ゼミの同窓会

 昨日の時効警察は、これまであった「これから先はご好意によって自白していただくしかない」という、オダギリジョーのキメぜりふがなかった。しかし、犯人を追いつめたすえのやりとり−−犯人が「胸のつかえがとれました」などと言い、オダギリが「誰にも言いませんよカードを書いて下さいと言い、そして犯人が「ほんとうに趣味なんですね」というようなやりとり−−は、お茶の結構なお点前で・・・というようなカンジにもみえ、なかなか興趣あふるるものがありますた。それにしても「ほんとうに趣味なんですね」は笑える。一切の真実の明示も、あぶり出しも、ゲラゲラシラネーよってカンジで、まったく意味のないやりとりが淡々とくり返されるのは笑えます。三日月が、やたらカワイイだろみたいな演技をくり返し、右往左往する間を縫って、お能のようにオダギリがずんずん前進するさまなんかも、かなり面白いものがあります。三日月のキャラも立ってきて、まあ言ってみれば、IWGPの加藤あいみたいな役どころなんだけど、がちな馬路やサイコは一切今のところなし。せいぜいトイレの個室に入り、なんじゃこりゃっていうくらいのものですた。来週は永作博美登場。コアな配役だと思う。ボクが楽しみにしているのは、次長課長の井上が酔っぱらいの役かなんかででてきて、オダギリジョーを指さして、「あ〜〜〜、お笑いの人や、わはははははは」とか笑いころげないかということだけど、期待薄だろうなぁとは思う。
 土曜日は、関東社会学会の例会の日。絶対行こうと思っていたが、公務が山積していて、仕事をひとしきり済ませたら、もう二時をまわっていて、断念。そのかわりにお断りしていたゼミの同期会に飛び入り出席した。プライバシーの問題もあるので何期生かは言えない。地方から駆けつけた者などもいて、近況報告や昔話を楽しんだ。一人また結婚するらしい。今度は地方だ。呼ばれてもいないのに、予防線で旅費の話などをしてしまった。「呼んでませんよ」などとは言わず、「そうなったら交通費くらいは工面しますよ」などとぬかしやがった。成長している。辞めたいと相談しに来た人も、部署を変わって生き生きやっている。場所は新宿の居酒屋のような、ダイニングバーのような。特徴のない企画化された料理だけれども、美味しい。マニュアル通りに品物がはこばれ、二時間の制限時間。昔のようにオールとかはなく、時間が来たら、サクッと帰る。それにはこの程度がよいのだろう。お金も安い。二次会は、元滝沢があったところの近くにある西武というところに行った。ものすごくでかいパフェなどがある。ゼミの卒業生の頼んだパフェをアップする。写真を撮る時ミニスカの奴がいないかチェキ。プロだぜ!みたいな。w 巨大なパフェの他に一時間おかわり自由のカレーなどもあった。なんつー店だと思ったが、なんとも言えない風情がある。リフォームしてこぎれいなのだが、たぶんそこそこの年月を重ねてきた店のはずだ。

 昔話をするうちに、姉歯のヘアスタイルと三白眼はあまりに素敵だみたいな話になり、証拠もないのになんであんなにヅラ偽装はリアリティがあるんだろうとかゆって笑っていたら、話はヅラ、禿げ話に。思い出すのはこの人たちが四年生のクリスマスイブ。都心での用事を済ませて、仕事に疲れ、中央線の満員電車で帰宅する途中、一人のゼミ生から、メール。交際相手ができた、長身痩躯のエリートだという話だったな、なにがあったんだろうと思い、メールを見たら「禿ですた。激ショボーン。背が高くて今まで見えませんでしたぁ〜(涙」とかゆうわけわかめなことが書いてあった。思わず「なんで見えたンや!」とツッコミを入れそうになるも、さすがにまずいので自粛。笑える奴だった。かわらぬずっこけばなしを披露していた。ストーカーみたいな話をしていたので、夜クルマで帰る時は、後ろの席のチェックを忘れるなと言ったら、みんな馬路ひいていた。普通知っている都市伝説だと思うのだが、はじめて聞いたらやっぱかなりこわい話だよね。w