もみー化

 日曜日は、将棋と囲碁の番組を見るわけだが、今日は東京国際マラソンがあるってわけで、テレビ二台フル稼働。その後のんびりネットサーフィン。ソープランド揉美山は、岡山にいて、かついろんなところでハジケテイルぶっ飛んだバンドっていうことで、注目していることはもちろんあるけれど、フジロックにまで出てしまったとか、あるいはフジテレビの深夜枠に登場して、すげーぱんくなとーくで聞き手が引き気味だったのが笑えますた。バンド名聞かれて、岡山では有名なところからとったとか、わけわかめなこと言っていた。そんなもの全国放送ッつーか、東京ローカルかもしんないけど、意味わかめだろ。どー考えても。などと思いつつ、掲示板を見ていたら、「福島ももみー化してください」などと書いてあり、ほほぉ〜そんなゆいかたがあるのねと、年甲斐もなく、どこかまずいポップ、なにかやばいポップってカンジでありました。
 浜田真理子の場合は、松江に住んでいてという基本スタイルが、『情熱大陸』で紹介され、スローライフ志向の大人な共感を呼んだわけだが、もみーの場合はまだ住んでいたのってカンジでございますよね。一応プロフィールなどをみると、「都会も恐怖」などと書いてあるものの、この人たちの場合地域性もへったくれもないでしょう。関東や関西やいろんなとこ行って暴れまくっている。もちろん地元でも、能勢伊勢雄さんのペパーランドなどにもすげー頻繁に出ている。好きなもの「とみきちのきくらげラーメン」なんて、ふつーしらねーだろってねたも、てきとーに書いてある。そこに貧乏くさくない、「シーン」ができているかどうかは、かなり問題だろうけど。しかも、昨日の学会でも言っていたわけだが、クリエイティブであることは、一定の差別化がなされるということと同義なのかもしれないし。
 まあそんな屁理屈を超えて、もみーのぎぐは、すごいものであり、ホムペの写真なども大盤振る舞いであって、はじけまくった写真がいろいろ拾えます。貼ろうかと思ったけど、やっぱよくないと思うし、やめておきます。サイトがかなり充実しているので、見つけやすいと思いますし、掲示板や2ちゃんのスレッドなどを見ると、またさらにいろいろ拾えるのでありますよ。一応一番概要のわかりやすいリンクを貼っておきます。http://www.sister.co.jp/momiyama/ 
 こういうバンドはライブなんだろうね。及川みっちーも、「なにがおすすめ」とファンに聞くと「そりゃあビデオDVD。『及川光博の世界』必見☆」とか言いますもんね。ちょっと違うかな。じゃあたとえばまあ、ニューヨークドールズとかかな。ドールズと同じように、もみーはもうぶっ壊れてしまっていないかなどということが、気になったりもする。しかし、ライブビデオ 『〜ゆけゆけ〜揉美山』って、あんたらスターリン遠藤みちろうか?ってかんじですよね。ラインナップ。1.ソープランド揉美山のテーマ 2.上海女子 3. 金魚〜2002年夏〜 4.カラス 5.チョコレイトは女意地 6.元素記号 7.エロだんす 8.308 9.半人半獣 10.She loves me 〜蝨〜 11.斉藤さん 12.チョコレイトは女意地 13.も〜も〜。
 ベースとギターのボーカルばっかが突出しているように見えるけど、自称反町似のドラムスのあんちゃんもなかなかにすごいと思います。なんかさ、イギーポップみたいなカンジですよ。あと、パフォーマンスとして、トークも面白いと思うんだけど、これはラジオ番組がHPから落とせて聴けます。
 フジロックでてからなんか言うなんて卑怯だと言うかもしれないけどさ、ショーがねぇじゃんか。知らなかったんだから。(核爆)聴いただけじゃわかんないこともあるだろ。まあ爆発的に売れるなんてことはないと思うが、というか−−消耗でぃすぽーざるは悲しいし、下手に売れないで欲しいと−−思いたいが、ちょいとなつまんよりにシフトし、トラウマっぽくやったほうが売れるのかもしれないなぁと思わないことはない。ホムペに「仕事ちょうだい」みたいなところがあるから、やっぱ多少は稼ぎたいんだろうしね。わら。
 しかし、能勢伊勢雄さんは、こういうバンドにただで場所を提供し、飲み物代だとか、その他の仕事で自分は食っているというのはすごいことだなぁと思う。

