04年度授業終了

 昨日は気づかなかったのだが、やはり5キロ以上を一時間ちょいで歩いたのはかなり披露していたみたいだ。しかも、荻窪健康ランドで入浴+マッサージで、血行もよく、ものすごく長く寝た。ぢぢいになると、起きるのが早くなるのだが、ぜんぜん起きなかった。で、久しぶりに学食でメシ。チキンカツは起き抜けで重かった。しかし、切り干し大根はアサリなんかも入っていて、けっこう美味しかった。
 午後一で文化社会学の授業。今年度最終授業で、顔を見ながらじっくり出席をとり、その間に質問ペーパーに質問を書いてもらい答えるかたちで授業をまとめ、かつゼミ紹介のかわりになるというかたちで講義をした。このかたちは、私が勝手に「恋の空騒ぎ方式」と呼んでいる方式であり、書いた内容にツッコムというかたちは、なかなか発言しない椰子ら相手にはよい。釣っても、この授業は四年生の出席が多く、ため口ヤジ大杉なのであるけれども。「試験はなにが出る」「授業のポイントをまとめて欲しい」というのが圧倒的に多かった。一番笑ったのは、ゼミに関する質問。「先生のゼミで卒論書けるんですか?」。かなりウケた。「英語読めるんですか?」を数段上回るインパクトであった。書くのはてめーらだ、っつーことだよ。「就職の時、ゼミでなにを学んだか答えられないんですけどという椰子が毎年多数いる」と言っちゃった。さすがにうちのゼミはアフォで勝負するとまでは言わなかった。三年ゼミでは言ったんだけどね。「馬鹿で勝負するのは芸がいる。その芸を一年かかって身につけた。これが真の徳育だ」とまで言った。で、話は授業に戻るが、四年生から「社会人になるにあたってのこころがまえ」という質問があった。「人に期待しない。期待すれば腹が立つ」「最悪を考えて行動する。甘い見通しで行動しない」という二つを言った。これは、岡山大学に勤めてイライラしていた私に、「下衆です」に似たアクセントで、「○○です」と言う○○先生が教えて下さったことだ。
 「後期は2ちゃん語がプリントからなくなってよかった」という意見を読んだら、四年のヤジ軍団から「後期プリントやめたジャンか」とヤジが飛んだ。だよなぁ。しかし、やっぱ大学の営業上は、プリントをアップしたりブログにしたりするのは重要なんだろうな。この他、小林薫ネタをしたら一応型どおりうけた。それで試験答案書くのに、ロリ系の本とか持ち込んで補助監督の先生に変な目で見られるようなことはやめて欲しいみたいなことを言った。あと、卒論面接で泣く椰子続出みたいなこと言ったら、そこそこ反応があった。ヤジ軍団の話だと、5分も立たないうちになく椰子もいるらしい。
 まあそんなわけで、一年間の授業が終わった。プリントを使わない語りかける講義の方が、自分には絶対あっていると思った。しかし、それでは学んだという充足感がどれだけあるかは疑問だ。前半はサブカルチャーのメイン化を後半は戦後日本の社会心理を話した。それが来年度の間の社会心理史につながる。問題はなかなかアウトプットが、本に結実しないことだ。固定客がいるような書き手はともかく、「ゆるふん」な論文集出してもしょうがないからね。