長州力ファン決定戦

 前にやった長渕剛ファン決定戦と同じシリーズ。あのときは、英二さんがまるで長渕というようなパフォーマンスをみせ、ラグビー大八木が鬼ウザクはまっていたのが印象深い。そして、このシリーズのときには顔を見せている大木ちゃん。今日はちょっと大人っぽいというか、普通の人みたいだった。小動物キャラをクローズアップしたり、ゴスロリにしたりしないのが、この局の特徴なのかもしれません。
 長州力ファンのメンツは有田哲平ますだおかだの面白くないほう、そしてカツマタ。それぞれが長州への思いを語る。有田は、はたして「噛ませ犬じゃないぞ」。「あのことばで有田はくらい粘土細工少年から脱却したんです」と上田。有田「あの一言を聞いて、クラス一の高田君にゆってやったんだ、俺は噛ませ犬じゃないって・・・」。大仁田にしても、高山にしても、あらためてプロレスはトラウマなものなんだなぁとしみじみ・・・というネタ。岡田「長州さんの革命的ということばは、革命的な俺のギャグに影響を与えますた」。一同「うそつけ!」。カツマタ「ボクは無名時代から知っていて、リングネーム公募したとき応募しますた。富士山爆発っていうんだけど。長州力より(・∀・)イイ!!と思うんだけどね」といちびりかます
 で、なぜか、休憩ボタンと、ギブアップボタンが付いている。ホワイと思った。英二さんの唄にみんながはまりまくり、萌えまくったのと同じように、長州小力の迫真のパフォーマンスに一同萌えまくるのかと思っていた。実際、猪木、安生洋二、藤波などとの試合が、プロレスファンの懐かしいツボをアチョチョチョと北斗の拳のようにつく小力のゆきとどいたパフォーマンスに萌えまくるファンたち。しかし問題、というか本題はこのあとだった。小力にかわって、女長州とか、ガーナ長州とか、わけわかめな変異体が登場して、鬼ウザイパフォーマンスを長々とする。さらにファンとの集い。キレまくる一同。たまらず休憩をとる岡田とカツマタ。カツマタ「長州じゃねぇぢゃん。あいつ自信満々でウザ杉」。ガーナ長州(ガーナ人仕様の鬼でかい長州)に至っては、「負け犬じゃない」を「マケレ犬じゃない」とかゆってやがんの。これにはファンはキレる・・・というネタ。このあとふたたび小力が登場すると、大喜びのファンたち。上田「こいつも長州じゃねぇぢゃん。小力はなんでいいんだぁ」。
 肝試しのときみたいに、サプライズリアクションではなく、ネタとわかっていてあえてリアクションするとか、そういう定型的、紋切り型のネタフレームに、どう芸で味付けするかみたいな狙いだとか、やりたいことみたいなのがあって、それがいいところまで出ていて、でも炸裂しきれていなくて、というか炸裂することもあって、その時はめちゃめちゃ面白いけど、まだまだ打率がイマイチで、かつその根本がかなり理屈っぽいみたいなところがあるのは、もしかするとくりぃむの苦悶なのかもしれないと思った。実は最近、はねとびや、アンガールズとか、そこそこ面白いものの、今ひとつさめざめとは笑いきれなかったもので、かなり笑えるようになってきた。板尾創路がにらめっ魂@あざーっす!でいっていた「型にはめる」「ツボにはめる」みたいなことを聞いて、それでなるほどとか思ったんだよねぇ。ものすごく面白いけど、表現しきれないものがある。その乗り越え方を、学んでみたいと思っている。
 草野★キッドは、ロード系のクイズ。三又忠久が性懲りもなく出ていて、「たけし軍団もやめ、オフィス北野もやめ、草野さんについてゆきます!」とゆったのに、15分であぽーんされたのには、笑いますた。たけちゃんたちに、愛車ジャガー@新品をバッティングマシンでぼこぼこにされたことにも触れるかと思ったけど触れなかった。残念だ。草野仁が、NHK退社時のことなどを、羽佐間アナなども登場して、いろいろ話していたのはなかなか熱い話もあったのだが、他方NHK時代の草野の怪力格闘技伝説も聴けておもしろかった。