「トリビアの泉」考:亀と道鏡

 マイナーでなければできないものがある。別に通ぶるわけではなく、とんがったものは人口に膾炙しないということなんであります。なんて、まわりくどい言い方しなくてもいいよね。ちょっと文化論の議論とかに触れたので、あたまがほっとになったままだったのよ。要するにですね、テレビの深夜番組なんかでやっているもので、早い時間帯とかにもってこれないものはたくさんあるッつーことなんですが。ワールドダウンタウンなどは、いわゆるゴールデンにもってきたら、速攻打ち切りでしょう。まあもってこなくても打ち切りになった「E女A女」みたいなものもあり、ありゃあすげぇなぁと思うと同時に、七時だいでちそこ出してしまった椰子もいたなぁとか思う今日この頃。そこで話は、「トリビアの泉」だとか「ヘキサゴン」みたく、「栄転」を成し遂げた番組です。もちろん「もらい泣き」のCDを遅くまわすと平井犬になるというような、感銘をウケルようなネタは、多くの人が見るようになって可能になったものだと思うし、深夜のままでよかったとか言うことをいいたいわけではありません。お茶の間向けに楽しい番組になったし、それはそれでよいことだとは思うのです。が、ネタ的にはしもねたNGになり、そっちであひゃひゃだった人には、萎えるものがあるのではないでしょうか、っつー、まああたりまえと言えばあたりまえのことなんですが。
 ンなことを人と話していて、例として「小便少女像」「母乳淑女像」などの話をしたのでありますが、その中で一番もりあがったのは、亀のちそこの話です。「亀は巨根」とかいうベタなネタふりされて、「なんだい亀の頭かい」だとか、アンタッチャブルみたいに戯れ戯れなかんじだったのが、証言VTRを見てぶっとんだ。もうこれが半端な巨根ではなく、道鏡も顔色がないくらいの巨大さ。普段は甲羅に格納されているものが、ヨイショ!っとすたんばると、馬路かめのあたまよりでけーの。おおおおおおおと思ったら、亀が交尾はじめたんだよ。おもむろに。でね、亀は陶然とした表情で「くわぁ〜くわぁ〜」って気持ちよさそうに泣くんだな。これが。もうペプシ鼻から噴出しそうになりましたよ。馬路すごいものを見てしまったと思った。海がめの産卵などは、児戯に見える。また、昔遠藤周作が道端における犬の脱糞の表情は実に人間的などという観察も、この道鏡亀クンの一発で、微塵もなくぶっ飛ぶ、っつーか、道鏡亀くんじゃなく、おす亀がすべて道鏡であり、めす亀がすべて孝謙天皇だっつーのが、やっぱすごすぎると思ったのであります。知らなかったんだけど、やっぱこのねたの支持者はいまだに多いらしいのね。
 まあアニマル巨根交尾系のねたって、反則技に近いといえば近いよね。昔「アニマルセックス」っていう映画があって、これがすごかったんだよね。ポルノじゃないよ。いろんな動物のちそまそ交尾を紹介する、まあ今で言えば「でぃーぷぶるー」のようなサイエンス映画だったんだぜ。これが衝撃の連続。サイとかバクはちそこが1メートルくらいあるのな。すげーのよ。馬路。あとニワトリはすごい速射砲で、一秒くらいでフィニッシュなのね。だけど、これがマシンガンのように連発するわけ。コケコケコケコケって、50連発くらいするのを見て、見ている人はみんな腹抱えて笑っているのね。そして客が「おおおおおお」と驚いたのが、カンガルー。これがさ、赤唐辛子=鷹の爪を二つつけたようなの。交尾はコンセントを差し込むようなカンジなのね。馬路びっくりしますた。もちろんサイエンス映画だから、らレーションは真面目そのもの。当時性教育ブームみたいなのもあってさ、ガキを連れてきているような客もいたんだよね。まあガキと言っても中学高校程度だけどさ。でさ、よくわかんないけど、最後は馬だったんだよ。いわゆるひとつの馬並みの馬。サイとかバクには負けるんだけど、この交尾が、さんまちゃんの正月番組でやっていたワンワンのそれどころの騒ぎじゃないダイナマイトなグラインドが続くだった。そしたらさ、酔っ払ったおっさんたちとかが、誰からともなく「ヨイショ、ヨイショ」って掛け声がかかって、かけ声手拍子の大合唱になっちゃった。
 教育的な目的でガキをつれてきた親の顔を思わず見たが、「あんたもやりなさい」みたいに言っていたのが印象的だった。当時はすごい親がいたからね。前に話したかもしれないけど、学校に言ったら真っ青な顔して落ち込んでいる友達がいた。きいたらさ、何も言わないんだよ。でしつこく問いただしたら、ようやく口をひらいた。「みなさいとかゆって、親のを見せられた」。そういうことをするのが進歩的みたいな時代だったこともあるけど、私もぶっ飛んだ覚えがある。まあだから、こんな映画を見せに来ることはよくあることだったんだろうと思う。今は必要もないのかな??
ああいった親が動物園に復習しに逝っただろうかとか思うと、映画館を出ても笑いが止まらなかったが、以来動物園に行っても私は着眼が普通の来園者とは違うものになってしまったような気がする。
 深夜なら、むつごろうさんと交尾したがった狼がいたというねたをして、もう一度血だるまで「よーしよーし」と狼をなでるムツゴロウさんをもう一度見てみたいな。あるいは、トリビア(狼)を深夜やるとかさ。まあ、今のほうが面白いかもしれないけどね。 

