森三中の冠番組

 テレ朝三日目の朝までは、お笑い芸人なのであるけれども、その前になぜか森三中冠番組が。「芸能界危ない丸秘トーク女優VS芸人・・・暴露対決司会森三中」という深夜ならではのわけわかめな題目。なんじゃこりゃってかんじだけど、まあともかく芸能界暴露トーク森三中が司会として仕切る。それが仕切れたかどうかを、ギャラリーがボタンを押し、50点以下だと罰ゲームということ。
 まず最初は、独身負け組み女優軍団。嫌われキャラ佐藤たまお、飯島愛、伊藤まいこと、もう一人の椰子。勝ち組大島が、ビシッと貫禄で仕切るはずが、女優軍団は、大島のうんこしっこねたをも適当にあしらい、仕切らせておいて、最後は恋愛経験の乏しさを「まあ森三中にはわからないわね」で轟沈。次は若手芸人。アンタッチャブルとヒロシとあと二組。馬路山崎は、面白いし、かつゼミ生のはたさんではないが、なにをやっても下衆ヤバ夫に見えてしまう気がしたりもするが、ヒロシのネガティブトークが炸裂するまもなく、アンタッチャブルほかが達者なトークで、森三中いじりまくって、美味しいところみんな持っていって、チャンチャン。無論罰ゲーム。森三中には、つっこみがいない。コントだと、村上が突っ込む。これは本がある。トークショーだと、これができない。村上に言ったら、どこがボケかわからんとゆったなどのエピソードは面白かった。まあこれはこの番組のライトモチーフだろうね。しかし、ヒロシはセロテープで顔をいじれば、クリーム有田の物真似ができるんじゃないだろうか。
 しかし、ここまでは前座のようなもの。実はこのあとが本番。ほんこん&板尾、千原弟、新喜劇のきむにぃと、板尾以外は、森三中にしてみれば、ションベンちびりそうな軍団に囲まれて、オオギリ。ねたがホワイトボードに書いてあるんだけど、ビビりまくっていて、口はからから。ねたを考えた黒澤が、ねたふりするはずが、てんてこまいな責任のなすりあい。板尾以外の三人は、笑みを浮かべてツッコミまくり。「黒澤、やってみぃ」「大島、やってみい」とガンガン突っ込む。ここで、大島馬路泣き。鼻水たらして号泣する大島に、千原弟「劇団一人みたいやなぁ」。大島「あれはウソ泣き。あんな芸できませぬ」。わはははは。ここから、ホンコンと、きむにぃでつっこんだところで、千原がとどめで、計三度泣き。さいごはきむにいが頭はたいて「鼻水たらした司会者はじめてや」。森三中、芸がないとか、見苦しく反論しまくって、罰ゲームくらって、ちゃんちゃん。楽屋で、怖い先輩と談話する森三中。千原「大島お前このパターンでやっていけるとおもたやろ」。大島にんまり。きむにぃ愛の鞭で番組がちゃんちゃん。
 企画意図はわからないが、達者な芸人がつっこみまくれば、森三中はそれなりに面白いということがわかりますた。自意識を持つ前のラッシャー板前を芸でやっていたとすれば、これはこれで面白いと思いますた。女性にウケル要素がどこまであるのかわからないけどね。下衆ヤバ子やるなら、大島なの?黒澤面白いんだけどねぇ。なんか自分と同じような伸び悩み要因があるみたいな気がする。ガンガン歌舞いていけばいいのに。