草野★キッド頭脳勝負

 そのあと草野★キッドをみた。出だしはいつもと同じ。遅刻する草野→草野コスプレで登場→ホンモノチェックの力技、そしてなかなかでない「ゆっておきますが61歳」。今日の草野仁は、長ランと鉄下駄で登場。オールバックがなんとなくリーゼントのようでもある。板を拳で割ってホンモノ確認し、今日は東京大学社会学科首席卒業の頭脳を魅せるのだという。草野「首席は人が言っているだけ」と謙遜。でまあ、他にも東大首席二人。一人は平沢勝栄。元警察官僚。デューク大学留学。国際弁護士湯浅卓。「東大史上最高の成績」。「ウォール街では時給二億円だった」と豪語。この人は、くりぃむしちゅーのたりらリラ〜ンにも出ていることはつとに有名だが、なに考えてるのかさっぱりわからんちん。まあともかく、元NHKと、代議士と、国際弁護士が、詰襟着てテレビでクイズに挑戦。深夜番組なんか、若手お笑いのギャラなんて3万円くらいらしいじゃないですか。そんなに制作費使っているわけないだろうし。しかもクイズに負けたらコスプレらしい。平沢さん「選挙区の人には見せられない」とかゆってるんだよ。
 一方東大首席組に挑戦するのが、小学生のガキ。右脳キッズらしい。まず右脳パワーを開陳。フラッシュカード。すげー数のカードに書かれているのを覚える。ガキ1号パーフェクト。次が、四倍速聞き取り。早回しした音声を完璧に再現。そのあとが速読。一冊の本を一分で読んでしまった。草野は、これに対して、いろいろ文句をつけている。でクイズが始まったが、ダジャレ系のなぞなぞと、マッチ棒クイズの中の立体正多面体づくりのパターンと、「6」と「9」ひっくりかえしという、基本パターンをすらすらクリアーするガキたち。首席軍団草野は、「そんな程度でいいのか」などと余裕こいていたものが、「6と9はちがいすぎる」「数字の性格がまるでちがう」とマジギレ。水道橋博士「番組やめそうな気配ですね」とか、馬路やばな対応。
 東大レベルの問題を出せとさわぎだすおやぢたち。そこで「シルビア・クリステル」「同伴出勤」「力道山」「リーチ」といった正解できることが恥というような問題を次々にクリアしてゆく。わざとらしいまでに強引なショウアップだが、このおやぢたちは、そこそこ笑顔に清潔感があり、お茶の間むきかもしれないと思った。でまあ、最後のクイズで子供たちの勝ちとなるが、草野は馬路悔しがっていた。やはり格闘技ファンは、闘魂な人が多いのだろうか。で、知育を草野ランドに加えることで決着し、最後はコスプレ。まんざらでもなさそうなおやぢ三人。水道橋博士「この期に及んで、ザ・ワイドやるんですか」とかめちゃくちゃいわはるわぁ。しかし、草野仁と草野ランドというアイディア一本ですべてをのりきろうというのはかなり無理があると思うのだけど、それを強引に引っぱってゆくところはまじすげぇと思った。
 今日は『代紋TAKE2』のセミファイナル&結末の同時発売を買った。最後はハチャメチャバトルで、エンディングは予想に近いものだったけど、15年もこの893マンガを読んでいたのかとあらためて感心した。最後に参考文献があがっていたのは、けっこう役にたつような気がする。あと、みくしのコミュ情報で上野洋子の新譜『自然現象』が出たということを知り、買いに行くつもりが忘れていた。これはぜひ手に入れなければと思っている。

自然現象

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