ハモりハモって鱧音頭

 思いっきりテレビをみておりましたら、福沢さんゆかりの九州中津が紹介されておりまして、メインは長崎のしっぽく料理を考案した医師田中信平が中津に広めたとされるくず粉をベースに地元産の十六寸(とろくすん)豆やキクラゲを寄せ固めた伝統菓子「巻蒸(けんちん)」の紹介だが、なぜかそのあとに、「味がハモれば 噂(うわさ)もハモる ハモり ハモって ハモって ハモって 鱧(はも)音頭」とおぢい、おばあが踊りだし、ぶっ飛びますた。しかも、テロップで歌詞が出て、ひつこく「ハモりハモって」を繰り返す。ワハハハハ母。すげぇ面白い。速攻ぐぐりますた。これは、「大分・中津市の名物ハモ料理を盛り上げる心強い味方」なのだそうだ。。発案は、料理店の女将(おかみ)3人。正式名称は、「なかつ鱧音頭(はもおんど)」だ。女将さんたちが、市内のイベントで披露しているうちに、学校や福祉施設などから教えてほしいと依頼が相次ぎ、今では500人以上が歌って踊れるようになったという。「ハモのPR効果を生み出すと同時に市の応援歌として親しまれ、全国進出にも期待がかかっている」と大プッシュ。もちろんレコーディング済みなんだそうだ。

 「なかつ鱧音頭」は、郷愁をそそるメロディーにハモの料理名や中津の光景を込めた演歌風の楽曲。前半は流れるように、後半はリズミカルに「いらっしゃい」「お膳(ぜん)をどうぞ」のポーズや周防灘、祭りなどをイメージした振りが付いている。女将3人がハモと中津の応援歌をつくろうと「なかつ鱧音頭・歌い隊・踊り隊」を結成し、・・・同隊がイベントなどで踊っているうちに、市内各所から踊りの指導を頼まれ、広まっていったという。

 「仕事が終わって、何度も公民館に教えに行きました。運動会や地域の盆踊り、同窓会にも登場するようになり、保育園児からお年寄りまで500人以上が踊れるようになったんですよ」と話すのは、同隊の1人、割烹(かっぽう)・丸清(まるきよ)の臼田キヨミさん(62)。高齢者のリハビリ効果も期待され、みんなが輪になって仲良くなれると評判は上々だ。

 同隊メンバー、居酒屋割烹・有比菜(あるびな)の岡田恵子さん(58)は「テレビ放映されたこともあり、遠方のお客さんから『あの鱧音頭ね』と言われるんです。ハモって高価なイメージがあったけど意外と気軽に食べられるものだったんだという声も聞きますよ」とPR効果を実感。あじ処・安兵衛の山田まゆみさん(54)は「踊るときに着るピンクの法被は、おめでたい席に欠かせなくなりましたね。人に見られるのが楽しくなりました」と元気いっぱいだ。

 「これからは市外でどんどん踊って、もっと知ってもらわなきゃ」と3人は大張り切り。別府市からの講師依頼も受け、11月には大阪で披露されることも決まったという。同市観光商業課の宮本達生係長(50)も「多くの市民が踊り手となって中津の観光を支えていってほしい」と期待を寄せる。「ハモり、ハモって、鱧音頭」。女将パワーが生んだメロディーが全国に鳴り響く日も近いだろう。【高田美夏】
「なかつ鱧音頭」のポーズを決める女将たちの写真入り
http://www4.nikkan-kyusyu.com/le/kyu/part1/080/top.html

 『いじめの社会理論』などで指摘されている地域社会の凶暴さというものにはもちろん冷静なまなざしが注がれなければならないだろう。また、「全国進出」ということばの意味構造なども、噛みしめなくてはならない。さらにまた、田舎売り物系のギャグはお台場明石城の愛媛ネタみたいな世界最大5百メートル級津波起こしたアラスカなみ極北地すべりがあることも、わかる必要があるだろう。しかし、地域都市や、中高年のこのパンクさは馬路ぶっ飛ぶものがある。ご長寿早押しクイズなんかもしかしてメジャナイ。ちんこ音頭も、居酒屋サンバも、マツケンサンバもみんなまとめていらっしゃいというかんじ。堂々日本語で「マリリンよ」でおなじみのイタコシスターズだとか、ミスゴブリンだとかとコラボして、「ハモりハモって」欲しいね。ついでにもう下衆ヤバ夫も参戦してもらえたら、これにこしたことはない。こうなったらカンニングたけやまに最後に吼えさせるとか。下衆とたけやまは、とりあえず大分県では営業し放題だろうしさ。パンクに萌えてほしいけど、まあそんなことにはならないだろうね。まあ、仕切り屋のうんちくぢぢいとか、おせっかいばばあとか、うざキャラがでてくるのもいーんじゃないの。まあゆきつくところは、さんまちゃんに嫁とらそうとした、いささか地方の凶暴がゆきすぎたことになるのかもしれないけどさ。わははははは。