ブルーマンデー

 文化社会学当日。朝9時起床。子連れ狼最後までみれないのが残念だが、遅刻はイクナイので出発。一時間少しの通勤。今日はブルーマンデーニューオーダーの来日「手抜き」ライブのようなへなちょこでダウンな気分。なんか教室もいつになくざわついているし、話し始めたら、寝る奴も多い。ちょっと聞いてつまらないから寝るというのじゃなく、いきなり寝やがる。教師になりたての頃なら、筒をつくって、耳元で「ドウ!!」と叫んで起こしたかもしれないが、今やるとセクハラちっくだからね。あったまきたから、カルスタの説明を断念。「ちまちま用語を説明しても、意味ないっちゃ、意味ねぇわな」「骨法をこれから話す」とうそぶき、ディアスポラとかポスコロ説明は一切省略。日記に書いたドコモの袋を下げた東南アジア女性の話、障碍者の性の話、ラジオ深夜便の話、少子化で移民が始まるかもって話、内田裕也ジョー山中とSATORIの話、昔のシルバーコロンビア計画の話、関東社会学会で聞いたスケートボーダーの話、福田こーそんの肖像画や自画像、私小説、風俗小説の話なんかをネタに、文化研究の「骨法」を話した。支離滅裂なネタだよなぁー。ちくま新書でいえば、『実践・・・』の方の話といえばそうなんだけど、勉強不足を、カルスタ用語猿まね意味ねぇ論にすり替えたのはやっぱぎまんだと思ったし、最後に一応学生さんにごめんして終わり。それでも、「ちゃんと概説してもらわないと困ります」というヤジが出ない−−やつらは気に入らないとヤジを飛ばすし、教材がつまらないとあとで文句を言う−−のは、けっしてうちの大学のよさばかりではないと思う。ただ、用語を官能的に並べ立てるだけでは、感心してくれない聴衆は、スゴイシビアとは思う。そこから学べないのはこちらの怠慢だろう。たぶんそれなりのパフォーマンスで、ディアスポラとかサバルタンとか説明すれば、みんな目を輝かせてノートをとるんだろうなぁ。カルスタへの愛がたりないと言われれば、返す言葉もないが、それよりはむしろどう消化接種するかという見方の違いは確実にあると思う。体系的に用意した講義が、どうにも伝わらず、ライブで話しているうちに、アドリブな精神の運動が始まる。それがボクのやり方。とほほかなぁ・・・。