こちぢば初め@西部劇

 ひさびさに虎ノ門のこちぢばをみた。最初のうちは、井筒和幸きれまくりの新作斬り!でうけまくっていたわけだけど、そのうち(・∀・)イイ!!映画をちょこちょこ紹介するようにもなり、井筒映画語りふうにもなり、今後どういう展開を魅せるかと思っておりましたところ、なんと今年第一弾は『荒野の7人』だってさ。アテクシのガキの頃の映画。ポスターとかもみた気がする。基本の撮り方、テンポ、スタンスなどなどを、井筒監督が語るっちゅーぅ趣向で、番組自体もゆったりしたものになっていた。もう少し名画座みたいなことも語るのかと思ったら、そうでもなかった。なんか映画を見る場みたいなことも、井筒のガキの頃の話とかも交えて、丁寧に話してもらったら、もうちょっと萌えだったんだけどなぁ。
 まあそうは言っても、井筒は井筒であり、「マックイーンみたいに馬に乗れる椰子日本におらんやろ」「早撃ちスゴイやろぉ。あれだけ早撃ちできるのは、日本では宍戸錠さんくらいや」と、もうおやぢしかわからんようなネタふっていたのは、かなり笑いますた。が、そこでカツマタが、「寺門ジモンもな〜」とちゃちゃを入れたのは、セイヤセイヤでなかなかスゴイものがあると感心しますた。「内藤チンはどうなんや!」と思わず突っ込みを入れてしまいますた。
 このパターンもけっこう面白いね。少なくとも、かなりの年配になっている人は同じふうに思ったろう。しかし、基本は基本として、今風の撮り方をしているもので、(・∀・)イイ!!っていうようなものも、採りあげて欲しいなぁと思う。たとえば、CG使いまくっていても、最初の『スパイダーマン』は面白がったりしていたわけで、構えちゃわないものみたいなのを、いろいろ紹介してもらえると、ほぼ同年配者としては参考になる。それでも、若い人々はちげーよ井筒ってところもあるだろうし、やっぱり理解がおよばなくなっているものっていうものもあるだろう。まあだけど、それを見せて井筒がぶち切れるのがおもしれぇというのは、テレビ番組的にももうマンネリなんだろうね。
 ウェスタンは、私もイヤになるくらい観ているけど、正直言って、馬鹿にされるだろうけど、マカロニウエスタンの扇情的な音楽、っつーか長調ではなく短調な世界のほうが萌えであったことだけはたしかであります。クリント・イーストウッドの『荒野の用心棒』は、カチンコチンエレクトに萌えたし、いろいろ観るようになるとリーバンクリーフは激シブイとかゆうようになって、それなりにものを言うことば、というか悪役キャラうんちくを身につけていった。それは大げさに言えば、プロレスやなんやかんやの悪役キャラ萌え系の源流だったというと大げさだろうか。で、まあ、その相手役のジュリアーノ・ジェンマとのかけあいなんかも、なかなかよいとは思ったが、これがフランコ・ネロあたりになると、シブイことはシブイにしても、作品名はわすれたけどさ、なんか最後に重そうに持っていたケースからマシンガン取り出して、一気に敵をやっつけるというようなことになると、 おもわず工工エエエ(′Д `;)エエエ工工ということで、ちょっとちげーなぁと思ったりしたものであります。
 それはともかく、渋谷のマンバが、キャンギャルやモデルとは違うスタイルで、白いカウボーイハットとブーツで渋谷を闊歩していたら、かなり笑えるなぁと思ったりしますた。