わけわかめの内実:レオナ&えんえん

 広田レオナ遠藤憲一コラボ、『レオナとエンケンのワイルドクッキング1「愛の爆裂チャンチャン焼き」編』でございますが、2が発売未定ながらもうリストアップされちゃったりしている一方で、みくし広田レオナこみゅでも「えんえんとくだらないことしゃべりながらちゃんちゃん焼き作るだけ」という意見もあり、擁護カキコも「内容はほんとにダラダラしてましたが500円という価格のご愛敬ってことで」みたいなカンジで、うーんと考え込んでしまいますた。でまあ、リクエストもあったので、らふすけっちではありますが、書き起こしてみるべぇかということでありんす。
http://www.toshiba-ent.co.jp/dvddetail/detail.cgi?=TDBY-6004

 セットもなんともつかないようなポップなキッチンで広田レオナさんがお仕事をしている。そこへピンポーンと築地に買い出しに行っていた亭主役の遠藤憲一が帰宅。はこでシャケを買ってきたという設定。さっそくぶち切れるエンケン「こんなでケーの、電車の中でめだってしょーがねぇーよ」。レオナ「あんた切ってもらわなかったの、ヴァカじゃないの、どうすんのよ」。エンケン「おやぢがさぁ、これぜってぇおすすめだっつーんだよ。で、こぶりややつ選んだし。いいじゃねぇかよ。切り身だから小降りにしたんだよ。切り方もついてんだよ。腹は切ってもらったよ」。間抜けなシャケの絵が書いた切り方の解説書をみせるえんえん。レオナ「切るの大変なのよ。切り身だとなんで小振りになるのよ。ハラキリはいいけど、筋子は?」。えんえん「おやぢにやっちゃったよ。小降りだから(・∀・)イイ!!じゃねぇかよ」とひつコク小降りを強調するえんえん。なんじゃらほいとおもったら、「切り身=小降り」という短絡?があったことに気づいたレオナマジギレ。
 まあともかく切ることにして、とりあえず頭を落とすことに。BGMろけんろーるはゴキゲンにぎんぎんに走る。エンケン若頭とは思えないようなつまむような手つきで包丁を持ち、解剖だぁ!とかわけのわからないぞんざいな雄叫びをあげながら、ゴシゴシやるけどきれない。かてー、うぜーと、うめくエンケン。両手でおもいっきし体重をかけたら、なぜかストンと落ちる頭。しかし、切り口がひでぇ。レオナ「すごいぐちゃぐちゃ」。レオナさんはいつものとぼけたかんじ。エンケンは、タケゾウと、『烈火』の若干てんぱった弟分みたいなカンジで、馬路やバイ。
 で、頭を落としたら、次は二枚におろす。あいかわらずつまむように妙な包丁のもちかたをするえんえん。レオナ「こんな不器用だと思わなかった」。えんえん「夫婦ならわかるだろ」って、もう夫婦役の芝居はどーでもよくなっている。2人が馬鹿話をしながら、シャケのちゃんちゃん焼きをつくるだけのものになっている。レオナ「包丁似合うのに」。えんえん「人殺しの役だけだ」。ようやく二枚におろすも、骨のまわりは肉だらけ、肉厚の骨。レオナ「焼いて喰おう」だって、馬鹿野郎。わははは。レオナにばとんたーっち。しかし、レオナも大差なし。しかし、絶賛するエンケン「さすが漁師の娘!」。レオナ「いつから漁師の娘になったわけ?」。エンケン「だってこれ漁師の料理だろ」。小降り=切り身と同様、常人では理解の及ばないあまりにパンクなえんえんの思考回路。切っているうちに、エンケン「わ、わぁ〜、血が出てきた」。レオナ「鮭さん、痛そぉ〜」。エンケン「血袋が残っていたんだな」。893映画俳優ならではの、すげぇメタファーにぶっ飛びマスタ。
 二枚におろしたあとは、切り身に。レオナ「これ切り身じゃない。ちゃんちゃん焼きだからいいけど、焼き魚だとサイテーよ」。時々タバコを吸いながら、やるきなしだったえんえんは、「るーびーさえ飲み出す勢い」だったのが、突然目つき変わって、作業に撃ち込む。「これ切りやすい!すげー、まじやべー」。しかし、所詮はえんえんであり、まるで包丁でこねるようにして斬っている。まさにワイルドクッキング。レオナ「わー、なんかウニみたいのが出てきているぅ〜〜〜」。シャケさん、痛そうどころかもうぐっちゃんぐちゃん。えんえん「まじですげーぞ」。カタイひれのところとかはすっとばして、こね回すえんえん。レオナ「なにこれ、ありえねぇー。はじめてみた。どいひー。もうネギトロ状態じゃんか」。まあそんなには酷くない。ぶつ切りにネギトロがまとわりついている感じ。w レオナ「包丁使い巧いと思っていた。役者としてやばくね?」。えんえん「(包丁で)殺す役しかしたことない」。なぜかハラスに感激する2人。レオナ「ここは焼いて喰う」。このあとジャガイモなどの下ごしらえをし、味噌をあわせて準備完了。
 ここで大量の来客。人外。ドキュソ。ギョーカイ系。オカマちゃん。などなど。これは、家族の他に、わけわかめな人たちがすみついている広田レオナ宅の模様を再現しているかんじかね。エンケンも、テキトーに行って、朝まで飲んでそーめんとか喰って帰ってくるカンジみたい。アバウトな料理だが、みんな「馬路うめー」とかゆって喰っている。パパイヤ鈴木のDVDなども発売したローソンのいとはまったくわけわかめながら、私的にはドラッグガーデンよりこっちのほうが面白くらいだと、気合いで言ってみたい気分ですわ。BGMが、コテコテのロケンロールであることが、なかなか意味深長であります。レオナ「あんたお金もってんでしょ」。エンケン「もってねぇよ。薄利多売だよ。安いんだよ。知ってるだろ」ってやりとりは、かなりびっくり。