マスコミの取材

 めずらしくノリノリで本を読んでいたら、わけわかめな人外から電話があった。ファーストネームから名前ゆうし、「英語しゃべれますか?」だって。なにこの椰子?やばくね?と思い、あーうーゆっていたら、この椰子英語でしゃべり出しやがった。モルモン教かとおもたよ。あれってさ、みんな長身で、そこそこイケメンだけど、教会に行くと背の低い、かっちょ悪いのもいるよね。まあそれならかわいいもんだけど、最近わけわかめな国から、事業とかのヘンなメールが来るし、こんなもんまともに相手していたら、ヤバ杉と思い、がちゃぎりしますた。
 そしたら、しばらくして女性から電話。要は、外国のプレスかなんかで取材したいって言うんだけど、それもあやしいわな。まともに相手できねぇ。と思ったけど、どんどん話すすめてくる。要するにコスプレについてコメントしろってことなんすね。んなことゆわれても、メンドクセーし、某大新聞の談話なんかだと、コメントは朝日の記者が書いて、「これでいいっすか?」「うんいいよ」の名前貸しで、数万くれるってフォークロアもあるけど、頼まれたことねぇし、まあそれにそんなもんどっかに載ったら、うちの大学の場合たぶんすげー評判悪くなるだろうし、だから赴任の時メディアとか審議会の仕事とかあまりしない方がいいとゆわれ、頼まれることもほとんどないけど、ドンピシャでも断ることが多いし、「コスプレなんてワカランチン」とゆったら、先方は「サブカルチャーのご専門でしょ」と不満げ。リサーチぐらいしてこいやごるぁああと思ったけど、「ボクが詳しいのは田舎の大学生のことですから」と答えて、ちゃんちゃん。まあ、なんかコメントすれば名前貸しみたいなもんなんだろうけど、めんどくせえからね。
 だけどさ、馬路ムカツクっていうか、笑っちゃうときもあるんだよね。「かたづけられない若者について」、「汚ギャルついて」なんていうのもきたからね。 アテクシは、かたづけられない汚やぢだからね。研究室だって、もう床にペットボトルとか転がりまくって、転びそうだし、書類は散乱っていうか、堆積しているし。同僚の人たちも心得ていて、「書類発掘できましたか」とかゆうからね。そんなのに取材申し込むなよってこと。まあ申し込み自体二年に一回くらいしかこないけど。っつーか、たぶんそのメディアでバイトしている学生ルートが多いんだよな。どー考えてもそういうカンジなのがほとんど。笑うのはテレビのコメントとか依頼する椰子。アテクシは、「頭が恐竜」とかゆわれていて、回転が遅く、反論思いつくのに半日くらいかかるからね。あーうーって、大平正芳している間に時間がなくなると思うね。典型的な粘着脳だし、しかもそこら中にザッピングしまくっているからな。存在自体ザッピング。
 たださ、テレビとかでカオ売れている人は、講演料とかすごいらしいね。一時間で何十万とかゆう話だし、そうなったらいいだろうなと思うけど、頼まれないし、頼まれてもほとんどもらったことない。まあ、非常勤講師と一緒くらいじゃないかな。一度岡山の山奥の婦人会みたいなので、袋が二つで、一つは車代、もう一つはのし袋にエビがついていて、ワクワクしたけど、金額はいっしょだった。車代はほぼ実費。トホホ。