園遊会

 事故をめぐる昨日の深夜のニュースが生々しく。昼過ぎまでボーっとして出勤した。ネットでニュースを見て、しばし読書。今日は園遊会である。園遊会とは、女子大のキャンパスで行われる同窓会の学園祭みたいなもの。模擬店だとか、各種発表会、退職された先生方なども来られて、キャンパスあげての同窓会のようなものになる。他の大学に比べて同窓会の結びつきはさほど強烈ではないが、熱心に参加されている方たちもいるようである。若い人はさすがに少ない。四十歳すぎた頃から、こういうものは懐かしくなる部分もあるように思う。私の母校同期も昨年卒業25周年の集まりをしていた。そんな年頃が、定年前なのではないかと思われる。
 配偶者やお子様連れで、大学を訪れる人々は、けっこうカジュアルな格好であるけれども、さすがに私のような小汚いものが闊歩しているのは、卒業生の方ががっかりするのではないかと思い、目につきにくいルートをゴキブリのようにかさかさと移動し、研究室まで来た。いろいろ考えていて、なかなか勉強が手につかないので、上記のように日記に書きつけた。なんともぬるい意見だけれども、自分の言いたいことはこんなことだったとは言える。
 なんとなく疲れたので、エンヤのアルバムを取り出してかけた。たまたま目についたからで、しばらく聞いていなかったベストアルバムである。癒されるという点では、レムリアアイランドのCDのほうがやばいほど効果があると思うんだけど、エンヤのものは作品性がビシッとしていて、単なるよしよしではなく、つよい意思のようなものが感じられるところがまたよいと、久しぶりに聴いて思った。ボーナストラックに「きよしこの夜」が入っていて、あちゃちゃちゃ、とらうまな思い出を思い出してしまった。と同時に、「カリビアンブルー」というのは、よい思い出ともかさなり、マイフェイバリットだなぁと、しまらないにやけた顔が甦った。さて、休日だし、外出しようかなぁ。