Kate Bush『Aerial』

　シンディー・ローパーが来日し、中島みゆきの新譜が出て、じゃあ次は・・・と思って洋楽コーナーをのぞいたら、ケイト・ブッシュとマドンナの新譜が出ていた。また、明後日にはエンヤの新譜が出るようである（明日買えるんだね、多分）。マドンナは知らなかったが、ケイト・ブッシュはみくしのコミュでずいぶん噂になっていたものである。いつものように日本盤を購入。日本のほうが一週間ほど早く出ている。マドンナは買わないつもりだったが、一応視聴したら、一曲目がＷＡ！なつかしい、なにこれでぃすこじゃんとか思ってみたら、アバですた。おおばかなともだちのふぇっちゃんがあばはおいどぢゃんと突然いきなり力みかえって言ったのを思いだし笑いで購入。そして、みくしのコミュの人々ほどではないにしても、出る出ると言われて何年もたったものがどんなものか聞きたくて買いました。レコードでしか持っていないものを紙ジャケットで買い直そうかと思ってもみましたが、一応逡巡。ケイト・ブッシュってなに？って人も、さんまちゃんの恋の空騒ぎが始まるときの「らいかじぇらし〜♪」みたいな歌声を聞いたことはあるでしょう。

コンフェッションズ・オン・ア・ダンスフロア

エアリアル

アマゾン

　前作より12年ぶりとなる2005年発表のオリジナル・アルバム。大衆音楽に媚びることのない確固たる世界観は健在で、独特の妖艶さを持つケイトならではの歌声を堪能できる。デビュー27年とは思えない渾身の作だ。

bounce.com

　ケイト・ブッシュが新作アルバム『Aerial』をリリースする。エリック・クラプトン、プリンスらも参加し話題をよんだ『The Red Shoes』以来、実に12年ぶりのアルバムとなる今作には、元ジャパンのミック・カーン、ウェザー・リポート時代の活躍でも知られるピーター・アースキンなどが参加。2枚組、2部構成の大作となる模様だ。アルバムの発売予定日は11月2日、同日には彼女の旧作8タイトルが紙ジャケット仕様でリイシューされる予定。また現在オフィシャル・サイトでは、先行ダウンロード・シングル“King Of The Mountain”のプロモクリップを視聴することができる。まずはこちらをチェック。
http://www.bounce.com/news/daily.php/6448/headlineclick

天使と小悪魔(紙ジャケット仕様)

魔物語(紙ジャケット仕様)

曲目

ディスク： 1　A Sea of Honey

1.キング・オブ・ザ・マウンテン
2.π~円周率
3.バーティ
4.バルトロッツィ夫人
5.透明人間になる方法
6.ジョアンニ
7.コーラル・ルーム

ディスク： 2 A Sky of Honey

1.プレリュード
2.プロローグ
3.建築家の夢
4.ペインターズ・リンク
5.サンセット
6.エアリアル・タル
7.サムウェア・イン・ビトウィーン
8.ノクターン
9.エアリアル

　みくしのひとたちには、ディスク２の Sky の方がどちらかというと評判がよく、なかでも最後のタイトル曲がいいという人が多かったです。ケイト・ブッシュのすごさは、静謐さとぶっ飛び、癒しとぶち切れ、透明感と野太さ、知性とバトスなどなどが混在していて、作品化されていることだと思うし、その辺が他に類例をみないと思われます。たとえば、スクリッティ・ポリッティというユニットが、知的でスリリングであることはこの上ないものの、整いすぎているような気もするのとはちょっとちがうなみたいな。
　みくしのひとたちは、すごいですね。恐ろしいまでの表現力でこのアルバムの魅力を語っています。しかもスレッドに「ネタばれ」とある。よけいな種明かしはしないでくれということでしょう。だからここにも引用できないけど、ひとつだけあまりにツボだったものを引用させてもらいます。「いきなり”せんたくっき〜〜”って歌われたのには驚きました。（笑）矢野顕子の”そこのアイロンに告ぐ”以来の衝撃です。（爆）」すると矢野ネタを拾う人が現れて、「ちなみに、矢野顕子さんの「そこのアイロン…」は、大体そんな感じ（？）の人だと思ってたので、個人的には結構すんなり受け入れてましたが。。vet （獣医ですかね）っていう曲も妙に鬼気迫るものがありましたが、きっと、そんな人（？）なんだろうと」。みくしに入っている人はぜひご覧下さい。
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