豆乳なべレシピ

 今日はクリスマスイブである。今まで旧知に会ってきたのだが、むふふな話ではない。まあしかし、なかなかよい時間をすごせたと思う。一泊パックという、なんともわいせつなばったもんのイブ商戦におどらされていたころが、あまりにあほなのだと私は思う。たとえば家族でなべを囲むもよし。岡山に来ないときは、このときとばかり勉強した覚えもある。今日は高梁教会のライトアップを撮るはずが、イブなので消えていた。ろくな写真が取れなかった。うかつであった。めっささぶい。鍋が食いたい。美星の豆乳なべがいいと思ったが、そうはならなかった。
 ところで、なぜかはわからぬが、最近豆乳なべレシピというお客様がたいそう多い。やはり寒くなり、鍋料理の季節到来というかんじであり、でもって今年のトレンドは豆乳なべというかんじなのである。もしかするとここ数年の不動の王者であるところの、キムチなべも一歩譲る展開になるかもしれぬ。まえにぶろぐでも論じたし、試行錯誤をしている。まあしかし、私とレシピということばは、ミスマッチと考えるのが普通であろうと思う。岡山大学時代に、あるお店のママさんに「カレーを食べるとすると、Y先生はスパイスを調合してつくられるかんじ。A先生はお店のママさんとかに特別あつらえのまかない料理みたいなのをつくってもらい食べさせてもらうかんじ。で、先生は。。。ボンカレーってカンジかしら、アハハハハハハ」、「(゜∀゜)アヒャヒャ(゜∀゜ )アヒャヒャヒャヒャ( ゜∀゜)、ってなんでやねん!!」と思わずノリツッコミをしたのですた。まあ想像力としては正義だとは思う。現実はちげーけどね。私も野菜ざくぎりのカレーくらいはつくれます。いためて、水ぶちこんで、煮込んで、ルー入れればいいわけだろ。んなもんおれだってできるよ。
 市販の豆乳なべのもとは、出汁に味がついているのだが、豆乳というコクにかけるような気がする。なんか薄いスキムミルクで鍋やったかんじ。もっと濃厚なジャージー牛乳というか、エバミルクみたいなのでやりたいのと、あと味がついているのが私にはいまいちなのである。京都の引き上げゆばのように、やはりポン酢醤油で食したい。これはしたいというだけで、そこに正義を主張する気はさらさらない。最初は、湯葉や絹ごし豆腐などを具材にして、湯葉を食う。湯葉が取れる豆乳は結構簡単に手に入る。生湯葉もトポスや西友などでも売っている。金に糸目をつけずどっさり入れる。金がなかったら、薄揚げ=油揚げだっておいしいと思う。うちは湯葉はちょっとで、後は油揚げだ。問題は湯通ししておかないと油がきついということだ。
 後はだしを足してほかの具材を普通に煮て食えばいいと思う。これは前にも言った。別に最初から出汁を足してあったっていいわけだ。別に湯葉を食う必要がなければね。野菜以外の具であるが、鮭をあげているレシピが多いと思う。これは多分牛乳鍋からの連想だと思う。うちは鮭は入れない。たらは結構好きである。この場合はなまだらでもおいしい気はする。湯豆腐ならば、絶対しおだらだけどね。たぶんふぐだってうまいだろう。かきはうまいよ。試行錯誤してぶち込んで食えばいいわけだよね。気分はもうチャンコなのである。だから、野菜だって、手近のものを適当に入れて食う。みずな、白菜、春菊。もちろんきのこも入れる。
 きのこは濃厚なものにもあう。引き上げ湯葉だと、湯葉ができるまで待たないといけないわけだけど、この方式だと中途半端にできた湯葉を、きのこや生湯葉や油揚げに絡めてがんがん食える。これがよいところである。肉やかきもこの段階で食ったっていいわけだ。まあシンプルににごりなき鍋をやりたい人は、きちんとレシピを確立すればいいわけだけど、それはうち流ではないというだけの話である。まあ、カレーを食うときに、ルーをぶっ掛けて、混ぜ混ぜして食うような家だからね。おれんところは。