岡山散策と岡山の馬鹿番組事情

 今朝は、まず起きて宿さがし。どこにかけても近くの宿は満員だった。昔定宿にしていた岡山ユニバーサルホテル別館にかけたら、狭く暗い部屋なら空いているとのこと。やっぱここは頼りになる。ちょっと駅から遠いが、表町の繁華街には近い。私は駅前のウィークリーマンション系を定宿に変えて利用しなくなったが。ユニバチェーンは最低が2500円くらいからあり(多分風呂とかトイレとか共同)、しかも驚くことに朝食と夕食が無料となっている。朝食がバイキング、夕食が日替わり。二千円は得な感じである。こんなんでどうやってやっているんだろうと思うけど、友人筋の話ではご飯もすごく評判がいいという。すごい経営努力だと思う。調べたら、○適だし、完全屋外の非常階段もある。ホワイと言いたくなる感じ。
 宿が確保できたので、荷物を移動させ、駅前に戻ってレンタサイクル。保険証を預けろというので、文句いおうかと思ったけど、おやぢは頑固一徹の自転車職人というかんじで、文句を言わず渡して出発。まず、ずっと入れなかった青空にとんかつを喰いに向かう。やっぱやってた。扉を開くと満員だったけど、しばらくまって入る。あいかわらずニコリともしない、おっちゃんとおばちゃん。とくにおっちゃんは、気の弱い人ならびびるくらい怖い。頑固一徹の職人。しかし、学生の話だと、女性の大学生なんかがくると、なんともいえない顔で笑うらしいよ。そっちのほうがこええわな。それはともかく、とんかつとごはんとみそしるを注文。ほとんどの人がそれを喰っている。ほかのメニューは、ビフカツ、鳥の照り焼き、ハンバーグくらいしかない。昔は、目玉焼きとか、ハムエッグとかあって、ハムエッグにとんかつにめしとか、若さに任せて喰っていたけど、けっこうとんかつもでかいし、今あってもそれは喰えない。西日本では豚が牛より一段低く見られていて、豚肉であちゃーということも多いのだが、ここのはいわゆる「豚くさい」というようなことは一度もない。おいしい甘味のある豚肉なんである。つけ合わせはスパゲッティとフライドポテトとパセリ。味噌汁はわかめのいりこだし。これに甘いドレッシングのレタスとトマトのサラダがつく。そして岡山のとんかつやはどこもそうだが、これにドミグラスがかかっている。まったく変わらない一糸乱れぬ職人芸なんである。毎日毎日とんかつだけをあげているんだから、まずいわけはない。上野のほうらいやとか、青山のまいせんだとか、偏見は捨てて、喰えばいいのである。
 まんぷくりんになったところで、ちゃりにのり、町をぐるぐる。いろいろな風景を見ることは重要だ。バブル期に栄えた歓楽街の雑居ビルなんかは、たたんでしまっている店が多いところすらある。景気も上向き、国体も行われるし、変わってゆくのかナァト思いつつ、ちゃりをこいでいると、旭川京橋付近に到着した。ここから、電車どおりをわたり、川沿いの道を行く。ほんとは海のほうへ、岡山港までいってみようと思ったけど、熱射病になるのは困るし、あまりタウンウォッチングにならないのでやめる。後楽園は、この小橋から後楽会館くらいから見るのが美しいと思う。川沿いの風景は何度も見に行ったが、なかに入ったのは、数回である。もちろんなかも美しいのだが、中州の後楽園と、岡山城の風景には譲ると思われる。桜並木に沿い後楽園まで行き、鶴見橋を渡って、対岸の川沿いを、昔住んでいた北方方面まで行こうと思ったが、気が変わり原尾島から、東河原経由で、新しくかかった橋にむかった。中原橋と新鶴見橋(名前はこうだったと思うけど)の間に橋はなく、渋滞の原因などにもなっていたし、大きく迂回しないと川を渡れない時代が続いた。それが、何年か前にかかったらしいのである。そこでわたりに行ったわけだ。新幹線と平行して大きな橋がかかっていた。傾斜はなだらかで、自転車でも渡りやすい。中ほどに展望スペースがあり、下流を眺めると、川沿いに広がる街がみえた。そこから上流に川沿いを進む。この川沿いから見える、中国地方どくとくのやわらかな稜線を持つ山と、旭川の風景は、岡山の川の風景のなかでも、何本の指に入るんじゃないかと思っている。ほかはどこだYOとゆわれてもなんだけど、ほかにはアテクシ的には津山の吉井川、勝山の吉井川、それから高梁の高梁川なんかが、めっさいいと思っている。
