間と型の自在−−「忍−心=刃」

 毒電波好事絵巻な書架に著作集を戻し、プールに向かう道すがら、著作集の毒を思い出して、ぞぞっとする。図書館にあったら、手にとってみるのもよいが、ただちにはわけわかめかもしれない。前にも言ったが、呉智英の解説を読むしかないのだが、どの本に出ていたか忘れた。最初の封建主義者・・・ではなかったと思う。バカにつける薬とか、インテリ大戦争とか、そのあたり。著作集の著者について、タブーとなっていることをズバッと言い切っている。
 帰って、ケネス・バーク、ミルズ、桑野隆『バフチン』(岩波書店)をザッピング。「対話」と「笑い」を鍵語にして、展開した書物は、文化の社会学の基本文献であることはまちがいない。フーコークリステヴァ・・・というラインで読み解く仕事は、すでになされている。ミード、バーク、ミルズ、ゴフマンのラインで読み解くのが私の仕事だと思う。はじめににある<笑いによる死>をめぐる主題提示は、(・∀・)イイ!!。神経症がひどかった頃、私は『時間の比較社会学』を途中まで読んで、パニック発作を起こしたことがあったなぁなどと思いつつ、月深に見入る。ちょっと勉強がはかどったせいか、頭がそっちに行っていて、あまり笑えない。今日は書かないと思ったけど、一息ついたから書く。
 さんまちゃん、飯島直子さんとの逢瀬を満喫して、軽快なステップで登場。「後悔はステキなものでしょうでおなじみの明石家さんまです」とかるく一発かます。一同、イヨッ社長、色男、おもしろい!!と幇間笑い、ハハハハハ。さんまちゃん、すますまにですらイチビリカマすで〜ってカンジで大物の貫禄でウンチクめかしたすべりねたかまし、佐々木「満足しましたか?」とツッコミとりあえずチャンチャンと、自在に間と型を使い、番組をコントロール。すげぇ。逆に言えば、ワールドダウンタウンはシュールだよね。
 で若手二人が自己紹介とプレゼン。トラブルメーカー小仲正重、親が行方不明の飯村徹郎。まず飯村から。井上信吾さんに報道に飛ばされるも、制作に復帰、井上信吾ッて誰やねんと思いつつも、誰も説明しねーの。あばうと。で占い師が出てきて、幸はこれからだって。親が行方不明がめっさ間がよくて、ウケたけど、今回はまのびしまくり。「さんまの父帰る」だったっけ、忘れたけどともかくウケねぇネタかまして、あーあとだる〜ってかんじでいたら、で、番組名「心」。ノリノリのさんまちゃん、「忍というのは、心がなくなると刃(やいば)になる」。これには核爆。「もうこれで決まりやない」と企画そっちのけで、さんまちゃん上機嫌。企画は、ことばを使わずに心で通じあって、でもって日本語がわからない人外たちとさんまちゃんが「なんかやる」だって。おいおいおい。なんかやるはねぇだろ、企画になってねぇやンと、思わずツッコム。まあしかし、「心」を言うために出てきたのかも知れないなぁ。
 次が小仲。自己宣伝プロモだけど、青雲@日本香堂のCF。前にゼミ生が就職内定いただいた会社だな・・・迷って蹴ったけど・・・夜にこんなの見ると地方のCF思い出すなぁ、仏壇屋と線香が圧倒的・・・、なんで線香やねん!!とワールドダウンタウン仕込みのノリツッコミ。たら、小仲はここの御曹司であることが判明。しかし次男。さんまちゃん「テレビ使って、自分とこのコマーシャルしやがって、とんでもねぇやつだ」とか大喜び。一社提供だとか、なんだかんだスポンサーな話をしているうちに、ここがひょうきん族のスポンサーだったことが判明。なーんだと思っているうちに終わったけど、企画なんだっけ。なんとかっつー女子高生アイドルが司会するクイズ番組で、さんまちゃんはメイン回答者かなんかっていうの。でまあ、約束されたようにこちらに決定。だけどさ、なんでフジポニー三宅とかがいるの?わけわかめ。しかもいつもはもっと面白いのに、なんか今日はひかえめだし。来週なにがあるんだろうか・・・。ととりあえず期待。
 今週も、CFのときに「お父さんが失踪」とか、「大会社のせがれ、だけど次男」とか、子ネタテロップあり。来週の問題は、青雲のCFが入るかどうかだな。見損じそうだから、ビデオとろうかなぁ。操作書だすのめんどくせぇ。でもって、明日はお待ちかねのワールドダウンタウン。二本撮りだとすると、明日のメンツが最終回のメンツ。エディーか、ナタリアか、マンデラか、あるいは勢揃いか。たのしみである。