- アーティスト: YUKI,mugen,玉井健二,橋本竜樹,百田留衣
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ツタヤでお昼に待ち合わせて、上野二丁目方面に向かおうとすると、ちょっと違うんじゃないかという。マアマアと言いつつ、いつも焼肉とか食うあたりに行こうとしたら、「この辺の店は洒落ていて、ハイソですね」などとも言われた。ええええええ？？？と思って、なにそれ？と聞いたら、東のほうはもっと昭和なカンジがしまっせ、みたいに言われた。実は私は、二丁目付近しか知らなかったのである。だって、クチコミというか、基本は連れていってもらったところしかいかないから。こんなことなら、非常勤をしていただいていたI先生あたりにご教示いただいておけばよかったと後悔しつつも、まあナビ役がおりましたので、そのあとを着いていく。
東のどこにあるのよ？んなもんねぇだろ？とか言っていたら、ぐんぐん東に行く。そんなことしたら、高速超えちゃうやんけ、といったら、超えるんだという。で超えると、私の生家のあるあたりの、歓楽街ちょっとはずれましたという、つまりは池袋の路地裏、西友でかった安手のちょっとくすんだワンピに、履きつぶしたツッカケみたいなのを履いて、ぐでっと歩く、姉さんの似合う街並みになってきた、と思ったら、もろそういう姐さん登場。さらには、さすがに私も視線ずらすようなあんちゃん二人登場。とまもなく、非常にワクワクするような、街並みがみえてきた。ここですよここ、というので、おおおとしばし感動し、萌えまくりだ、とシャウトした。
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でかい看板に手書きで書きなぐったみたいに、食えばわかるゲタカルビとかあった。その前のソウルという店に入る。豚バラのうまい店らしく、なんちゃらかんちゃらとかゆう、豚バラ焼いて食うやつ頼めばと後で思ったのだが、とりあえず私はどうしてもブデチゲが食いたかったので頼んだ。あとプルコギ。正直焼肉と思っていますたら、でかい鍋が二つ並ぶことに。まあ、たぶん食い方として、みっともないのかもしれないけど、かまいやしない。ナムルだとか、そういうのといっしょにひたすら食う。
実にうまい。まず、ブデチゲの汁が濃くてコクがある。大久保の土地のもうまいが、コッチのほうが満足度が高い気がする。それはひとつはこの汁ってこともあるんだが、すぐに気づいたのは圧倒的な野菜の美味しさである。ナムルのもやしとかもそうなんだが、ふにふにになっていない。シャキッとして味わいがある。他の野菜もそう。なんか、オタクはまさか、京野菜じゃね？とか言いたくなるような味わい深さだった。
で、一通りくって、さらに豚バラとか追加しようとしたら、羽交い締めで止められる。文句あるか、全部おごればいいだろ、食えなければ残せばいいとかいうと、カンジの良い給仕の姉さんが笑っていた。ほんと親切で、プルコギ食いきれるかな、みたいに話していたら、２５００円のやつを２０００円分ですくなくしますか、とかいろいろしてくれる。まあランチタイム（一品７００円くらいで、がむじゃたんとか、ちぢみとか、ビビンバとか食えるんだよな）で、夜料金のをガンガン頼んだからかもしれないけど。休日ということもあるのだろうが、店はけっこう混み合っていた。夜ももう一度来ようということになる。
やることないからお茶のんで、西郷像を見に行こうということになる。そういえば女子大のゼミの卒業旅行で、はとバスで西郷像で記念撮影しようとか話あったのを思い出したりした。まあつもる話もあったわけだが、いろいろ近況などを話していたら、あっとゆうまに夕飯タイムになった。再びコリアンタウンに向かう。
私としては、もう一度ソウルで豚バラメインで、チゲとか食いたかったのだが、却下されてトトリというところに行って、焼肉を食った。まあはっきり行って、焼肉は高い肉はうまいと思ったが、隣で出されたセンマイとか見ていると、やっぱりただものではない凄みがある。しかし、豚バラの怨念があり、こっちは豚バラメインで、鬼高い肉と、安い肉を頼む。やはり高い方がうまい。あと豚バラと豚トロは安いけどうまかった。にんにくがうまかったので、お代わりしまくった。ここでも野菜がうまかった。チシャに添えられている辛子味噌ネギみたいなのもうまいが、チシャがすごくうまいというか、他にはないくらいのもんじゃないかと思った。
いずれにしても、街も料理も気に入ったので、また行こうと思う。気合を入れれば、ブデチゲひとりで食えないかな。全部。たぶん少し安くして、ひとり前つくってくれとか言えば、つくってくれる気がする。もしかすると、岡山の木の実で食べた、巨大なサムゲタンが食えるかもしれないし。
