それとも究極のだめだしか、三奉行は、ブッチャー小林、フジポニー三宅、そして制作のドン(らしい)港さん。ボクは今までずっと湊さんだとばかり思っていた。でもって、若手スタッフが勢ぞろいしている。左遷されちゃいますた高橋、信じてやってください出口、ぶりゅんぶりゅん肉ダンス山本、影薄い三浦、注射しちゃいますた武田、そして謎の男デス。「お前誰やねん」とツッコミを入れるさんまちゃん。なぜか高田圭太がいる。さんまちゃん「何でお前おるんや?」と、空腹のブラックバスにリジェクトされる高田圭太。わはははは。でもこれらは企画プレゼンたーではないらしい。では誰なの?
 と、ふすまが開いてノリノリのLサインで登場したのは、ジャーン、水口クンですた。速攻自分プロモをしたがる水口クン。さんまちゃん「それつくりたいだけやないか!」。水口クン「やりましょうやりましょう」。おいおいおいおい。何やるねんと思ったら「四月改編のプランを提示しますら」。っつーことで、水口クン強引に自分プロモに入る。上七軒の神童とゆわれたらしい水口クン、京大の工学部に入学、アメフト部所属。って、すげー強くなったころだよなぁと、思わず昔を回想するボク。でも、これは単なる先付けに過ぎなかった。なんと水口クンは、お笑い君スタににっちもさっちもというコンビを組み、出ていたらしい。しかも連戦連勝破竹の勢いの快進撃。当時のノリノリの映像を流す。「水戸黄門=見て肛門」とべたなダジャレを降るところをあえてチョイス。さんまちゃん「いかにも関西」「カツゼツがアンガールズ」と微妙な賞賛をする。水口クンホッホッホと余裕の高笑いで「まー、第一期黄金時代でしたねぇ」と振り返る。しかし、その後最も倍率の低い技術職でフジテレビに入社し、ADとして辛酸を舐める。特におにゃんこのお兄さんとして、芝居もさせられた模様。映像が出たが、ミスターオクレと猪熊虎五郎を足して割ったようなカンジ。イイ!水口クン「年下のおにゃんこにおい水口とか呼び捨てにされていますた」「いつか見返してやろうとおもっていました」。その後、HEYHEYHEYを始動させ、さんまのスポーツするぞなどを手がけたと、おーじまん。水口クン「あの頃のさんまさんが一番面白かった。それを引き出したボクは天才かも」。で、自分プロモちゃんちゃん。いや面白い。
 ブッチャー小林「不愉快だ!」と爆笑。しかし、ますますブッチャー化してはいないだろうか。水口クン「赤字覚悟で制作費を使い、深夜でやってきたが、そろそろ乗り出さないと」「企画はある」ときっぱり。おい馬路かよ。企画されたものをゴールデンでやる気か?企画会議が面白い私としては、深夜がなくなるのは困る。さんまちゃんも「深夜が気楽でいいのに」と言うが、ともかくやるという気迫があるみたい。っていうか、深夜でお気楽については、三奉行にすら圧力がかかっている模様。
 水口クンの企画。「さんまの動く明石城」。堂々ととある正月映画パクリますたと広言する水口クン。じゃあ企画内容は?神出鬼没、いろんな時間帯でやって試す高度に実験的な番組となるらしい。うーんアバンギャルドリベロ水口のオーバーラップ企画、うるとら攻撃型プログラム、それが「動く明石城」。放浪するボヘミアンな番組。GeraGera Nomadか、はたまたPGモーベンスか。月曜七時60分の明石城60万石、土曜九時120分の明石城120万石、はたまためざまし明石城・・・。どこにあらわれるかわからない。さあもってけどろぼう!というカンジ。めざまし明石城って、四時からやるのか?わはははは。地方都市のウゴウゴルーガみたいじゃんかよ。地方じゃマニアックだったんだぞ。あの番組。さくさくみたいなもんだな。さんまちゃん「大丈夫なんか。社会的責任もあるやろ」。水口クン「編成ですから」。さんまちゃん「くりぃむの雨傘だめやったやろ。あいつら雨傘番宣だめだったんですかと、へんなところ気にしていたで」。水口クン「やります。もうケテーイ。ゴールデンウィークど真ん中4日二時間特番。21:30−23:30生放送」と強引な展開。さんまちゃん「馬路か?」水口クン「ほぼ決定」。さんまちゃん「おいおいおいおい」。水口クン「さんまさんがやるなら、進退をかける」。さんまちゃん「お前やめるわけないやないか。しがみついてはなれん男や」。この間、肉踊り山本の豪快な笑顔と高田の弱弱しい笑顔が映し出され、なんともいえない興趣でございました。
 さんまちゃん「ゴールデンはみんな休んでいないやろ。手薄なところで誰がやるの?誰かやるものおる?」。D一同「シーン」。話ふられた三浦D「むしろ見て楽しみたい」。高橋P「・・・(硬直)」。高田「餅は餅屋ということで」。武田「若いですから」。山本「失敗したくない」。ともかくびびりまくるチキンな若武者たち。でわ、三奉行?ここからチキンな椰子らを睥睨しながら、ぢぢいの失敗自慢大会が始まった。フジポニー三宅。「おれも滑った」。きんどん、ひょうきん、あっぱれと、王道を歩ん」
だ三宅にも失敗はあると言う。ゴールデン二時間、出演外人ノシ、6.3%。ブッチャー小林「わたしも男だけのブラックバラエティですべりますた」。オールナイトフジ、夕にゃンの港さん「僕は失敗がない」。すげぇ。さらにビビリまくるチキンたち。三宅「失敗してもいいじゃないか」。小林「営業としてはやはり数字を・・・」。ガクガクぶるぶる。
 これは鶴の一声、ギョーム命令だと思ったら、さんまちゃん「武田お前逝け!」、武田「なんで!」と逆ギレ。責任が一切ない佐々木恭子「キレないで、キレないで」。武田は、「キレてない」と流行の長州力の物まねをするかと思ったらしねーで、マジレスはじめやがんの。武田「実力があるとかゆわれれば逝きますけどね」。さんまちゃん「一番したっぱだからぢゃ」。武田「ガチョーン」。さんまちゃん「じゃ、ケテーイ武田チーフ。しかーも生放送」。でかーく「デンジャラス」の黒文字が。わははははは。実にイイ!
 5月4日お台場明石城120万石夜九時半より。いろいろやりますって、おいおいおいおい、この時間帯はやめるのか?それは残念すぎるぞ。なんか、楽しみながら、ギャラをもらい、そして充電みたいなまったりした番組をしていたさんまちゃんと、特進した武田Dが、ちょっと頑張れみたいなことだったのかしら。まあ、見てみないとわからない。私が一番気になるのは、深夜にやるのかということ。あるいは深夜でなくても、作戦会議をどこかでやって欲しいということ。まあしかし、プロは大変だよね。視聴者は面白がっていればいいわけだけど。