- アーティスト: イザベル・アンテナ
- 出版社/メーカー: GATE RECORDS
- 発売日: 2006/09/20
- メディア: CD
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■トリハダ6 〜夜ふかしのあなたにゾクッとする話を〜
企画/水野綾子
監督・脚本/三木康一郎
プロデューサー/藤原努
原案・企画/ブラジリィー・アン・山田、蒲田幸成
八代丈寛、丸茂周、女里山桃花、吉田さやか
まず最初は、いつもの通り、最初から最後まで細切れで小出しにしてゆくネタ。出演者/谷村美月、浅野かや、大橋智和。トイレだとか、一人暮らしの恐怖を増幅させてゆく丁寧な表現が、最後に炸裂するんだけど、最後に斧を持った男が出てきて、斬斬斬斬斬かと思ったら、ぜーんぜん違っていた。上のサイトにもあるけど、最後のエピソードと絡んでいるわけだけど、このねーさんが、小向美奈子ばりの徹底的に証拠隠滅よ、状況になっているのか、それともネットと都会の狂気を描こうとしたのか、苦い味が残るというのは、鬼深夜ならではでしょうけど。
●計画された別れの演出と戦慄 出演/弓削智久、松岡恵望子。これはなにかと思うんだけど、最後の一分でズッきゃーんと恐怖炸裂。段ボールからのぞく眼でキメたのには、驚いたけど、最後にピカレスクな女性が、昔の日向明子のポルノみたいにかっちょくきめてけだるく去ってゆくのは、なんか昭和ぢゃね?みたいな。つーか、やっぱり主役は女性ってことなんだろうね。まあただ、あの眼球は、最初の頃の「上手くいけば赤いのがつく」に匹敵する残像となった。
●日常に潜む不条理な確率。出演/足立梨花。ロッカーのなかにはロッカーの鍵。最後のおっさんが死体だかなんだかわけわかめだけど、最後にクルマが走り去ったということだし、ピカレスク(くーすれぴか?)チャンねーラーホーでズドン、だろうから、トイレで着替えて町にくり出そうとした女子高生るーわーなちゃんねー、ねーかーだけポッケにまかしちょろって、シャーぎょーにモンホルウッパラッテ、チョーラッキーっつうことっすか?
●保身に必要な最低限の代償。出演/石堂夏央、野嵜好美、本多裕香、西村裕。鬼のように怖い上司の女と、ものすげぇ気の利かないさえないちゃんねー。さえないちゃんねーえーもーだったが、ともかくいじめを誘発する表情は、演技とは思えないすっぴんぶり。最後に怖い椰子の宝物をシュレッドして、怒り狂った前で、ハンドシュレッドして、血みどろでニコ、っていう復讐のかたち。なんか若い時間でやったら、いじめられている子どもたちの復讐として、ハンドシュレッドが流行りかねない怖さがある。業者は警戒すべし。
●持たざる者の恐怖と狂気 出演/地曵豪、辻修、下村恵理。たまたまのったクルマの運転手が、妻に捨てられ、会社にクビになりと、とんでもない状況の椰子で、生意気な客はとんでもないやけくその暴走に付きあわされる。振り向かない運転手。そのままだったら、どうしようかと思ったけど、最後に振り向いて、さほどの表現力がなかったので、ちょっとホッとした。作意?それはともかく、暴走したのはいいけど、通行人はね飛ばして、浮気した妻だって、必然性がない、というよりは、もう完璧運転手のちゃんあんてんぱっちゃってたってことなのかもしれないが、るーわーなちゃんねーがいないと思われていたわけだが、その妻がこの運転手のちゃんあんを破滅に追い込んで、へっへっへだとすれば、一応つじつまは合う。。
●天使の中にある恐るべき残酷。出演/佐藤亮平、富永凌平、阿部智江子、伊集院竣平。クマのキグルミのおっさんが、悪ガキにフルボッコになったのを、ぬっころして戻ってくるという話で、その惨劇に善良な親子が絡む。どこで始末してきたかとか、必然性も減ったくれもないが、最後ショータはどうなったの?、っていうくらい、クマさんはぬっころしスタンビート状況だったかも、という怖さの力業で押し切る。るーわーなちゃんねぇが、クマだったのかもしれないと思って、何度か映像を見たが、そういうかんじでもなかった。
●無欲で得た悲劇の主人公 出演/平方元基、本多力 2ちゃんみたいなので、ぬっころしちゃったという人をいじっていたちゃんあんが、最後にぬっころされてしまうという、あふぉなストーリー。まあ、オチとしてはよくできていた感じ。背後に気をつけろ。ホッとした、そのひとときが恐怖の時。など、基本中の基本だけど。普通ネットにあれだけかいえあったら、みんなみにくるでしょ。そのみんなが、やっちまったなぁ、なのか、それとも、部屋を徘徊されたちゃんねぇなのか、なかなか手が込んでいる。
最後は賛美歌ちっくなアカペラでゴスだよね。鬼ゴス。