どこまで逝っても冥土のみやげ

 明日は成績提出締め切り、ところが明日は学生引率見学に飛び入りでついて行くことになり、今日出さないと間に合わないことに気づき、横浜から戻ってきた。成績を提出し、書類の整理、あと論文の相談に来た学生・院生といろいろ議論しているうちに夕方、帰ってみたら、浜さんの娘さんがまとめていた。浜さん激怒で、なにかと思ったら、なんかわけわかめなジャッジがあったらしく、またさらにテレ東見出したら、なんかほかのジャッジも不明朗であって、むかついたので、お台場明石城にまわしちゃって、でもって見終わって、テレ東に戻ったら、吉田が金をとっていた。おヅラが会場にいるのが見えて、おーウケ。しかし、ジャッジもあるけど、井上選手、浜口選手、選手団要の二人が敗退したのは、プレッシャーというものの凄さがわかるというものである。
 それはともかくとしてお台場明石城は、さんまのトークももちろん面白いわけだけど、隠しキャラみたいなネタや、裏モチーフとかがあって、それが抜群に面白くて楽しめる。今日はまず、前にもさんまが言っていたチノパンの大物な企画書を紹介した。「行列のできるお悩み相談室」。チノパンが、独自の見識からコメントするというモチーフにさんまがつっこんで、ややウケなかるいジャブから始まる。でもって、「さんまヘレンのおもろい夫婦」で「出直してこい」とゆわれ、さらに後輩ADの後塵をぶっかぶった出口ディレクターが妖しげに登場する。さんまさんと噂の飯島直子さんとの企画とりましたと、上をすっ飛ばして頭越しブッキングしまくりで、走りまくる。ヘレンとれなかったくせになにゆーとるねん、おいおいまたかよと、視聴者のツッコミを誘発。そこでやおら信用回復ビデオを放映。
 それがなんと、出口幸91歳。祖母だってよ。おいおいおい・・・なんでやねん!!とジル直伝のツッコミかまそうとおもったら、いやあ幸すごすぎ。口あんぐり、茫然自失。つーのは、もうこれがほんまにご長寿早押しクイズなんかをはるか上の高みから睥睨するような冥土のみやげ状態であって、きんさんぎんさんとも違うあぶないおかしさのばばあ、幸が今宵華麗に炸裂!!「孫はたまにはホンマのことをいいます」、「なんとか直子さんもちゃんとしているはず」、「孫を信じてやってください、一生のお願いです」。やべーよこれと思いつつも、激爆。さんま「42キロ走ったあとみたい」って、野口みずきなんかのレースを予言しちゃったりしていて、ビックリ。リバースまで言うんじゃないかとちょっと心配する。おーうそ、頭越し走りまくりの孫。そして、「信じてやってください」。これが、本日の基本図式。
 その後の企画のつめも、出口走りまくる。番組名「私たちこれから結婚します」。なんやそれ!!とつっこまれるも、出口平然と今までの盲点軒核であることを主張。離婚した飯島直子とさんまが、離婚経験を生かして、婚約カップルいじりまくる番組だっつーわけ。そこそこ面白そうだけど、ありふれているというツッコミ続出。ひねりもなにもないべたな題名に、「水口クン」おもわず「さんまのもう一度かんがえなおしてみーひんか?」でどうかと、ツッコミ入れる。出口平然と、飯島直子とさんまさんがこれで結ばれたらいーんじゃないかと怪気炎を飛ばす。まあこのへんは、タレントディペンデントな企画議論なんていう、バラエティヲタが食いつきそうな撒き餌をしている。
 それにしても今日は小刻みにCFが入る。むろん91歳幸の映像と、「孫を信じてやってください、一生のお願いです」なんつーテロップが常に入る。もう抱腹絶倒。ここで、「水口クン」ほかの幹部いじりに転じる。幹部は、営業的にいけるとか、ボケかますと、さんますかさず「夢はどこへ逝った?」「やりましょうやりましょうとチャレンジしていた水口はどこへ逝った」「ひさしぶりにゆうたる、弱虫!!」。わはははは。最後、とどめを刺すようにして、91歳幸登場「孫を信じてやってください、一生のお願いです」。どもまで逝っても冥土のみやげジャン。
 最後バラエティ担当の制作社員募集みたいなのが、すげぇーー安っぽい紙芝居みたいな紙に書いたやつで出てるの。悲しい時ーか、鉄拳かっちゅーの。もう完璧視聴者参加型の、企画バラエティデスカって感じ。たぶんこれも、ひとつの実験なんだろうね。もうみんな企画なんてどーでもよくなっていて、この番組自体のメタモルフォーゼに注目してるんじゃないの?激藁。面白かった。明日は早起きなんだけどね。電車で寝ればいいやと思い出す。やっぱオリンピック面白い。スポーツ映像を見ると、なんかウツな気分が晴れるよね。