朝まで歌つるべ

 編入学、学士入学試験、推薦入学試験と2連ちゃんで、学会にも行けなかったけど、昨日の夜にCDTV中心にザッピングしていて、そろそろ寝ようかなぁと思いつつ、ネットなんかして、何の気ナシにチャンネルをテレ朝にしたら、な、なんとつるべと、坂崎幸之助が映っている。え、なに?予告なの?と思ったら、これがなんとほんちゃんでありまして、wa〜〜と速攻ビデオ準備してセット。ちょうど月のワルツの鑑賞をしたあとだったので、そのあとに録画することしました。みれるところまでみて、あとは後日ということにいたしますた。いやあ、これが見られたなら、学会に行けなくても悔いはない。馬路よかったなぁと思ったのです。この特番シリーズは今一番好きな番組かもしれません。つるべが、これやろうやとなつかしい曲を言い、坂崎が弾き語りをするというだけだけど、二人とも私とほぼ同世代だし、馬路涙ものなのであります。
 ステージでやったときは、ちょっとつるべのべしゃりが辛そうで、見ている方もけっこうつらかったけど、こんどは最初にやった時みたいなスタジオで、「たかじんのばあ」みたいなセットが組んである。やっぱこの方が(・∀・)イイ!!。ライブするなら、シモキタのどこかから中継しかないと思う。っつーことはともかくとして、清水みちこがいる。これが達者にキーボード弾き語り。そこに加わるのが山口智光。ものすごく芸達者で、才能のある人なんだと思うけど、なんか独特な押し出しと自意識と、野心と善良と。。。そんなものなんかがなんか五月蝿いと思っていた。この番組でも、そんな眼で見ていた。しかしこの番組のすごいと思うのは、あまりに楽しい空間で、坂崎とつるべの間合い、曲の出し方なんかがバカ良くて、完璧に山口智光もものすごく楽しくやっているのがわかってきて、夢中な姿にジーンと来るものすら感じた。なんかこいつもエエ奴ヤン、みたいなかんじでしょうか。
 清水みちこは、達者に矢野顕子だとか、ユーミンとか、長渕剛とか、中島みゆきとか、われわれの世代にはめちゃなつかしい曲をこなしてゆく。案外歌上手くないなぁと思うところもしばしばあったが、それがまたリアル。つるべも飲み屋で飲んでるおっちゃん風、っつーかこの椰子馬路飲んでいやがったが、まあともかく口ずさむ。そして、山口が2世代下とは思えない芸達者ブリで、実に(・∀・)イイ!!。そして、曲を歌うときに、歌詞が出るのも(・∀・)イイ!!。思わす歌っちゃいますたよ。アテクシ的には、研ナオコのところがよかった。まず「あばよ」かなんかをやった。そしたら坂崎が「夏をあきらめて」をやり出す。このへんの坂崎の機転は、スゴイ。さすが夜な夜なシモキタ界隈でこんなことをやっているだけのことはある。うらやますぃ。前に言った、岡山でミュージシャンたちがお店が弾けたあと、楽器を持って集まり、みんなで楽しんじゃう「静けさのなかで」という空間、っつーかただのスナックだけど、それがなつかしい。
 若い人には、興味のない番組かもしれない。しかし、ヨンサマにしても、ラスクリにしても、なんにしても中高年のほうが人の数も多い。夜更かしの中高年も多いだろう。だったら、夜中にそんな番組がやっていてもいいじゃないか。ラジオ深夜便のテレビ版がいろいろあってもいいんじゃないか?そんなことを思う。坂崎幸之助は20年ぶりくらいにオールナイトニッポンに復活。これも同じような動きかもしれない。そのうち、谷村ちんぺいと、牛バンバンの天才秀才バカに釘付けになる深夜が来るかもしれない。ッつーか、もうやっているかもしれないとすら思う。安田南まで復活して、片岡義男と渋い語りをしたら、おれは泣くゾ馬路。そして、20年近く飲んでいない酒を飲むかもしれない。「気まぐれ飛行船」に似合うのは、サントリーホワイトだと私は思っている。ノダ。