ローカル岡

 笑点を久々に見ていたら、高校野球常総学院の監督みたいな椰子が漫談やっていてかなり面白い。「やるときはやるよ」とキメの一発芸もある。絶好調のアンタッチャブルもないのにさ。w ネタ的には歌謡曲の歌詞をありえないとか言いつつ、斬る。きみまろに続き実年ヒーローつくるってことかしらね。日テレ大プッシュ状況なのかしらね。そう思ってぐぐりますた。60歳、芸歴38年。すごいっすねえ。しかし、はたして茨城出身。略歴「昭和58年三田宗司と歌謡漫談「ザ・ローカル」を結成。平成7年 ローカル岡で独立、世相漫談。平成13年NHK笑いがいちばん」「真打競演」「TV演芸まつり」TBS「ラジオ寄席」か多数出演。平成15年漫談CD「やるときゃやるよ」発売 平成16年日本テレビ笑点」出演ほか」。ウーン、かなり前からプッシュされていたのか。やっぱテレビ見ないとだめだなあと、しばし反省。おそらくこういうのが好きな人には、禿げしくがいしゅつでございましょう。
 それにしても、1983年から「ローカル」でやっていたのはすごいと思います。「やるときゃやるよ」ととぼけた表情で言うのは、ようやく時宜をえたちうことかもしれませんね。

茨城弁でボソボソ語り ローカル岡の人気上昇
▼神津友好さんが選ぶ もう一度見たい、おもしろ芸
げっそりやせて頼りなげな風情、茨城弁のボソボソ語り。寄席のベテラン、ローカル岡(60)の人気が、なぜか急上昇中だ。「漫談家になるぞ」と茨城県から勇躍上京したものの、1965年の芸界デビュー時は漫才だった。その後、ボーイズ芸の「シャンバロー」に参加したり、再び漫才を始めたり。念願の漫談家として独り立ちしたのは、30年後の95年。ここから、遅咲きの花が開き始めた。
 漫談家のルーツは大正時代、活動弁士の出身だった徳川無声、大辻司郎あたりになるという。たった1人で高座に立ち、世相のあれこれを面白おかしく聞かせてくれる。ギターを持てば、ギター漫談、三味線抱えて三味線漫談など、バラエティー豊かだが、最近は「マイク1本、何も持たず」という本来のスタイルが少なくなった。
 「漫談で思い浮かぶのは、故・牧野周一。都会的でスマートで、時事問題をチクリとやった。ローカルは正反対。茨城弁が売り物で、泥臭く庶民的なの。いわば“体臭演芸”ですよ」
 演芸作家・神津友好さんの分析通り、ローカル岡の芸はきわめて人間くさい。
 「(尻上がりの口調で)家庭内暴力があったら、夫婦でも1年間は5メートル以内に入っちゃいけないんだっけ? そりゃ広い家はいいよ。オレんちなんか、5メートル離れたらベランダの外だよ」
 痛烈な風刺も、微妙な社会問題も、茨城弁のオブラートにくるめば笑いに変わる。
「この道39年だけど、どこでも笑いがとれるって自信がついたの、この2、3年だよ」寄席出演は年間500回以上。綾小路きみまろの次は、ローカル岡ブーム?(長井好弘
http://www.yomiuri.co.jp/komachi/culture/cu040317.htm

 やっぱ読売も大プッシュ。神津さんはこのほか、はたのぼる、原一平、ひびきわたる、小さん師匠などを見たいとゆっています。それより、現在末広亭に出ているということで、20日までに見に行ってみるかなぁと思ったりもしました。