朝起きたら雪だった。何年か前に無理してちゃりで出かけたら、歩道に出るところがアイスバーンになっていて、つるっと滑り、な、なんとウィリーやって後にもんどりうってぶっ倒れたみたくなり、腰をしこたま打って、一年以上痛みがとれなかったこともあり、以後自信を失った。さらに、あるいていて転んで、ズボンがぐしょぐしょになり、研究室で鍵をかけて、パン一になり、暖房で乾かしたという経緯もあり、雪の日は外出しなくなった。20代のころまでは、雪でも平気でちゃり乗っていたし、岡山中央郵便局まで小包をとりに行ったり(片道二キロ以上)、大学で雪合戦したりしたのがうそのようだ。じっととじこもりビデオ三昧だった。降るかもしれないという話であったので、昨日24を借りてきたのは正解だった。
 24は、アルメイダ妻の胸と、キンバリーヒップラインとどっちが萌えとか、くだらない話で盛り上がっていた時期もあるわけだけど、まあ今回はねっとでバカ話をする状況でもなく、真面目に見た。最初は、かなりうざかった。要するに、あのあんちゃんだよ。親が貧乏で、にわかスマグラーやってさ、でもってビビりまくり,愚かな行動をくりかえしたガキ。サスペンスとかでああゆうてあいが出てくると、かなりいらだたしい。ミリオネアのみのもんた以上である。っつーか、毎回そういうのが出てくるジャンこの作品。まあでも、この作品はアップテンポでぐいぐい魅せることもまた事実で、今時のザッピングな椰子らを釘付けにするには、かなりの工夫がいるのだろうなぁと思うた。細菌兵器ネタはそこそこ新鮮味があり、5巻までは面白かった。しかし、ボスキャラのサラ・クラーク=ニーナ・マイヤーズが出てくるのに時間がかかったこと。りちゃほに出てたのはぶっ飛んだけど。ッつーか、りちゃほはなんであんなことするの?わけわかめだ。サラが出てきて、いよいよこれからと言うところで、もう少し借りに逝こうかと思ったら、雪がやんでいた。まあ、寒くなるとアイスバーンになるだろうし、今のうちに帰省するかなぁと、続きは新年ということにあいなったのである。しかし、ロシアンルーレットだとか、バウアー思慕のメスチゾのねぇちゃんの顛末とか、あいかわらず気分が悪くなる展開も多く、その点はむかついた。
 見ながらチョット考えたのは、捕り物帳だとかそういう類が外国でうけるのかなぁってこと。ラストサムライみたいな、腹きり武士道な日本だけじゃなく、すちゃらかハードボイルドぽっぷみたいなものも面白いとは思いつつ、やっぱり片岡知恵蔵隼奉行の巻物とか、伝七うめのすけのメデテーナとか、HIDEQUIの桃太郎とか、わけわかめなんだろうなぁとか思ったのであります。たとえば、『怪』シリーズでどうかとか、思っておたりもする。OLヴィジュアル遠山の人形遣いバリかっちょよかったよなぁ・・・。