襦袢の涙

 どんなにイヤミったらしくても、イヤなヤツっぽくても、そしてわざとらしいまでのさりげなさで自分を売り出していても、舌禍のくり返しの挙げ句の果ての脱税で最悪の状況のサッチーについて「あれはいい嫁だ」とテレビで何度も言い張った野村克也を私は尊敬する。呑むさんが、それまで一度も旅行をしたこともなかった母親を余命いくばくもなくなってからようやく最後の一度かぎりの九州旅行を二人でしたというような浪花節や、あるいは舛添要一の介護話や、ビートたけしの葬式号泣@武藤まき子などは、自分が育った家庭と同じような臭いを感じて、禿げしく心を揺さぶられる。溺愛もできなくなった現代において、カツノリの差別待遇すら、まあええやんけみたいにおもわないことはない。由緒正しき狂言師ともなると、たいへんなことがあるのだろうけど、金がないってことであったとしても、あれだけやっちまうのは、私はけっして嫌いではない。馬鹿面さらして、自立に甘えるよりずっとマシだと思う。しかし、おや痔さんのコメントにある記事を見てぶっ飛びました。上のエントリーは肝心な場所をぬかしているぢゃないか。わははのは。

 元彌が対戦するプロレスラー・鈴木健想(31)の浩子夫人(30)から「お母さんも出てこい」と挑発された経緯がある。相手を下着姿にすれば勝ちという着物マッチを要求されたが「衣装はキューティーなんとかかもしれません」とニヤリ。あろうことか、アニメキャラ「キューティーハニー」のコスプレで登場する可能性をにおわせた。
http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/geinou/news/20051026spn00m200001000c.html

 しかし、「キューティー」には笑いますた。ここでも何度も話したネタだけど、昔東京12チャンネルの馬鹿番組で「アグリー・ジョージ」というコーナーがあって、ドキュソな「レッドネック」仕様の白人であるアグリーなジョージが「へい!あいむ、あぐりーじょ〜ぉ〜じ」などとウルフマン・ジャックの出来損ないみたいな声で登場し、道行く人に「チチ写させて」ともちかけ、撮影するという、江頭2:50分ですらやらないようなクソバカなものだったわけだけど、それ思い出しちゃったよ。わははは。ここは気合いでせっちぃ萌えとゆっておかないといけませんかね。浩子もすげえよな。「下着姿にすれば勝ち」ってさ、着物マッチでっしゃろ?パンツとかズロースとかいう類ではなく、襦袢でわないでしょうか。負けて「襦袢の涙」ってさ、なんかOPチェーンのバッタモンの映画みたいじゃないですか。嘉門達夫乱入で「シャンソン」を歌ったりしてね。知らない人のために解説しますと「ハダジュバン、ナガジュバン♪」とフランス語風に歌う歌ね。そんなくらいならさ、和泉元彌セッチー鬼瓦軍団で鬼瓦トランスとかすりゃあいいのにね。まあだけど、マジな話、そこそこファイトできるとすれば、AKIRAなんかもつれて外国に行ったら、かなりポップなバウトを提示できるように思うんだけどね。