日の出のスープカレーを飲む

 社会学史の非常勤に行ったら、今度の日曜の午後だったと思うけど、濱谷正晴さんの講演会の立て看板が出ていた。『原爆体験』の出版記念かと思ったら、新歓行事みたいだ。調査一筋38年というコピーに思わずタテカンをのぞき込んだ。のぞき込んだというのは、立て看板が tiny だったのである。一昔前の大きさも文字も猛々しいものとは大違い。でも、つくった人のまじめさが伝わってきた。不器用に貼ってある写真も(・∀・)イイ!!と思った。髪はすっかり白くなっていて、ちゃんとセットされており、「頭も原爆」とか、「(H=アッシュ)ボンバー」とかゆわれていたころとはだいぶ違う感じだった。行きたいが、部外者だしね。それに、日曜は関東社会学会のシンポがある。こちらはゼミでいっしょだった安川一氏が講演する。サクラで行くつもりだったが、迷ってしまう。っつーか、一橋新聞のサイト見ても講演の案内がない。もう一度見に行く以外に、日程がわからない。知っている人、メールでも何でもいいので教えて下さい。w
 今日は忙しい。公務があるので、本務校にとんぼ返り。仕事を済ませて、今度は午後の吉祥寺サブカルチャー研究のゼミ。お昼は鍵屋のラーメンを喰うつもりだったが、無性にカレーが喰いたくなった。ちゃりんこ転がしていたら、みくしのことで質問を受けたのを思い出したのだ。ゼミの五期生が、紹介文を寄せてくれているのだが、そのなかに「カレーは飲み物」とあって、これがなんなのら・・・ということなのである。私は、とても下品な育成過程をたどったのでとんでもねぇものの喰い方をするのであるよ。たとえば、ラーメンはどんぶりに口を近づけて一度ズッット吸い始めたら、喰い終わるまでズッズッズッ・・・と吸いきり、一気喰いをしてみんなの度肝を抜いたことがある。シナチクやチャーシューは、ときおり添えながら吸い尽くすのである。これはなかなかの壮観なのだが、最近はしない。カレーの場合はビビンバのように混ぜてしまう。それをGulp×7程度で喰うのである。これが「カレーは飲み物」伝説である。「メシは喉ごし」という伝説もある。白米は噛まずに飲み込む喉ごしが美味いということなのだが、これは誇張があり多少は噛むのである。玄米まで喉ごしで喰うというのは、ショウアップをこして、フレームアップである。
 カレーが飲み物で連想されたのが、成蹊大近くの五日市街道沿い、日の出の欧風カレーである。普通の創作カレーとともに、スープカレーというのがある。欧風でありながら、ルーはスープ状。というか、カレー味のスープと言う方が的確なものもある。この前行ったときのミネストローネカレーが、ものすごく食べたくなっていたので、迷わずにそれにした。この前は上品に少しずつかけながら喰ったのだが、本日は迷わずにやった。スープカレー全部がけ。ミネストローネおじやというか、りぞっとというか、そんなカンジに混ぜ混ぜして喰った。スゲー美味い。しかも、600円。20種類の野菜。御飯は控えめ。体にすごくイイカンジ。サイドメニューでコロッケとかあったら、喰いたくなると思うんだけど、まったくおいていない。客単価というような発想はないのかもしれないね。ただ一つだけ可能だと思うのは、なぜか一種類だけある定食の豚のショウガ焼きのおかずだけを頼むこと。それでも1000円チョイくらい。食い過ぎとは思うんだけどね。でもこの店でだすショウガ焼きは絶対美味いと思う。