 もと住んでいたあたりについたら、となりのショッピングセンターがマンションになっていた。アテクシのすんでいたコーポはリフォームされていた。岡山大学方面に向かう前に、法界院踏切交差点にある松木のてんぷらでイカフライを買い食い。てんぷらといいつつ、フライも充実していて、種類が多く、とてもおいしい。ぢいさまが、とんかつあげの名人で、ほかの人には任せないという話だが、実はとんかつは食べた記憶はない。っつーか、ないことが多かった。職人芸のぢいさまを探したけどいなかった。でもって、有森選手が出た中学前を通り、岡山青年館のところをまがると、東から西に続くケヤキ並木が見える。旧陸軍が植えたものらしいが、南北の銀杏並木とともに岡山大学のシンボルとも言うべき並木だ。大学を一周して教養部へ、私たちがいたころドイツ語のT先生が努力して植樹運動をした木々が、大きく成長し、緑の多い空間になっていた。自分のいた部屋に行ってみようと思ったけど、誰かいるみたいだからやめた。そして、西のほうに向かい、チャイヤというエスニック茶店に行く。二十年以上前からあるらしいが、まったく変わらない。いろんなチャイがある。カルダモン、アニス、シナモン・・・種類も多い。しょうがのケーキとチャイをいただく。馬路うまいよ。ここは。カレーも食いたかったけど、喰いすぎだからやめる。でて、変える道すがら、宮雀という和菓子屋が改築されているのを発見。昔、桃園とかゆう店だったのが、風俗店と間違えて電話する椰子が多かったらしく、店の名前をかえたらしい。むかしここにあった、「ゆらら」というかしが、ぷよぷよして、非常に官能的で、エロティックなまでに美味く、家に土産にもっていったら、大評判だった。夏季はつくらないらしい。今もあるのかな。カスタードクリーム入りのふわふわなんだけどね。
 でもってネットカフェへ。早く帰らないとシャワーが浴びられない。今着ている服は昨日から着ていて、昨日も歩き回ったし、今日は炎天下ちゃりだし。とっかえないと、すげぇにおいだもん。では。・・・などと言いつつ、めし食って帰ってきますた。岡山田町ぼくでんならびの、こやまという野菜料理のお店。店の感じは、たんぽぽかふぇなんかもあって、自然食レストランってなかんじだけど、麦飯炊いて、有機農法の野菜を炊いて出しましたっていうだけじゃなくて、精進料理の手法に精通している感じで、料理もなかなかに手が込んでいる。
 今日岡山で放映されるワールドダウンタウンはガビシャンの寝起きの会だろう。だんだんむかついてきた。で、やつあたりしてみよう。情報が遅いことはいいけどね、けち臭く何週か遅らせる意味ねぇじゃんか。あほらしい。わけわかめだ。週刊誌だってそうなんだよな。駅の外では売ってない雑誌が新幹線のホームで売ってたことあるぞ。まあ週刊誌はさ、遅配にならざるを得ないところもあるだろうけど、クロネコヤマトの企業努力なんかを見ると改善の余地はあるだろ。深夜番組とか、やべぇのあるから、ワンクッションおくのかね?昨日は、お台場明石城と、ロバートホールいっしょにやっていた。明石城は勤務評定の回だった。何度見てもチアガールと、出世したおっさんの笑顔は笑える。っつーか、えらいさんもキャラそろいすぎだよな。
 ロバートホールは、なんと六月末にやってたやつだよな。これって。これも激しくわろた。ムラカミハニーの変身に萌えたのはアテクシくらいだろう。でも、ねた的にはいまいちかも。TEZZ(テッツ)は、やっぱ犬だか狼のまねのところは下品すぎるけど笑えた。でもって、有田と山崎のクチクサADは、初めて見た気がする。なんかさ、これやばいだろ。有田と山崎の芸?が決まりすぎていた。メイクもいいんだろうけどね。この元ねたって、江口寿史か?あの、うしみつクンのやつ。なんてったっけ、ナントカナルデショーだっけ、ローマ字書きだったよな。あの、視覚障害の少女が視力を回復したときに、目に入る親切だった男の顔にくりそつ。青いひげの剃り跡がめっさとらうま。チーフAD・口臭薫、セカンドAD・匂井強。どこでも似たようなこと考えるよな。アテクシたちががきのころは、この手のものは「ハクサイ」とゆわれていました。歯がくせぇやつって、珍しいだろうけどね。
 明日は帰宅するのだが、なんと高知沖で発生した台風がそろそろ上空通過らしい。なんじゃこりゃ。