岡山の二度泣き

 2ちゃんでも話題になっていたのが、岡山の二度泣きで、県政でも問題になったがごとく、県民の自意識にもなっているところがある。つまり、赴任が決まって泣く、でもって赴任したあと仕事のやりにくさで泣く、この二度泣きということである。私は教員だったし、商売をやる人とは違うと思うけど、あまりいやな思いをすることなく、二十年近くこの県と関わってきている。ともかく堅実な県民性だ。うちのゼミにも生粋の岡山出身がいるけど、はたして無駄遣いなどせず、きちっとお金を貯金していて、学科への納入金などを立て替えたりしている。不況のときは、無駄遣いせず、質素に暮らす。そして、きちっと家を持つ。無愛想と言えば無愛想だけど、シャイなだけという気もします。あと、わりと駆け引きがすきかもしれないと思う。だから商売の人なんかは、けっこうシビアなのかな。
 岡山県人と言われて思いつくのは、まずは元経団連の土光さん、日教組の槙枝さんの二人だ。口数は少なく、どっしりとした政治家。代議士の熊代氏、加藤六月氏、元総務大臣の片山氏、江田三郎氏、将棋の大山名人、有吉九段、森安九段・・・なんとなく、似たような相貌だと思う。作家なら内田百輭。芸能人のユーモア路線が長門勇長門を見ると、岡大の宴会を思い出す。ほかには次のような人がいる。「稲葉浩志(B'z)/オダギリジョー/押坂忍/宮本武蔵/岸田敏志/八名信夫/森末慎二/木原光知子/有森裕子/犬養毅/甲本ヒロト/人見絹江/川相昌弘/吉行あぐり/吉行淳之介/本郷功次郎/志穂美悦子/竹久夢路/岡千秋/中西圭三/宅間伸/いしいひさいち/八木裕/水道橋博士/雪舟/平松政次/水野晴郎/星野仙一/辰吉丈一郎/出羽海親方/葛城ユキ/MEGUMI/梅垣義明ワハハ本舗)」。一定のイメージはありますよね。MEGUMIとオダギリは、結構意外かも。
 星野仙一は一人でイメージアップしていると思うね。いろんな意味で、らしい人だと思う。野球で言えば、川相も職人っぽくて、そんな感じ。逆に平松は、キレると怖いというか、青白く怒るかんじで、『ナンバー』の暴れん坊列伝にも出ていた。キレると、真っ赤にならず、血の気が引いて、青くなる。でもって、バットを持ってピッチャーに向かって歩き出して、止められたことがあるらしい。野球の強い瀬戸内地域では意外だけど、平松以外に甲子園の優勝投手はいない。
 私は郷里に帰るとき、馬路やばかったっす。スマートに黙って去ろうと思ったら、教養部の同僚がホームにいやがんの。そのときはおちゃらけていたんだけど、車窓から岡山大学や、自分が暮らしたアパートや、旭川なんかが見えて、正直涙が出そうになった。そんなこともあって、もう知り合いがいなくなった吉備国際大学だけど、私は雇ってもらえるうちは岡山に来たいと思っている。まあ、受講する学生諸君はかわいそうなのかもしれないけどね。
 ワールドダウンタウンだけど、あつかましいと思ったけど、学生に録画たのんじゃおうかと思っております。自分でして来ればよかったけど、予約録画なんて実はしたことないんすよね。やりかたわけわかめだし。これでほっと一息。って私は何のために生きているんだろう。しかし、ブログあきねぇな。普通そろそろ飽きるんだけどな。