ワールドダウンタウン終了異聞

 みくしのワールドダウンタウンこみゅにおいて、一月フカーツ説を目にしてまもないのであるけれども、そうもなりそうもないというか、DVDも出ないかもしれないというような情報が流れている。「あれはアジア差別、外国人差別が原因で終わってしまったらしいです」という書き込みが発端である。にわかには信じがたい。そこにもあったが「本質的な『笑い』は、VTRの中身や外国人の扱い方にあった 訳だけでない」と私も思う。ジルベッソンたちの動作、吹き替え、ダウンタウンと、この三者の「間」が面白かったわけだし、それによりワンパターンのネタがばかウケしたんじゃないかと思うのだ。ガビシャンのちそこと、ウィラポンの馬鹿笑いとたんがクローズアップされたけど、別にそれだってその国の人がなんだかんだいうわけでもないだろう。フィリピンでSQNYというようなばったもんが売られていることだって、フィリピンがいんちきくさい国と思ったとは思えない。豚食い祭りのがびしゃんの共食いかぶりつきにしても、あるいは優勝者のネックぶりーカー食いにしても、具体的で多様な人々が抽象化されたとは思わない。
 最終回では、アメリカの観光客がぼったくられたりしていて、まあなんつーか、人間の逝ってよしなところが笑いになっていて、なかなか玄妙だったし。問題なら、日本のもやればいいんだよな。「マリリンよん☆」でおなじみのイタコシスターズでもいいし、ヨンさまにはまっているおばはんでもいいや。ださお改造計画は、日本でもできるべ。まあジルベッソン以外は何人でもいいわけだよね。
 まあでも、「ここへん」で議論したら、かなり批判が出ることはあるのかなぁとも思った。ためしに留学生に聞いてみたら、中国の人だけど、特に問題があるとは思えないと言っていた。本当に今香港でやっているかなど、調べてから言うべきなのだろうが、一応気がついたので、メモメモというようなしだいで。