独語ゼミ・社会学史・パチンコ

 今朝は八時起床。社会学史講義に向かう。道すがら、大学近辺の本屋で涼をとる。この講義をはじめたころは、暑くなると特別快速停車駅で降りて、各駅に乗り換えず、タクって校舎直づけというまねまでやらかし、見つかって、「いつもタクシーで来る」などという噂になったりもしたが、最近はジムに行っているので、歩くのはまったく問題ないものの、これだけ暑いとシャツがびしょびしょになるので、書店に寄るようにしている。朝九時台から、学術書のおいてある書店が開いているというのは、恵まれていると思う。
 買ったのは、シュニッツラーの入った世紀末ウィーンの小説アンソロジー。学部時代に諏訪功先生のゼミでシュニッツラーを読んだことを思い出し、なつかしくて買った。このゼミはドイツ言語学のゼミだったのだが、大学院受験者の私とドイツ好事家などでジャックした。数名の家庭教師状態で、鍛えてもらった。読んだのは、まず語学テキスト化されたウェーバーの『職業としての学問』。これがただ者ではなく、注を付けているのが、ビザンツ史の渡辺金一氏。その手伝いをしているのが、渡辺氏が「信頼できるビブリオテカリウス」と絶賛する大学図書館にいた大橋渉氏。その注解を達意に鑑賞しつつ、不変化詞などの微妙なニュアンスを捉えて、やわらかな日本語を自在に紡ぎ出す諏訪氏の技量にわれわれは震撼し、感動した。学生時代に手塚富雄先生に鍛えられた話などをされていた。魂の抜けたようないい加減な訳をちょっとでもしようものなら、ものすごいカミナリが落ちたそうである。「あれだけ真剣に怒る自信は自分にはない」とぼそっとつぶやいた。われわれは震え上がった。一つゼミが終わると魂が抜けたみたいになり、次回が楽しみになる。非常に幸せな時間だったと思う。ウェーバーを読了する頃には、大学院入試も終わり、楽しもうぜっていうことで、諏訪氏がニヤッと笑って出したのが、ショーペンハウエルの小品集とシュニッツラーの小説で、ねじまがったものの魅力を存分に堪能できた。M1まで出ていたが、好事家が去ったこともあり、私もゼミに出なくなった。その後私は、ダメポなことになっているが、好事家二人はベルリンとチューリッヒで学んだ成果を生かしている。ダメな自分の励ましにするために、シュニッツラーの小説をポケットに入れる。ふさわしくあるようなないような・・・。
 講義はアノミー論の現代的展開。デュルケムの説明を前回したのでその応用編である。今日は大学が講義評価をするので、記入してもらっている間に面をみながら出席をとると言ってあったので、出席者がいつもより多い。が、さほどいつもと差がないのには、ジェネレーションギャップを感じる。昔は登録者800名、出席者4名などというむちゃくちゃなものもあった。その後、講義評価をやった。とある人にきいたところによると、講義評価のコツは、質問攻めにし、課題を出しまくり、残ったやつだけで評価することだそうだ。作り込む授業という観点からは、それに限るのだろう。評価のポイントも高くなるらしい。しかし、私は教養部教師を11年やったし、なんか違うやり方のようなものを追求したいという気持ちがある。ワースト3だとかに入っても致し方なしと思っている。自由設問で「このような評価は意味がないと思うか」「真剣に答えたか」「担当者は痩せすぎだと思うか」といった質問を入れようと思ったけど、やめた。昨年みたいにナッチのAAを書くやつがいないことを祈りたい。一番後で携帯で写真を撮っているとおぼしきやつがいた。むかついて、注意しようと思ったけど、証拠はないし無視した。
 今日はジムが休み。仕事が終わったら、市民プールに行くか、あるいはパチンコに逝くか。たぶんパチンコかなぁ。夏のラインナップも出そろっている。CR炎とCRHiromi郷の二機種がとりわけ人気を集めると思われるが、打ったカンジではやっぱCRHiromi郷につきると思う。リンダと違い、ご本尊郷ひろみが写真でフル出演。しかも、アッチッチ♪など、アドレナリン全開系の音楽ががんがん煽るので、非常にエクサイティングである。スタンビート感は、CR大ヤマトに迫るというか、それ以上かも。あの場合は、一部の宇宙戦艦ヤマトファンをのぞくならば、大ヤマト砲ズッガーーンと撃つ迫力と、そこからいざ出陣の音楽がチャーンチャチャンチャチャチャッチャチャ〜〜ン♪と始まって、どうだい見てくれみんなみたいに15Rがすぎるというところだけだけど、こちらはHiromi郷のアクション満載だし、またいろんなアクションで出てくるHiromi郷の表情が実にキマっている。CRイエローキャブのカンフーリーチにおける小池栄子のカメハメ波状態っつーか。すごいっすよ。夏限定なんだろうけど、「夏は心の鍵を甘くするわご用心」とかゆう歌もあったくらいで、ブレイクするんじゃないかなぁ。
 今はバリバリの新台だし、空いたところに座って、しばらくすれば一箱やそこらは出て楽しめると思う。時期が過ぎると、攻略法やお得感というところが問題になってきて、春からブレイクし続けているCR花満開みたいにどこでも数字が二つ揃ったらリーチになるとかには及ばないかも。説明がないと、キャラなどがいろいろ複雑だしね。まあともかく、リンダや、ポパイなんかよりは面白いと思うけどねぇ。そのうちCRハッスルとか出てくるかなぁ。キャラは格闘家いろいろかねぇ。小川直やのモーションと、あとは大当たりするとカラオケ盛り上げ囃子声みたいに「ハッスル♪ハッスル♪」って連呼するとか・・・。連呼だけじゃダメだね。やっぱBGMとかないと、盛り上がらない。最近のマシンだと、「さぁ〜逝ってみましょうか!おまりかねの確率変動15ラウンド。じゃんじゃんバリバリはっするよ!!」なんてかけ声入れて、でもってそっからあとはトランス系のテクノかなんかベッコンベコンにならして、ハッスルハッスル♪かなぁ。おもしろそうだけどなぁ・・・、っつーかファンが自分の好みで遊べたら面白いのにな。CR猛獣王なんかは、スキン選択みたいなのできたけど、もっとぜんぜんオンデマンドなやつ。
 まあしかし、これで食べてるみたいな人たちは、そんなのはどーでもいいんだろうね。海物語でどかんっていくんでしょうから。でも、アテクシたちはゲーセンに行くのといっしょだからね。研究室にお菓子とかお裾分けするとか。まあ、それにしても、何万発も出れば、そっちの砲がエクサイティングかなぁ・・・。それにしても、アイドル大魔王とか名乗ればいいのにね、Hiromi郷は、って冠二郎ぢゃねぇってか。w